『あつまれ!ふしぎ研究部』8-9巻感想:大祐くんがモテ男になってる

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エロス先輩が表紙で売上アップ間違いなし。この漫画思っていたよりだいぶエロかったわ。

ラブコメヒロインとしては必ずしもプラスに働かない全方向性エロスの多かったことね先輩だが、8-9巻ではそれなりにクローズドなエロスも多かった……かもしれない。ことね先輩にまだヒロインの芽はあるんだろうか。鈴も。

以下8-9巻感想。

目次

鈴はまだアリなの?

鈴が大祐に水着を選んでもらう回で、「大祐が自分の水着に興味を持つはずない」と考える鈴を見て、鈴は自分に自信がなさすぎる故に、勝手にヒロインレースから降りたのかと思った。やっぱり運動会で「好きな人」の手違いを本編でフォローされなかったのが痛かった気がする。ラブコメ的にはやっぱりきちんとフォローしないといけない場面だったと思うし。まぁやると重くなるけど。鈴はコンプレックス絡むから重い。

鈴のフォローされなさ具合は、本作では顕著な特徴の一つかもしれない。これは本巻ではないが、お花見回において、車の後部座席で大祐をことねと鈴がサンドイッチするのだが、急ハンドルで大祐の腕がことねの胸に当たる一方、鈴の胸はスルーするネタがあるが、あのとき大祐はそれに気づくことすらなく、ただただ鈴のコンプレックスを刺激するだけであった。可哀想は可愛いなんだろうか。

いやまぁ、鈴の話はちょこちょことあり若干のフラグはある。大祐のものと思われたリップクリームを、躊躇う千晶に変わって塗り、そのうえで田中さん由来だとわかったら途端に不機嫌になるなど、まったく完全に降りたわけじゃないんだよなーとは思いつつも、ハーレム系の体裁を整えているような感もある。ただ妹がなにげに大祐の恋人として鈴推しだった(9巻最後の神田家との花見回)のはポイントなんだろうか🤔

他の皆さん

部長のことねも鈴同様、大祐との色っぽい話自体は定期的にあるものの、千晶と比べると明らかにヒロイン度が一段、いや二段か三段くらい差がある。無差別エロスの多さがラブコメ的にはつらいところか。

正式な部員になった和香は恋愛指数は高いものの、どうにも出番が少ない。まぁ他3人と比べるとちょっと扱いづらそうな感じはあるよなー。

高浜さんとか田中さんとか、サブの立ち位置のほうがのびのびとヒロインやれているような気もする。というか田中さんは、高浜さんの同人エロゲ主人公成分をうまいこと中和して、普通の純愛ラブコメヒロインみたいな立ち回りさせることもあるのすごいわ。

まぁなんとなく勝敗は決しているような感じはしつつ、決め手もないのでハーレムものとしては成り立っている感じ。最初のベクトルの違いが、続けていくと差になるんだなぁと、ちょっと感心した。

千晶応援隊

個人的にへぇと思ったのは千晶の弟だ。ラブコメにおいて、姉を主人公とくっつけようとする弟キャラは存外珍しい。だいたいこういうのは妹キャラがやることが多く、なんならそのままヒロイン化する。最終的に主人公の妹とお近づきになりたいというスケベ心があることを加味しても、地味に珍しいキャラだなと思った。ヒロインの弟ってお邪魔虫になることもけっこうあるしな。

まぁお邪魔虫キャラみたいな不快指数の高いキャラが一切出てこないのは、本作の特徴でもある。ストレス性一切ないのに面白く読める貴重な漫画。10巻も読むでござるよ。積んでるから。

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