【第167話】ディーふらぐ!|カドコミ (コミックウォーカー)
167話きてた。
本作は2008年という僕がニコ動でキーボードクラッシャー見て天皇陛下万歳していた時代からの連載なわけだが、地味に17年かけてつくってきた世界観をキーボードのごとくぶち壊ししているようにも思え、マジなの?という感覚あり。まぁ元々芦花の闇属性とかはファンタジーだし、思えば最近(といっても年単位)の千歳再解釈の一連の話は、千歳のヒロイン化に目がいってしまったが、既に世界観ぶち壊しにきていたのかなと今さら思う。ただそのあたり、まだギャグの要素が強かったのに対し、今回はギャグを真面目に解釈したような感じ。在りし日の久米田康治が最終話付近でやるやつ。しかもその対象が桜っていう。
以下167話感想。本編読まずにこの記事だけ読んでる人はいないと思うけど一応ネタバレ注意報。
いやいやいや
桜宇宙人でした。
……?(困惑)
確かにこの漫画、超常現象的なことは今まで何度も起きているので、現実よりかはすこしふしぎな世界ということなんだろうけれど、それにしたって、いやいや、ぜってー後付けだよぉ……(身も蓋もない)。
まぁ、1巻当初からのキャラが実は宇宙人でした(唐突)は、ギャグテンションの中でなされる超常現象とは違い一線を超えた感があるね。や、ちょっと真面目が入るよね。レギュラーキャラの根幹設定でこれをやられると、作品の世界観全体が揺さぶられる。これがOKだと、色々なことがOKになってしまう。なんなら芦花も宇宙人で最終話になったら月に帰るくらい考えられるし、ってか芦花こそ宇宙人でしたが納得いくよマスコットだし笑。
まー実際、他ならぬ芦花が言っているっていうのもあって、多分マジで宇宙人なんだよなぁ。芦花以外だったら勘違いとか冗談とかもあるんだけれど。
不安なんですけど
しかしツキイチのご長寿連載で、別に最終話ってわけでもないのに20巻にもなってやられるのは驚き……ってか、冒頭にも書いたけれど、久米田康治が最終話付近で突然やらかすタイプの世界観揺さぶりなんよなぁ。ギャグを真面目に解釈するとこうなりました、というタイプのやつ。戻ってこれなくない不可逆ネタ。これがあるってのはつまり……「え、終わんないよね……」っていうそれだけ不安なんだけど。でもこの漫画、いつ終わっても大往生というかお疲れ様っした!としか言えないくらい続いているしなぁ。
なのでまぁ、正直桜がどうのというより、まずメタ的な意味で不安になっているんですけれど(っていうか今回の話の内容については、桜宇宙人でした以外言うことないので……)、実際どーなるんでしょーか……。
とりあえず一つ言えることは、桜は法の外の存在なのでお嫁さんにしてもオッケーになりましたやったねお兄ちゃん。もう全員宇宙人ってことでいいよ。
コメント
コメント一覧 (4件)
今まで芦花の闇属性から始まり、船堀の聖なる力、千歳の心霊ときて満を持しての桜のまさかのカミングアウトでした。
一応超常現象フラグの段階は踏んできているのでしょうか…
超常存在だと判明したので確かにこのまま正式な風間家の本当の妹(ヒロイン)になれるかもしれませんね。
これまでの超常は一応ギャグでおさまる範囲なんですが、今回のは真面目なんですよねぇ……まぁ桜らしい展開といえばそうなんですけれど。
個人的には一線を越えた感を感じてしまい、この先がちょっと怖い。ま、この作者さんなので何事もなく平常運転になるかもですが……。
之江っちは桜を姉と認めないのではないでしょうかw
唯一桜の気持ちを察している子でもあるので、義姉としてならやぶさかでもないか
料理漫画って、細かい描写とか設定はスルーして無心で読めちゃうのが良いですよね、ラーメン発見伝とか。
ディーふらぐ!については……ここにきて新機軸を打ち出そうとしてるならば、一先ず肯定的に評価しておきましょうということで…。
料理漫画は何書いてあるか一切読まなくてもだいたいスジが読めるのがよいところです(年寄並感)。
展開の突拍子のなさについては今さら言うこともないのですけれど、終末期にあるパターンの一つなので、純粋に店じまいの心配といいますか……杞憂ならいいんですけれど。