漫画を安く手に入れたい

このサイトで取り扱った作品の一覧は「作品別記事一覧 – 少年は少女に出会う」にあるのだが、もう自分でもわかんないくらいの作品について取り上げている。数百作品ある。長いシリーズのものもある。

今まで漫画にかけた金額を考えると普通に車買えるなと思う。まぁそれでも大人になれば趣味としては安い部類に入ると思うが、子供にとってはそうでもないだろうし、まぁ金はかからないに越したことはない。

ということで少しでも安く手に入れるために俺が実践していることをツラツラ書いていくが、別に特殊なことはしていない。

目次

電子書籍のセール

これが一番王道でかつ、作者さんの収益にも繋がるのでよいと思う。電子書籍は頻繁にセールをしていて、半額くらいなら割と狙い目なので、いますぐ欲しい新刊ほしい!とかでなければセールになるのをじっくり待つのは良い手。

基本的には「キンセリ(Kindleセール情報まとめリストを1時間ごとに更新)」を監視することになる。Kindleの情報だが、だいたいセールなんてのはどこも一斉にやるからね。セールは版権の都合上出版社毎なので、重要なのは出版社。各社の方針を知っておくと、「この漫画そのうち安くなるのかな」の目星がつけられる。

よくセールしているのは、角川系列(今のニコニコカドカワ祭りやってるね「Kindleで角川系のセールしてるからラブコメ的によさげな漫画紹介する – 少年は少女に出会う」)。ちょいちょい目立つのは一迅社(ヤングアニマルとか…変女とかある)、秋田書店(チャンピオン系とか)、大御所だと講談社(マガジン系列!みんな大好き進撃の巨人は特にアグレッシブ)も割と積極的だなと感じる。

時期が決まっているものもある。竹書房とか、毎年8/1あたりに竹書房の日をやっていて、定価のお高いバンブーコミックス系(リコーダーとランドセルとか)はここらへんが狙い目。というか俺は竹書房系はこの日にしか買わない。

スクエニはちょっとケチくさいが稀にやっている。ガンガンオンライン系は俺にクリティカルな作品が多いので、たまにやっていると慌ててポチる。でも本当に時々。

集英社、小学館あたりはケチくさい。集英社はまとめ買いで微妙なセールやることもあるけれど、小学館は本当にケチんぼ。時々ないこともないのだが……。電子書籍の品質も悪いし、保守的なところだと感じる。

一つ言えるのは、一度セールされたコミックスはまたセールされる可能性が高いということ。なので、欲しいか欲しくないか微妙な作品を、セールだからといって大慌てで買うことはない。待っていればまたそのうちセールされるから。

古本

急にアナログだが、古本を狙う。作者さんの収益に繋がらないのが玉に瑕だが、こちらも一庶民でしかないのでな。。。

さて、古本といえばBOOKOFFだが、さすがにBOOKOFF巡りとかはしない。いくらなんでも時間がかかりすぎる。

せっかくのネット社会なので、「ブックオフオンライン 中古/新品の本・漫画(まんが)、コミック・CD・DVD・ゲームをまとめて購入&まとめて買取」あたりで検索するがよい。昔は古本市場もオンラインやっていたが、潰れてしまった。まぁ相場的にもBOOKOFFでだいたいOK。時々Amazonのマケプレのほうが安いこともあるけれど。

BOOKOFFのオンラインストアは使いやすいとは言い難いのだが、まぁ物が買えればなんでもよい。相場は年数が経過するとだいたい安くなるのだが、なぜかちっとも安くならないものもあるにはある。

200円以下に下がれば、まぁ買ってもよいのではなかろうか。1,500円以上なら送料無料なので、10冊くらいまとめ買いする。

古本で面白いのは、当時の特典とかペーパーがついていることがあること。思わぬファングッズをゲットできることもある。俺は月刊少女野崎くんのしおりをGetした 笑。

買った本は、できれば電子化したい。ただ自炊は手間がかかるし(「電子書籍で漫画のすゝめ – 少年は少女に出会う」)、なんといっても初期投資が半端ないので、自炊代行業者に頼むのもオススメではあるが、その場合コストがかかってきて、「それだったら最初から電子書籍のがよくね」という感じにもなる。

漫画アプリ

今どきはむしろアプリのほうが主流なのかもしれないと思う。割と多くの漫画が、とにかく待ちさえすればけっこうな漫画を無料で読ませてくれる。まぁ最後の1巻分だけはお金出してね!みたいな構造になっていることもあるが。

これは各社しのぎを削っており、出版社毎にアプリもあってカオス状態。アプリ毎に得意ジャンル……というか得意レーベルwが異なるので、まぁたくさんのアプリをDLすることになってしまうだろう。なんだかなぁ。

ちなみに自分がちょくちょく見るのはピッコマ。最近はよく「買うかって言われたら買わねーなぁ」みたいな微妙な漫画をピッコマで読んでいる。

ってかリアルな話、十代は漫画アプリが入り口なのかなと思う。アプリ内オリジナルが熱いのもあるしね。GANMAとか基本オリジナルだし面白いの多いよね。

漫画高いよね

俺はどうしても商業漫画雑誌で連載された漫画の単行本化されたものを買う、というフレームワークから抜け出せていない。というより、抜け出すほどのモチベーションがない。Web出身の漫画家や漫画が増えたといっても、現状は商業出版する、以上のマネタイズはないようなので、結局、商業出版さえ抑えておけばいいかなぁ、という状況はもうすぐ2020年になろうという今も変わっていないように思う。

とはいえ漫画は高い。一冊500-600円なんて当たり前だし、1シリーズ揃えたら5,000円くらいになることもザラ。これだけ娯楽が多様になって、毎月500円でアニメ見放題、1,000円で音楽聴き放題の時代にだ。期待されたKindle Unlimitedはその掲載タイトルのしょっぱさで今や有名だ。

まぁ、現状の出版前提のシステムではこうならざるを得ないのだろう。いまだ出版を超えるマネタイズの仕組みがないのは厳しい。

とはいえ、漫画アプリの台頭は確かに大きく、商業出版はファングッズで本場はアプリ、みたいなのもあるから、やはり時代は少しずつ変わってきている、とも感じる。

当サイト的にはGANMAの焼肉店センゴク(「焼肉店センゴク – 少年は少女に出会う」)なんかは非常に良い作品なわけだが、この作品が一般の商業誌でうまくやれていたかというとやや疑問だ。こういう趣味性の強い漫画を細く長く続けられるのは、従来の出版ベースのシステムと比べて初期コスト、仲介コスト、維持コスト、流通コストなどが格段に安いWebならではと思う。作品が増えても、プラットフォームの維持費はそう変わらないはずだからな。むしろ作品が増えてロングテールの旨味があるほうがよい。

娯楽が多様化している現代だからこそ、もっとカジュアルに、もっと安く、多様な作品を読み手に届けてもらわないと、漫画はマジでそこそこ金持っているオッサンとオバサンしか読まなくなるだろう。いや、既にそうなりつつあるのかもしれないが。

なので、漫画アプリには期待している……のだが、群雄割拠過ぎるし、結局商業出版本を買わせたいビジネスモデルになっているものが多くて、なんだかなぁという感じであまり調べられていない。どっかで気合い入れて色々試そうかなぁ。

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