137話きてた。烏山千歳の進路相談。久しぶりの生徒会面子。……生徒会の面子、漫画としても仮部より実は人材豊富なんじゃなかろうか。千歳・中に加えて、千歳シンパだがしれっと中ともSMプレイを楽しむ秋津、「肉の感触……」の一言で衝撃を与えた西永先生の妹、そして因縁の先輩・タマちゃん……これだけで十分作品にできるというか、生徒会は完全にライトノベル構成。ただ主人公は中になるな。中は主人公にしちゃうと多分しんどいんだよなぁ。濃すぎて。
いやまぁ、風間パイセンちゃんと主人公していますがね。生徒会絡むと脇になりそうだが、どうかなー。生徒会系の話がまたしばらく続くのか、それとも幕間的なものか、どうなんだろね。
どうでもいいけど、先生からガチ相談される風間はもう誰からも不良だと思われてないのは間違いない。以下137話感想。
仮部はジェンガ
今回は千歳回……なの?名前だけで当の本人が出てこないのでな。まぁどっちかっていうと、生徒会編になるのかもしれない。最後のページで久しぶりに出てきた生徒会の面々見ると、正直「仮部よりこっちのほうがバランスいいよな」と思う。
というかまぁ、仮部がバランス悪すぎだった説はある。まぁ芦花のための部活だから仕方ないのかもしれない。芦花は自由気ままなトリックスターで、あんま部長とかリーダー向きの気質ではないからなぁ。面子は揃っているはずなのに、仮部が今ひとつパッとしないのは、正直芦花がリーダーやれてないからだと思っている。
誰が頭張るかでチームとしてのまとまりって全然違うからなぁ。生徒会、本家ゲーム部、風間一派、それぞれよくまとまっているように見えるが、千歳、高尾、風間がちゃんとリーダーやってるからってのは大いにあるだろう。
まぁ、仮部も風間が入って芦花を下支えするようになって、だいぶまとまったのはよかったね。でも芦花は、仮部で部長やるより風間一派で紅一点やるほうが実は楽しいだろうなぁ。……ぶっちゃけ桜もそうなんだよね。桜は芦花に敬意こそ払っているけれど、懐いているのは風間なんだよな。
ただ芦花も桜も、風間本人は多分チームに入れたくないだろう。無茶苦茶だから。でもなんか勝手に居着いていて、他のチームメンバーからは仲間だと思われており、なし崩し的に認めることになるみたいな、そういう流れになるだろうか。なにげに子王も入る可能性あるし、そうなったら文武完璧でこれ風間一派マジで府上学園の天下取れるやろ……。
千歳はやっぱりちーちゃんなので
何故か仮部と風間一派の話をしてしまったが、今回の話は生徒会です。千歳の進路が「退魔師」であることを教師陣が問題視しているのだが、それは個人の勝手だと考える風間はあまり乗り気ではない。
まぁそりゃそうだろうという話なんだが、ここでタマちゃんから「ちーちゃんは心配」と説得されて、「やっぱ止めさせよう」となる。この二人はやっぱりバランスいいね。
ってかタマちゃんマジ有能。タマちゃんはリーダーやれるし我道も行けるし人を見る目もある、割と作中最強キャラ。タマちゃんは大学どころか、中卒でも起業して成功しそうな感じある。
一方、千歳はアレで堅実派だから、あんまり変な道には行かないほうがいい気がする。良くも悪くも、芦花の影響を受けすぎなんだよね。でも、千歳はフツーに大学行ったほうがいい。
だからまぁ、ここは周りが正してやるべきなんだろう。生徒会だと上下関係があるから、フラットな関係の仮部面子、その中でも風間を選んだ大沢先生の判断は正しいだろう。正しいが……。
この風間の信頼の厚さよ。もう誰もコイツのこと不良だと思ってないのは間違いない。まぁ実際、特に不良らしいことしてないんだよな風間。第一話で仮部からゲームを拝借しようとしたことくらいだ。それもアニメではカットされてしまった。まぁ今にして思うと確かに風間らしからぬことだったかもしれない。
ところで今更すぎるんだけれど、大沢先生は先生じゃなければだいぶ活躍できていたんじゃなかろうかとふと思う。いや、多分、仮部で一番風間との相性がナチュラルにいい人なんだよね。とかく風間に対して厳しい仮部面子(しかも厳しさのベクトルが全員違う)の中で、唯一風間と普通に仲良くやれる人じゃなかろうか。ファンブックでは作者さんそんなようなことを言っていたなぁ。
続くのかな?
そんなこんなで、千歳に退魔師の道を諦めさせるべく、本人不在、というより仮部不在の話が始まる……のだろうか。柱に「バトルスタート」とあったので始まってほしい。
それにしても、風間の想像で描かれた千歳の退魔師姿がめっちゃ似合っていたことよ。あと「タマ先輩」「タマちゃんね」のやりとりがなかったのが悲しかった。
まぁでも続けてくれたらなんでもいいです(毎回言っている)。続き物がスタートすると「よし、しばらく終わらんな」と安心する。
コメント