女子高生と一つ屋根の下でキャッキャウフフなイチャイチャライフ。ただしJKは変態さん。…と見せかけてかなりウブでピュアだと思う。なにげにカップル系いちゃラブものっていう。
基本情報
2016年3月27日現在第3巻まで。作者は変態女子高生と新卒男子というまったく同じ構成の(一応)お仕事漫画SEを描いていた此ノ木よしる。SEの百香もなかなかの変態だったが、この作品のヒロインはもっと変態しかもクーデレ。納得のヤングアニマル。
だいたいこんな感じ
住み込みで便利屋で働くことになった、高村と杉田の新卒二人。そこそこちゃんとした大学出てそうな雰囲気あるんだけれど、就職難なご時世ということで。世知辛いのう。と思いきや、住み込み先の娘が変態美少女というミラクル。
そして、変態美少女にち○こを箸で掴まれたりオ○ニーをしただろうと問い詰められたり勃起を過剰に指摘されたり勃起の角度を褒められたり無人島でふたりきりで一週間過ごしたり風邪を引いたら添い寝してホワイトハンズしてくれたり出先でスカート履いたまま脚立に乗ってパンツ見せつけられたり自分をオカズにしてもよいという許可をもらったり朝起ちをガン見されたりなどという、まったくもってけしからんめくるめく変態的イチャイチャライフ。
変態的なのは確かなので、無理な人は無理だろうけどときめく人は半勃起。そう勃起。とにかくこの漫画、ち○こに始まりち○こに終わる。ち○こなラブコメといえば水あさとの男三女四なんかも思い浮かぶが、あれは変態ギャグの枠組みであるけれどこっちはもっと露骨にエロスな変態ラブコメ。最高やな。
ところで、作者は他にSEという漫画も描いていた(完結)が、そちらも主人公とヒロインの感じが酷似している。変態女子高生と新卒男子である。作者が変態な女子高生が大好きなのは間違いないにしても、新卒男子にもなにかしら思い入れがあるんだろうか。また、SEのほうはほとんどヒロイン可愛い!に尽きていたのに対し、こちらも基本そうではあるものの、なかなかどうしてカップリングとしてもけっこうおいしい。SEは一応(本当に一応)お仕事漫画だけど、こちらは完全にラブコメだからというのもあるかもしれんね。
↑変態的な言動は俺だけにしろ=俺は変態でもOK=変態行為もいくらでもOK。みたいな。男がちょっと照れてるのが良かろう。変態どもは変態どもなりに、変態的にコミュニケーションをとって、だんだんと近しくなっていくのがよい感じだ。話数が進むにしたがってどんどんラブがコメりだす。
人物
主人公とヒロインだけ。他に噛ませ犬全開の幼馴染な従兄妹も出るよ。その子もけっこう可愛いけれど、基本的には千子にジェラシーを呼び起こして恋愛感情を自覚させるという役割が主。
甘栗千子
↑さすがにこう堂々と言われると見せたくないな俺は。ち○こ大好き一人遊び大好きという、変態の夢が詰まった美少女。名前のこのギリギリ感。勃起を感知するという特殊能力を持っている。
なんだかんだいいつつも亮のことはだいぶ気に入っているようで、パンツ見られても胸揉まれても勃起したアレ押し付けられても怒らない天使。ただしノーパンの時は見られたくないらしく、またキス・本番は拒絶するなど(そりゃそうだ)、ずれているだけで本人なりに貞操観念はあるらしい。
クールビューティーな変態なのだけれど、2巻後半くらいから露骨にデレ始める。3巻になると、自覚がないだけで完全に恋愛モードに入っていることがうかがえる。恋に落ちた変態ってすんごい好きなんだよまいったなもう。
高村亮
↑何が「いいだろう!」だよ。千子との出会いであった。このオープンな変態ぶりは、SEの主人公よりも好印象。童貞らしい変態さとピュアさを兼ね備えている。自分もけっこう変態な癖に、千子のような変態女は好きじゃねぇ!と強情張るのはあれか、同族嫌悪か、照れ隠しか。
なんのかんのいいつつも、千子に対する好意がだんだん明確になってきて、その感情に振り回される自分に気づくという、ボーイ・ミーツ・ガールに必須(と勝手に俺が思っている)な男の恋の自覚もあって、なかなかよい。俺は好きだぞこいつも。
なにげに学力はそれなりであるらしく、オナニーだけが取り柄だと思っていた千子にショックを与えた。いつでも半勃起野郎。
総評
変態的でありながらしっかりラブコメしている。が、それ故に恋愛成就待ったなしっぽくて、付き合い後もあるのか、それとも付き合っておしまいになってしまうのか…個人的にはもっと長く読んでいたいんだけどなぁ…。恋する変態はいいもんだ。
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