漫画は高い娯楽になってしまったが

当サイトはラブコメ漫画の感想ブログであり、数百作品を取り上げて1,000以上の記事を書いてきた。まぁそんなに書いていると、だんだんと自分の求めているものがおぼろげながら見えてくるような気もする。

こんなサイトをやっている俺にとって、安牌で楽しめるのは年頃の男女二人がイチャイチャするだけのカプものである。特に表紙がヒロインだけとかではなく、しっかり男女二人揃ってイチャイチャしていると、かなり有望と考えてポチる可能性が高い。

だが何の情報もなく1巻を660円で買えるかというとそれは難しい。漫画は高い娯楽になってしまった。

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他のエンタメが安すぎる

漫画が高い娯楽になってしまった、とはいうものの、それは漫画が高くなったのもあるが、それ以上に他のエンターテインメントが安くなってしまったことのほうが大きいだろう。なにしろ、Amazon Priveなんか年額4,900円で映画見放題。dアニメは月額432円でアニメ見放題。Spotifyなら月額980円で音楽聴き放題。

一方、漫画はKindle Unlimitedならば980円で読み放題だが、作品のラインナップは無いに等しい。というかぶっちゃけサンプルが1話から1巻になっただけだ。660円の漫画を2冊も買えば、音楽なら一ヶ月聴き放題だし、もう1冊買えばアニメも見放題、さらに1冊買えば映画も見放題だ。さすがにちょっと安すぎませんか……。

とはいえ漫画も高い

とはいえ、漫画一冊660円もそれはそれで高い。昔より高い。それに対して、俺たち日本人の収入は昔より下がっている(世帯所得の中央値や世帯人員数の移り変わりをさぐる(2020年公開版)(不破雷蔵) - 個人 - Yahoo!ニュース)。収入は増えないのに、税金と社会保険料ばかり上がるものだから、手取りは昔よりも相当少ない。こんなの世界でも日本くらいのものである。その傾向はこれからも続くだろう。死にたい。

というわけで、一人あたりが漫画に費やされる金額は減るわけだが、そのために漫画は単価を上げるという戦略を今後も取ると思われ、今より価格はさらに上がるかもしれない。門外漢からすると、出版というビジネスモデルの限界としか思えないのだが、今の所変わりそうにない。

電子書籍のセールが救い

唯一の救いは、電子書籍のセールである。電子書籍はたいてい何かしらの機会でセールがあるので、そのときにひっそりと遅れ馳せながら1巻をポチる。別に流行を追いかけているわけじゃないから、5年前だろうが10年前だろうが知ったこっちゃない。

ただまぁ、10年前のニッチなラブコメはBOOKOFFでお安くなっていることが多々あるので、そういうときはBOOKOFFで頼んで自炊したりする。作者さんに還元されないのはアレだが、まぁしかし10年前のニッチなラブコメを660円で買ってもらおうというほうがもともと無理な話だと思うのだ。

自分のような独身貴族で、比較的自由にできる金が多い者でもそんな感じだから、一般人が漫画に回す金などたかがしれている中で、漫画はどうにも高すぎるよなぁと思う。月500円で映画やアニメが見放題になってしまっている世の中で、得体のしれない漫画一冊600円は中々ねぇ……。

漫画アプリもある

とはいえ、最近は漫画アプリなどで一定期間無料で読めるものも多く、金のない若者はそういったアプリで漫画を楽しんでいるのかもしれない。で、そういったアプリで頑張って追いかける気力も時間もないオッサンの俺みたいなやつが、単行本に金を払うというビジネスモデルなわけだ。

あるいは、よほど気に入った漫画で何度も読み返すことがわかっているようなものであれば、単行本を買うこともあるだろう。660円という価格は、一度読んで二度と読まない本に対しては高いかもしれないが、何度も読み返すものなら安い。それどころか、人生に少なからず影響を与え、愛読書の位置にまで上り詰めるようなものであれば(まぁあまり漫画を愛読書に位置づける人はいないかもしれないが)、値千金の価値がある。

でもでもやっぱり高い

しかし、そういう本は多くはないものだ。やはり、中長期的には単価を下げる方向しかないのではないかと思うし、電子書籍の値付けをうまくやれば、それは可能ではないかと思うのだが……変わりそうにないなぁと、ため息が出る。

考えていると気が滅入るばかりだが、希望はないものだろうか。

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