『亜人ちゃんは語りたい』4巻感想:亜人の生活感が面白いね

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亜人的ラブコメ4巻……なんだが、正直ラブコメ要素は薄め。いや、ないわけではないんだが。ただ、ラブコメとしてというよりは、亜人がこの社会にマイノリティとして存在したら、というもしもの日常が単純に楽しい。物理学的な考察なども加わって、作者さん(ペトス)は本当にこういうの考えるの好きなんだなーと。

最初読んだときは教師・生徒もののハーレムラブコメかと思ったし、実際狙ってそういう風に描かれていたようにも思う。でもそうでもないなぁ、これは。評価を改めないと。うーん、今のほうがいいな。

以下感想。

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亜人のいる風景

個人的に面白く読んだのが、物理学の助教で高橋先生の旧友によるデュラハンの物理的考察↓。

ペトス, 亜人ちゃんは語りたい, 第4巻
ペトス, 亜人ちゃんは語りたい, 第4巻

ははは何言ってんだ。ここまでこういうアプローチはなかっただけに、世界観が広がって面白いね。この話に町はとても感銘を受けて、将来学者になって自分の身体のことを解き明かしたいと、なんとなくそんな道筋を見出す。その姿に教師冥利につきている高橋先生。

なんかね、ラブコメっていうか、こういう亜人のいる日常、みたいな風景が単純に面白かったな。マイノリティの社会的扱われ方という点では、現実的なんだよね。亜人というファンタジー要素と、現実的な生々しさの交差するところが、まるで本当にこういう社会があるような気がして、面白い。

ラブコメ度は低いけれど

前巻でヒカリがあまりにもヒロイン力なかったので、そろそろ挽回してもらいたいと思っていたけれど、本巻でも特にヒロイン力を高めることはなかった。でも、それでいいのかな。

まったくそういう要素がないわけじゃないし、特に1巻ではかなりラブコメ路線を狙ってた感はあった。だいたい亜人が揃いも揃って女子生徒っていう時点で、それはやっぱりそういうことだったと思うし。でもそれは必ずしも作者さんの描きたいものだったかどうかというと、そうでもなかったのかな。

知らんけどさ、ただ今の感じのほうが、「らしい」感じがする。うむ、いいじゃないか。っていうか早紀絵先生が可愛すぎるから高橋先生は早紀絵先生とくっついたらいいよ!飲みに行く話読みたい↓。

ペトス, 亜人ちゃんは語りたい, 第4巻
ペトス, 亜人ちゃんは語りたい, 第4巻

早紀絵先生可愛い!きっと枝豆とか頼んじゃうんだろうな!ラブコメ度低くてもいいとは言ったけれど、やっぱり早紀絵先生はもっと出してほしいわ!今回ちょっと出番少なすぎやったし、次は高橋先生と早紀絵先生のラブコメお願いします!!

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