次の5巻で最終巻。
一つの町を舞台に、オムニバス形式でいろんな人たちの話。大枠としては、そろそろ舞台の種明かしも近づいてきたかな?
相変わらず、一つ一つの話が短いラブコメであることが多く俺得。河野と増田の話もあったし。今回はあまりしんみりした話はなかったな。以下感想。
王道らしい王道も短編の特権か
河野と増田は、後輩も交えて他人の恋愛に手を貸しつつ、しれっと仲が進展しているような感もしよかった。話としては定番なので、新鮮味があるってわけじゃないんだけれど。内容的にも、幼馴染で、疎遠になりつつある男女が、一念発起で恋人関係に!というなんだか100回くらい見たことある気がする話。でも絵も話も綺麗なので、定番だからこそ楽しめるというか、この漫画は全体的にしんみりした話もちょいちょいあるので、お約束ながらもこういうカップル(カップルじゃないけどカップルみたいなもんだよね)の話が定期であると、ニヤニヤできていい。
実際こういう純粋真っ直ぐな王道の話ができるのも、短編の特権かもしれない。長編だと、ちょっと飽きそうだしね。でも、人が死ぬようなナイーブな話の中に織り交ぜられていると、トリッキーなメニューの中にあるいつものご飯という感じで、落ち着く。
ばーちゃんに欲情しなくてセーフ
といっても、本巻に関して言えば、あまりやるせない話や因果応報的な話もなかった。ニヤニヤできる話と、ほっこりできる話。強いていえば、ばーちゃんが孫の食欲を奪ってついでにガールフレンドにもフラれる話が、ほっこりしつつも多少ナイーブなところもありという感じか。
実際4巻で一番気に入ったのは、このばーちゃんと孫の話だなぁ。食欲がなくなるということの絶望から、最終的にはばーちゃんのことを思い出しつつ食の大切さを再認識するという、多分に教訓的な話で、最後にラーメン食うところはほんとにうまそうだった。夜中に読んでたもんだから飯テロで腹減って作っちゃったよもう。デブったらどうしてくれるんだ。でも腹が減るのはいい漫画の証拠だよな。
おまけのおっぱい揉まなくてセーフ!遺伝子が拒否ってたんだ!に笑ったw 若い頃のオカンとかばーちゃんに性的なことして後で気づいたら一生モンのトラウマになるw
ってかあれやな、こういうオムニバス形式の話って、ちょっといい話とか、ちょっと楽しい話、みたいなのが詰め込まれていて、一気には読まないけど、ちょくちょく読むと楽しい。長編だと鼻白むような王道ラブコメもニヤニヤできるし。また気が向いたら、最終巻の5巻を読もう。オムニバスとはいったものの、人というより街そのものが主役という感じがするね、この漫画。
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