『ディーふらぐ!』原作ドラマCD第2巻感想:男たちの叫びと芦花の胡散臭さと之江っちのお兄ちゃんと船堀かわいい

created by Rinker
¥5,622 (2024/10/10 00:34:16時点 Amazon調べ-詳細)

原作 春野友矢, ディーふらぐ! 原作版ドラマCD II

ディーふらぐ!の原作版ドラマCD。この作品のドラマCDはアニメ化後のほうをアニメ版と銘打っているので、正確には本作は無印というべきなんだろうが、まぁ適当に。

ジャケ写のとおり、登場キャラのほとんどが女……にも関わらず、振り返ると風間と中の絶叫ばかりが脳内再生される不思議なドラマCD。っつーかドラマCDにおける中の目立ちっぷりはいったい。あ、あと芦花の胡散臭い声は印象的だった。船堀は姿が見えなくても可愛い

なんだかんだ、芦花が一応ヒロインしている点でも聴く価値ありかもしれない。あと船堀かわいい。以下原作版ドラマCD IIの感想。

目次

之江っちも出るよ

お話は前回に引き続いてまよチキのあさのハジメで、話の内容もドラマCD作り続編。船堀と之江っちが出るのが一番大きな違いだろうか。そのためか、ラブコメ分が強化されていた。

運良く中古で安く手に入れることができて、聴いたのはけっこう前だったのだが、感想記事を書くのを忘れていた。で、しばらくすると内容も忘れかけてしまっていたのだが、最近酔っ払って終電逃してなぜか4時間かけて歩いて帰るという謎の行動をした時に、帰り道でこれまたなぜかこのドラマCDを聴いていたという。夜道をニヤニヤしながら千鳥足で帰るオッサンとか事案だわ。まぁそんなこんなで聞き直したので感想書いてく。14巻も出たしね。

ラブコメ分強し

全体的に原作よりもラブコメ的なサービスをしてくれているのが嬉しいところだ。特に芦花派にとっては嬉しいところ。風間と芦花の夫婦設定での茶番とかね。まぁそれが風間お今際の際(じゃないけど)というあたりが捻くれてはいる。そして、そういう設定であるにも関わらずひたすら「お兄ちゃーん」と叫ぶだけの水。芦花にせよ桜にせよ、可愛いんだけれどそれ以上に胡散臭い感じが原作的でありつつ、ラブコメ的なサービスでもあり、とてもよい。

高尾と船堀はいつもどおりのラブコメ要員でストレートに可愛い。特に船堀については、原作ではやられない超ストレートなラブコメ展開が発生して嬉しい。

風間「船堀、俺と一緒に逃げてくれ」
船堀「はい?」
風間「頼む!これから俺と一緒に逃げてくれ!俺にはお前が必要なんだ!」
船堀「ひ、必要って……考える時間をください! 逃げるって駆け落ちしようって意味なんじゃ……そ、そんなわけないから!でも、でも、もしかしたらぁ〜」

ディーふらぐ!原作版ドラマCD II, 俺の船堀がこんなに可愛いわけがない

この会話だけで船堀派はテンションダダ上がりだろう。船堀についてはベタでいいのよ、ベタで。ちなみに船堀嫁の劇中劇もあり、船堀の「おかえりなさいあなた、お風呂にする?ごはんにする?それとも……わたし?」が聞ける。船堀かわいい。

船堀は心配になるくらいの天使なので、悪い奴に騙されないようにしっかりした人とくっついてほしい……と思うと船堀エンドも悪くないのかもしれない、と最近思うこともある。

それにしても、船堀と芦花含めた仮部の絡みはけっこう珍しい。ギャグテイストとはいえ、芦花vs船堀まであるのは貴重。ここも原作ファン的に面白いところではなかろうか(関係ないけどこの時芦花が(胸を)持て余すネタをしていて「おおっ」と思った。原作もモテアマネタあったなぁ。別にこれを覚えていたってことはなかろうが)。

高尾はいつもどおり素敵にラブコメ枠だし、風間兄妹のやりとりで之江っちの「お兄ちゃ〜ん」もあるし(しかも堅次の目の前で!)原作であったらいいのにみたいな展開がけっこうあって、良きドラマCDかな(実際「これを本編でやればいいのに」と言われていたようだし 笑)。

張り切る野郎ども

ということで全体的にラブコメ風味が強く、内容的には満足なのであるが、不思議なことに思い返すと野郎どもの絶叫ばかりが思い出されることも事実。まぁアニメも風間の絶叫ツッコミが最初に思い浮かぶしなぁ。

ってか中は制作陣に愛されすぎだろう。っていうか、これは声優さんの影響なのかな?なにかすごいことになっていた。

ってかキャストコメントは割と聞き流すことが多いのだが、本作については、風間堅次役の人がローテンション過ぎて笑ってしまった。普段あのテンションなのに作品ではあんな叫んでいたのか。すげぇな。

そんな印象深い野郎二人と同じくらい印象に残っているのは、芦花の胡散臭さである。再現度がすごい。胡散臭いと言えば桜も芦花とは別ベクトルで胡散臭い。まぁふたりとも、本性隠して作っている感じ、ってことで。素を滅多に見せない。

会長は、己を隠さないという意味で実は仮部で一番付き合いやすいのかもしれない(先生は置いといて)。そんな会長とはフラグがたたず、胡散臭い二人には滅法気に入られるあたり、風間の人の良さが出ている気がする。

ドラマCDなら…ね?

いまさらディーふらぐ!のアニメ二期があればいいのになんて叶わない望みを言う気はないのだけれど、しかしドラマCDくらいなら実際なんとかならんだろうか。あれからさらにキャラも増えて、高不動とか準レギュラーくらいにまでなったのもいるし。

まぁでも一番はやっぱりアニメ二期なんだけれど……。アニメ化されなかった6巻以降にラブコメ純度が高いエピソードが盛りだくさんだからなぁ。風間母との顔合わせ話とか、せめてドラマCDでやってもらえないものか。。。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次