『ディーふらぐ!』145話感想:恋愛カナリア高尾も鳴く千歳のヒロイン風

ディーふらぐ! 無料漫画詳細 - 無料コミック ComicWalker

145話きていた。今回はちゃんと即更新するよ。11月に新巻出るらしい。まだ単行本16巻の感想書いてない😭

前回で一段落かな?と思ったら、ちゃんとラーメン屋でストーリー展開されていた。てっきり次の段にいくかと思ったが。しかも、なんかまだ引っ張りそうな感じ。いやむしろこれから始まりそうな?

本作のラブコメバロメータである高尾が直接絡んでめちゃくちゃ意識しており、本格的にちーちゃん巻き込んだラブコメ話が進むのかもしれない。これには久しぶりに登場する桜も怪訝そう。というか千歳のノリが桜っぽい。これが千歳の本来の姿なんだろうか。かわいい。この千歳のキャラ変(というべきかは微妙なところだが)は、意外性があってよかった。

……芦花は絡まなくていいの……?

以下145話感想。

スポンサーリンク

これが本来の千歳なんだろうか

最初のページを見てまず思ったのが、なんか千歳が桜っぽいなということだった。まぁ髪を切られてしまってセミショートっぽくなっているのはまずあるんだけれど、事情を説明されたラーメン屋の親父が「サービスしちゃうよお!」と言ったときに「ありがとうございます♪」と適当な笑顔で相槌打つのが桜っぽい。

これまでの千歳は、こういう愛嬌振りまくような言動はしなかったように思える。桜はやるけど。その後の「ないない感謝感謝♪」とかもめっちゃ桜っぽい。まぁ桜ほど胡散臭い愛嬌を露骨に振りまく感じではないが、だいぶ柔らかく感じられるのは確か。もともとこういう子だったのか。今までずっと気負っていたんだろうか。

ラーメン屋のつまらないたとえに大笑いしたり、髪のこともあって気が引けている皆に対して「遠慮するなよ」と言うあたりは会長っぽい。また、落ち込む芦花に対して一言「芦花」と呼んで、察した芦花がラーメンセットを頼むあたりは、千歳と芦花の友人関係をそのまま感じさせて、らしいものだった。千歳と芦花の関係はずっと自然体だったのだろう。

そういう自然体を、芦花との関係だけでなく、そのまま皆に見せられるようになった千歳の姿に、タマちゃんは「まぁね…今のちーちゃんなら 好きにすればって感じねぇ」と少しさみしげ。それに応える笑顔も、これまでの千歳にはない自然な笑みで、タマちゃんは「可愛げがへっちゃったわぁ」とつまらなさそうである。まぁ、背伸びする千歳が心配な一方、懸命な彼女の姿が好きでもあったのだろう。

風間との距離感

色々と変わった千歳だが、一番特筆すべき変化は、やはり風間との距離感だろうか。そのやりとりの一部を切り取ってみる。

風間「なんでだよ…怪異克服したからあの話流れただろ?」
千歳「したのかなぁ?また別の怪異に遭遇するかもだし」

別になんてことのないやりとりなのだが、これまでの千歳にありがちだった険がない。千歳は芦花以外の人間に対しては少し居丈高なところがあったからね。上述したように、まず千歳自身が自然体で接しているのだが、それとは別に、風間個人に対する親しみがあるよな。

「いざとなったらあてにはさせてもらう」という千歳からは、人に縋る弱さではなく、人を信頼する強さを感じさせられる。人を信頼するって、難しいことだからね。その信頼の相手が風間なのだ。中との関係はまたちょっと違ったんだろうか。

高尾も認めるヒロイン感

さて、二人の距離感に対して露骨に慌て始めたのが僕らの高尾部長。本作の恋愛カナリア。高尾に意識されているということはそういうことです。なるほど。その後も桜が再登場して「いつの間にか仲いいですねぇ」と怪訝そうにされた時には、風間以上に「ないわよ!」と否定。「なんで……高尾が言うんだよ」と面白くなさそうな千歳。

芦花を通さず、恋愛番長高尾と二人で視線を交わしぶち当たっている……これは確実にヒロイン。高尾にライバル視されることが本作のヒロイン条件なので。あと之江っち。之江っちに警戒されたら一人前(なにが)。女神パイセンの好意に気づいたときのお前もかよって微妙に好感度下がる感じ好き。なお芦花に対しては同居して最後まで無警戒だった模様。

あとは桜か。桜も風間の異性関係を意識している一人。今回久々の登場となった桜だが、千歳の髪に驚きよりまず風間とやけに距離が近いことに気づいて怪訝そう。桜からしても、千歳と風間の接近は意外だったようだ。桜的に、この二人はどうなんだろう。

ところでなにかと桜っぽいなと思った千歳だが、そういえば基本的に外面を作っているという点で、桜と千歳は同じタイプだったのかもしれない。桜のほうがだいぶ面倒臭い作り方しているが。

今更千歳をヒロインにできるなら、桜もなんかあっていいんじゃないでしょうか……と地味に桜推しな俺。なんかまだこっからさらに展開させていくように見受けられるしさ、ええやん。今になって開花していく仮部ヒロインズ……もういらない子なんて言わせない。

それにしても芦……いや、彼女はもう……。

他の記事

ディーふらぐ! の記事

春野友矢 の記事

スポンサーリンク

2 thoughts on “『ディーふらぐ!』145話感想:恋愛カナリア高尾も鳴く千歳のヒロイン風

  1. さきたま古墳群

    初コメです最近感想読ませてもらってまっす。
    普通に考えたら親友の芦花と風間を取り合うヒヤヒヤ展開のはずだけど全くそうならなそうなのがすごいっすね…
    次の章はどうなるのか全然分からなくて楽しみっす
    最後のモブの発言的にちーちゃんvs高尾(vs桜)が始まるか…?

    返信
    1. tama

      コメントありがとうございます、と言いつつリプめっちゃ遅れてすみません。

      作者さんは照れ屋さんっぽいので、ひねくれた芦花がメインだからこそ他ヒロインで思いっきりラブコメできていたのかなという気もしています。
      仮部ヒロインはみんなポテンシャルあったけれど、そのポテンシャルをあえて殺してきたのかなーと。
      そのうちに、芦花もスーパーヒロイン力を発揮しますきっと。
      個人的には、ちーちゃんと芦花が友情を保ちつつ恋愛バトルしてくれんかなとか思っていたりします。

      返信

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です