花見沢Q太郎, Cue 1, 2016
え……普通……。
いや、なんかこう、花見沢Q太郎という作者さんのイメージと違うなぁと思ったのだが、まぁでも俺は氏の作品をそんなに知っているわけではないし……こんなもんなんだろうか。以前読んだ短編だいぶキレていた印象があったが……。
あらすじとしては、問題児軍団のアイドルグループがマネージャーとファンとサポートの元、武道館ライブできるようになるまで、のサクセスストーリーなんだが、ストーリー超真面目。お色気要素は最初のパンチラくらいか。
普通過ぎて逆にビックリした。以下1巻感想。
アイドルもの
ヒロインがアイドル、というパターンはラブコメにおいてはよくある一つなのだが、今回は視点主人公が29歳のマネージャーということで、恋愛的に発展するかというとちょっと厳しい。まぁ十代とはいえ一回りくらいであればありうるものの……というか仕事のパートナーで恋愛ってのはどうもなぁ。
などという考えが先行してしまう俺なので、同年代の男の子がサポートに回る系でもない限り、アイドルヒロインというのには食指が動かない。というより、皆のものであるアイドルは、唯一無二の関係を紡ぐラブコメとは本質的に相性が悪い、とすら思っている。
というか実際この漫画多分ラブコメじゃないし。お色気要素も控えめで、一応最初にちょっとヒロインがパンツ見せるシーンはあるけれど、逆に言うとそれくらい。いや別に見たいわけでもないんだが。
マジメなお話
いやまぁ、別にラブコメじゃないからどうだって話なんだけれど、このサイトのテーマ的に触れておきたい部分ではあったので。必ずしもラブコメを期待していた、というわけではないです。
ちょっとあまりにもマジメなストーリーだったのでびっくりしただけです。なんなら熱血ですよこの漫画。以前作者さんの短編を読んで、なかなかキテる人だなぁと思っていたので、こういう話描くんだー、っていう。
それとも最後に変などんでん返しが…?ありそうな感じでもないな、っていうかあっちゃいけないな、このノリだと。
少女たちの成功を祈るオッサンたちが熱いといえば熱い。今どきはアレだねぇ、おじさんを武道館に連れてって、が浪漫なんだねぇ。考えさせられるわ。
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