コトヤマ, だがしかし, 第11巻, 2018
全11巻にて完結。
マンネリがうまい漫画だったし、駄菓子なんて無数にあるだろうから、もっと続けてほしかった気もするし、いいところで締めてよかったとも思う。
まぁ最終的にはココノツは結局誰がいいの?ってとこだよねやっぱり。ラブコメ分もラストスパートだ。
以下10-11巻(最終巻)感想。
まだ感想書いていなかったとは
この漫画の最終巻出てもう1年近く経過するのだね。最終巻が出て割合すぐに読んだ記憶があったから、感想記事も書いたとばかり思い込んでいた。書いてなかったとはね。そういや年末年始はプライベートが酷い状態で、例年のように振り返り記事を書く余裕もなかったから、気づかなかったんだなぁ。2018年の漫画は書き忘れている多そう。
ってことで、読み直して感想。読んでみて全体的に思うのは、この漫画はいっときの幸せをくれる良い漫画だなぁ、と。やっぱりラブコメに求めるのは癒やしだから。良い漫画は、何度読んでも良いものだ。
ラブコメ的な見方をするなら、女性陣の可愛さは皆が認めるところだけれど、男性陣も負けず劣らずいい味出してるよな。ほたるさんの兄こと紅豊のセリフと表情は個人的にツボなのがちょくちょくあって、趣味で集めている印象深い漫画のコマ画像フォルダにもいくつかエントリーした。
↑この「幸せってなんだ……?」は特に印象深くて、即保存してしまった。なにをしているんだろう俺。紅豊は良い顔をする。
人間模様が魅力的だったね。まーハイライトはやっぱりラブコメやけどね。気になるのは、それでココノツは誰がいいの?ってことだろうし、またほたるさんは実際のところココノツのことどう思ってんの?ってことだろう。
け、結婚だと…?
……正直、ほたるさんは恋愛的な感情が欠落しているんじゃないのか、という風に見えるので、自分はラブコメ的にはサヤ師推しだった。だからまぁ、エンドもできればサヤ師寄りになってくれないかなー、と思っていたのだが……。
これは……どうだろう、かなり厳しいな。なにしろほたるさん、「結婚」というワードまで口に出しているし。どこまで本気かわからないけれど。いや、このお人はこういうことにかけては本気だ。ココノツの意思次第では、ココノツほんとにほたるさんと結婚ルートある。マジかや。
いやー、どうなんだろう。まぁ現実問題、法律的にココノツはまだ結婚できないので、実質的に猶予はあるのだが……ねぇ。ほたるさん、待てる女だろうし。ってかおまけ漫画のほたるさんのセリフ怖い。
「最終的に私のとこに来るなら 何してたっていいわよ」
コトヤマ, だがしかし, 第11巻, ほたるさんの台詞
怖い。なんだろう、これは懐が広さとかそういう感じではないわな。ほたるさんこういうタイプだったか。この感じは、普通の恋愛感情とはちょっと違うよな。まぁ実際、ほたるさんは普通の恋愛感情みたいなのとはちょっと離れたところにいるんだろうなと思う。だから、ほたるさんルートは恋人じゃなくて即結婚ルート。結婚は、恋愛感情ばかりじゃないからね。でも妙な独占欲は強いんだねほたるさん。ココノツがサヤ師とよろしくしても、特に気にもとめなさそう。。。
ココノツはどうだろうなぁ。ほたるのこと好きは好きだろうけれど、結婚となると急にナイーブになるのが男というもの。
サヤ師とかはじめちゃんとか
サヤ師と青春ぽいことしているほうが単純に楽しいんじゃないのかなぁ。ほたるの言葉にプレッシャーを感じたのはココノツばかりではない。サヤ師の中で、ほたるはある意味別枠だったと思うんだが、こうして結婚という道が明示されたうえ、たとえココノツと恋人になったとしても、それでほたるが諦めるわけではない、ということだからこれはキツイ。まぁほたるはサヤ師のことも好きだし、本人たちの意思を一番に尊重はするから、サヤ師がココノツを独占したいと思えば(普通はそう思うけど)、手を引きそうだけどさ。でもプレッシャーだよねこれ。ココノツ、結局最後までサヤ師には恋愛感情めいたものを示さなかったな……。
なんならはじめちゃんもぶっちゃけいけばいっちゃえそうである。月が綺麗に過剰反応するあたり(オタク界隈でこの言葉がここまで膾炙されたのは何故だろう?)だめっぽい。ココノツはダメなおねーさんにモテるんやね。はじめちゃんもう20歳なのにそこそこ年下のココノツ意識しすぎていて可愛い。はじめちゃんビールしこたま飲んだ後にシメでチューハイ飲んでそう。
まぁ、とりあえずココノツは結論を急がずに豆くんと遊んだり豆くんと遊んだりするのだろう。それでいいと思うぜ。まだまだ若いのだし。それが遠回し的にサヤ師ルートでもある。
あー、またそのうち、ビール片手に駄菓子食いつつこの漫画一気読みしたいわ。面白い漫画をありがとうでした。
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