『変女』14巻感想:変わった後の関係を描いてくれるラブコメは貴重

此ノ木よしる, 変女 14, 2020

この漫画もたいがいタイトル詐欺になってきた。だんだんタイトルが詐欺的になっていく漫画は良いものが多い気がする。

さて、晴れて正式にお付き合いすることになった高村と千子だが、本巻においてはもうただひたすらイチャイチャするだけだ。

既にだいぶ前からそうだったといえばそうなのだが、「名目的には恋人同士ではない」状態と「正式に恋人同士」という状態では心理的なものが大きく異なる。

ここらへん、明確に線引きして変化を描いたラブコメって、特に野郎向けではけっこう少ないと思うんだよ。以下14巻感想。

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付き合ってからもたっぷり描いてくれるのか?

本巻はついに高村と千子が正式に恋人同士になった巻で、まぁイチャイチャしてイチャイチャしてイチャイチャして終わり。なのだけれど、これってけっこう珍しいよなぁと思う。

ラブコメは関係性の変化を描くものだとは思うものの、それ故に大きな変化を一度描くとそれがクライマックスになってしまいがちだ。実際付き合って終了のラブコメは多い。

いつ頃からか恋人状態の二人の関係を描いたものも増えてきたように思うけれど、その手のは最初から付き合った状態で始まるか、1巻、なんだったら1話で付き合い始めていたりするし。

なので、13巻もかけてようやく付き合い、しかもその後のイチャイチャをエピローグ的ではなく、普通に漫画の続きとして描いているのは、実はけっこう珍しいのではなかろうか。少なくとも自分はあまり見たことがない。まだまだ続きそうでけっこうなことだけれど。

ただまぁ、最近だとかぐや様という大物が同じように付き合うまでの時間をたっぷりかけてかつ、付き合ってからのこともしっかりと描写していく流れなので、ひょっとするとこれがイマドキのラブコメの流れなのかもしれない。まぁ実際、いまさら誰と付き合うの!?みたいなのはコテコテ過ぎるよね……と言いつつそういうのも多いのではあるが。でも、大きな流れが変わりつつあるのかもしれない。

ひたすらおノロケ

さて、本作では付き合った後の話が描かれているわけだが、その内容ときたらひたすらに付き合いたての彼氏彼女がお互いのことを好き過ぎてヤバいどうしよう、というものだ。ひたすらをノロケを見せつけられる。読者の感情移入の相手は主にそのノロケを見せつけられる杉田となる(っていうか杉田の髪型変化ビックリだよ。なにげに本巻で一番の驚きだわ。主要キャラクターが髪型変えるってあんまないよね)。

正直、このおノロケ劇場が第一巻だったと相当厳しいというか、いちゃラブ好きの自分でも続きを読むか悩むだろうと思う。が、本作の場合はここに至るまでの二人のことをよく知っていて、共感の礎が出来上がっているので、ノロケているだけでも十分に面白いわけだ。

また、関係が明確に"恋人"になったことで、スキンシップなどが色々とグレードアップしている。

此ノ木よしる, 変女 14, 2020

↑この千子が毎朝高村のアレのたち具合を調べている、ということなども、二人が恋人だから許されることだ。さすがにいくら実質的に恋人以上だったとしても、断りもなく相手のデリケートな性的部位を触って良いはずはないからね。いやまぁ恋人同士でも正直どうかと思うんだけれど。そこはまぁこの二人なので。

ってか、毎朝触っているのは俺もちょっとビックリした 笑。

杉田と流河の関係

とまぁ、そんなわけで高村と千子はこれから思う存分イチャイチャを続けてくれるらしい。終わらないのはよいことだ。

一方で、高村と千子が付き合ったことでフラれることになってしまった流河だが、ここは杉田との間がそれっぽい感じになっている。杉田は既に流河のことを好きだと意識しているように見え、ラブコメ的には安定した高村・千子よりも杉田・流河のほうが要注目かもしれない。

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