此ノ木よしる, 変女 11, 2018
イチャイチャしているだけの11巻目。勃起分はいつもより高かった気がするのだが、それ以上にイチャイチャ分が強くて俺得。ってかもう完全に関係が恋人のそれなんだが。今君らめっちゃ楽しいでしょと杉田じゃなくても言いたくなる。
だが一番強烈な印象を残したのは流河である。高村のことは正直もうちょっと諦めつつあるようなのだが、仕方ないから男性器だけでも見たい、というなんかもう、なんかもう。間違いなく作中一番の変態です。
というか、千子は変女であっても変態ではないんだよなぁ。案外、健全で。高村のほうがよほど変態的で。そうするとあの血筋は変態の家系なのかもしれない。そして変態と変女に囲まれた杉田こそが実はホイホイなのかもしれない。
以下11巻感想。
恋人未満実質以上的な感じの関係
高村と千子の関係は、傍目から見るともう完全に恋人でしかないのだが、相変わらず付き合ってはいないらしい。これは主に高村がヘタレなせいだろう。まぁたしかに、千子は千子で妙に意固地なところがあるので、普通に告白してもあかん可能性はあるのだが、けっこう押しに弱いので押せばいけるだろう。まぁそれができないのが高村ではある。
しかし、お互いに好意を確信しているところがあり、まぁ否応なく関係を決めてしまう例の儀式はしないまでも、近すぎる距離感でイチャイチャする楽しい日々。千子はもともとパーソナルスペースの狭いほうではある感じだが、それにしても高村との距離感は近すぎる。既に恋人以上の関係にしか見えない。
まぁそういう意識は互いに共有しているのだろう。高村はついに、千子以外で勃起すると罪悪感を感じるようになってしまった。……これはなにげにすごいことだと思っていて、というのは、勃起レベルで彼女に操を立てられる男はそう多くないからだ。というか彼女ですらない。
千子が怒った理由
彼女ですらないのだが、高村の部屋に知らない女性の髪の毛があったことで、驚くべきことに千子激怒。この子も怒ることあるんだね。いや変わったね。
まぁ高村が知らない女性を部屋に入れたことそのものより、その後の高村の態度が気に入らなかった、というべきなのかもしれないね。そもそもヘタレ童貞の高村がどうこうできるはずがないのは千子が一番知っているわけで。
ただ、高村がとっさに土下座をしてしまったのは、高村がなにかやましい感情を抱いてしまったということで、それはつまり自分以外の女性に性的魅力を感じたことに他ならない。そして、そのことを気にしてしまっている姿が、千子は気に入らなかったのだろう。気にしているということは、その人を意識していることの表れであるし。
だがそれは、その人が特別魅力的に見えたから、ではなくて、高村が千子に対して一途な、あるいは一途であろうとする気持ちを持っているからである。だからこれはまぁすれ違いであって、ちゃんと話せばそれで済む話。
……なのだが、これは当然、恋人関係という前提があっての話。まぁつまり、この二人の関係って、既に実質的にはそういうことなんだよね。
千子の変化が感慨深い
しかしまぁ、千子がけっこう面倒な怒り方をするタイプだというのは意外だった。割と嫉妬深いほうかもしれない。以前はそんな感じでもなかったのに。あと、千子が、自分の魅力を意識するような描写が見られるのが、なにか感慨深い。
少なくとも、初期の頃の千子はそういったことに無頓着に見えたし、またパンチラをあまり気にしているようにも見えなかった。それが、高村に可愛いと言わせたがったり、くっついたときに勃起になる時間が以前よりもかかっていると不平を言ったり、変わったなぁ、と↓。

「えっえええ そう!?」じゃないですよ。なんだその反応。まぁ実にらしいんだけどさ。
このコマだけで、変態入ったいちゃラブ好きの琴線に触れるのは間違いない。自分で即勃起してほしいのか甘栗千子。
異性の容姿について評価するような発言も、変わったなぁと思う。あんまり気にしなさそうだったのに。そして、千子的に高村はイケメンらしい。実際ギャルからの評価も悪くないので、高村はもっと大人の立ちふるまいができれば、けっこうイケている部類なんだろう。流河からも好かれているし。
流河こそ真の変(態な)女
流河といえば、高村のことはもう諦めつつあるようだが、高村のち○こについては諦めていないらしい。どういうことだよ。それ一番あかんやつやろ。ついには所在ない休日の過ごし方が↓。

このコマは面白すぎた。ってかわかるわ。死にたい。俺もなんかそんな感じで検索することあるわ。死にたいわ。ち○こだと、案外そっち系のサイトばかりじゃなくて、色々なページが引っかかるんだよね。死にたい。
こんな休日の過ごし方は最低だ!と我に返った流河は猛省し、こんなんじゃ駄目だと行動する↓。

この子はもうダメです。この子こそ真の変女……変な女じゃなくて、変態女という意味で。
この必死な姿には杉田も同情を禁じ得ない。怒った千子に「パンツ見せて」と同じく土下座した、高村の斜め上のヘタレ姿よりも悲しいかもしれない。
だからだろうか、杉田は高村のち○こを見る手伝いをしてしまう。よほど可哀想に見えたのだね。杉田は高村をあまり甘やかすなよと千子を叱るけれど、杉田も流河に対して似たような感じだと思うよ。多分高村に対しても無意識でだいぶフォローしてきたんじゃなかろうか。まぁこの家系と相性がいいのだろうね。
で、めでたく流河は高村と杉田のダブルTをゲットしてご満悦。ってかあれ、高村のアレって千子は見たことあるんだろうか?まぁ勃起してなければいいのかな。いやよくねぇだろ。この漫画読んでいると色々狂うわ。
すっかり読むのが遅くなって、既に12巻も出ているので、近いうちに読もう。読んでいて幸せになれるハッピーないちゃラブ漫画嬉しい。またドラマCDとか出ないかなぁ。
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