『ディーふらぐ!』143話感想:千歳メインヒロイン伝

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143話きていた。

正直今になってここまで千歳掘り下げるのビックリだし、なんならヒロインズで一番いいキャラしてるんだが。この話が10巻くらい前にやられていたら、高尾・船堀に食い込めるくらいのヒロイン力だったかもしれない。二人とまたタイプ違うし。それとも今からでも……?🤔

描かれ方的に、ヒロインというか主人公味すらある。物語の中心にいて、風間が少女漫画のヒーロー役みたいな感じになっている。基本的に風間を中心に展開される本作でこれはちょっと珍しいんじゃないか。

以下143話感想。

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千歳が中心

ちーちゃんが風間を始めみんなに甘えて可愛い話。もっというと、甘えているんだけれど甘えていることを認められない意地を張る千歳が可愛い話。

本当に今になって千歳ってのがまず驚きだし、その描かれ方が本作の中でも特別感あってまた驚き。というのも、ここ数年(時間スケールが笑える)、高尾や船堀にフィーチャーされた話は多かったので、ラブコメ的ヒロインムーブという観点から見ると、千歳にヒロインとしてのスポットライトが当てられたというだけかもしれないんだが、今回の場合物語の中心にいるなぁ、というのが。

だいたい風間が中心だったからね。本作はギャグ漫画だけれど、まぁ楽しみ方としてはどちらかというとギャグ多めのゆるいハーレムものって感じで、良いハーレムものはヒロインではなく主人公を中心に物語展開するもので(少なくとも俺はそう思う)、この漫画もきっちり風間がちゃんと主人公していた。風間不在だったのは芦花との勝負後しばらくの毛生え期くらいだと思うが、クロノ・トリガーでクロノがいない時のような寂しさを感じたものだ(たとえが古い)。

なので、千歳を中心に物語が展開されていること自体特殊だし、さらにこの内面の掘り下げられ方は、これまで散々出番のあった高尾や船堀でもなかった。高尾や船堀はその可愛さをそのままどんどん出していこうねって感じだったけれど、千歳は変化が描かれている。人が今まさに変わろうとしているような描写は、本作で初めてなんじゃなかろうか。さらにそれが人間関係の変化にも直接関係している。

メインヒロインの風格

この描かれ方はヒロインの中でも主人公的であり、というか風間ですらされていない(まぁそういう漫画ではない)ので、とても際立っている。人間模様は千歳を中心に描かれ、普段の風間との関係からは見えないタマちゃんや芦花の顔も見られる。千歳にとって、タマちゃんは厳しくも目指すべき父親であり芦花は厳しくも優しい母親……どちらも厳しい……のような感じだったのだろうか。

天性の2人に対して、努力して追いつき追い越そうとしている千歳は、本質的に仮部で一番風間に近い性根をしているのかもしれない。リーダーシップの面でも、タマちゃんはカリスマがあって周囲を使っているという感じだが、千歳はどこか頼っているという風にも感じられる。実際、中との関係はそういう面があると思う。まぁ頼るのもリーダーシップの一面だが、タマちゃんのような比類のない強さとは違うな、と思う。

タマちゃんマジ厳しいから風間にも「甘やかすな」しか言わないわけだが、それにしても「甘やかして悪いこともねーんじゃね?」と提案する風間に涙目で「どうゆうことぉ!?」ってちーちゃん化する千歳あざとい可愛い。この振れ幅のでかさは大きな魅力である。

で、最後に「もっと甘えとけよ私」からの風間さんかっけー甘やかシールドで、風間に主人公のタスキを渡してヒロイン化するわけだが、この強烈なヒロインムーブは正直やっぱりマジかという感じはする。しかし千歳がヒロインムーブかますなら、芦花にとっても、親友系三角関係というある意味美味しいヒロインチャンス到来なんだが、この女マジでこの期に及んでもごくりんこしてるだけじゃないだろうなごくりんこしてるだけそうだな。

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