『ディーふらぐ!』16巻感想:やっぱり船堀可愛いそしてお父さんは心配性

積ん読消化にしても、このサイトの場合単話で見ているのであれなんだが、今さらディーふらぐ!の16巻。3年積んでた。19巻が出る?知らないですね……。

まぁでも本作に関しては時間感覚バグってるからつい1か月前に連載していた気もする。と思ったけど千歳がちーちゃん前(っていうかなりかかり)で、そういえばちーちゃん化したのってそんなに最近だったっけと思った。まぁ最近っていっても年単位だけどな……。

以下船堀可愛い16巻感想。船堀巻だったと思う。地味にお父さん巻でもあったかもしれない。

目次

単話感想

本サイトにおける単話記事ふりかえり。なんか読みながらこのタイトルで書いたことと同じ事考えた自分がいたので、人間には連続性がある。

並べてみると我ながらどうかと思った。単話だとツキイチ感想だから歯止めきいとらんなこれ。

ゲーム巻だよ

16巻は126-135話で、呪いのゲームに入る巻。千歳がまだギリギリ千歳やってた頃で今見ると懐かしいけれど、本作の歴史の長さを思うとたかだか3年前の単行本で懐かしいというのも、いったい最近になってどんだけ急展開になったのかと……。

もっとも、本巻え歳は目立たない。目立つのは例によっていつものすんごい高尾、そして聖なる船堀。船堀の可愛さが特に際立っている。単話記事のほうでだいたい語ったからいいかなって感じはしつつ、まとめて読むと船堀の可愛さが本当に際立つ。全体的に可愛い。まぁ正直イマドキの価値観だとくノ一衣装は大してエロくもなく、桜はヘーキだし高尾はちょっと気になる程度だが、船堀的にはアウトらしい。かわいい。

でもおむつの覚悟を決められる船堀カッコいい。船堀のおっかさん的強さは惚れる。船堀はいかにも守られ系に見えてこれで芯のある人だし、実際役どころ的にもどちらかというと皆を守っている方、ってか現実的に一番守られてるのは俺たちの風間堅次なんだなこれが。つまりヒロインは風間。しまいにパパにも守られる。お父さんは心配性……。

お父さん頑張ってる

まぁ実際、父が登場するところは、本作のちょっと面白いところではある。本作のワチャワチャした感じは、十代の少年少女だからこそのものであって、そこに会社帰りのお父さんが疲れて帰って来ると、一気に現実感が持ち込まれ、それがハチャメチャ愉快な世界観と衝突する。

実際ラブコメに限らず十代が中心作品の多くで親が絡まない、なんなら海外出張でぶっ飛ばされていることしばしばなのは、少年少女達だけで紡ぐ世界観にとって邪魔になることが多いから、というのはまぁあるんじゃなかろうか。母だけならまだしも、仕事で疲れたお父さんとなるとどうにもつらい。ゲンジツが強すぎる。

本作においても、風間父が出ると場の空気が少し変わる。呪いのゲームでてんやわんやという時に、親御さんご登場でガチな空気が出るのは、それまでのギャグ的な世界観とはやや異なるものだ。

もっとも、最終的にパパンは少女たちと一緒に呪いゲーに入って息子救出に行くのだが……いや、ちょっとハードボイルドな感じで、昔のお父さんって感じなのに、息子のハーレムラブコメに立ち入れるのは、すげぇなと思った。ハーレム系ラブコメなのにヒロインたちの間に大真面目な顔して割って入って、ヒロインズ差し置いて息子助けるのは、ハーレム系ラブコメ主人公のお父さん史上においてなかなかの快挙では?ニッチな快挙過ぎる。

まぁ真面目な話、普通に息子を愛しているお父さんって、普通過ぎて逆に新鮮ではある。

高尾が全部持ってく

色々な見方のできる本作だけれど、結局最後はいつも高尾部長、メインヒロインなんだなぁって。最後は全部高尾やからなぁ。すんごい……。

おまけ漫画はみんな大好き高不動なんだが、これも結局高尾っていうか、高尾は少しでもそれっぽい雰囲気出すと漏れなく絡んでくるマジ恋愛番長。なんでこの人サブヒロインの立ち位置でメインヒロイン(しかも割とウザめの)仕草完璧にこなすんだろう。

この時はまだちーちゃんになるとは思っていなかったな……。次回17巻感想。

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