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このサイトでは珍しく早い感想。

表紙のヒロインからバツが取れたのとは裏腹に、何かが崩壊しそうな雰囲気が漂ってきた。というか、実はもう既に崩壊していたのかもしれない、と後で思わせさせられるような感じ。

さてさて、紗月派だったけれど、正直こうなってくると「うーん」。なんかもう、めっちゃ強いけど常にデバフがかかる呪いの装備みたいだねこの幼馴染。しかも最終的にデバフだけ残して解呪拒否

ラブコメにおける幼馴染は、変わろうとする主人公が乗り越える過去の象徴みたいになりやすいせいか、いっときは幼馴染というだけで負け属性などと言われたものだが、そういう負の側面を一身に引き受けてなお、消えない痣として直人の中に居残ろうとする執念みたいなものには感服する。従来型幼馴染キャラに足りなかったのは、傷つけてでも、傷としてでも残ってやるからなという覚悟なのかもしれない。この恐ろしい女が、直人のみならず作中の人物を片っ端から籠絡している

そして一番可哀想なのは、二人の人生劇場にジャイアントスイングされている石原さんなのはまぁそうだろう。以下11巻感想。

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鳴見なる, 渡くんのxxが崩壊寸前 10, 2021

崩壊するする詐欺の青春劇場第10巻。今をときめく三角関係・修羅場漫画。

紗月が胸元空けて思いっきりセックスをほのめかし捨て身の誘惑から始まる。個人的には紗月派なのでこのまま紗月派でいってほしいところだったが、うーん、雲行きが怪しい……。

まぁでもな……たしかにな。紗月ルートは楽そうに見えて茨の道というか、若干破滅の香りというか、いつ崩れてもおかしくないひび割れた橋みたいな感じなんだよな。それに比べると、石原さんはいかにも地雷ルートに見えて実際地雷なんだけれど、周囲のサポートがあれば何度か爆風を受けつつなんとかなる気がする。一方、紗月ルートの場合は完全に直人と紗月の二人の世界で、二人がケジメをつける必要がある感じなんだが、果たして直人にその覚悟があるのか…紗月はあるっぽいんだが。

まぁでも、うん、まぁいいやどっちでも。最後に直人がちゃんとどっちかとくっつくならいいです。全滅エンドとか梅澤エンドじゃなければ……。以下10巻感想。

... "『渡くんのxxが崩壊寸前』10巻感想:今回も崩壊しないけど紗月本当に可愛い" を続けて読む

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あれ、なんか石原さん可愛い。いや元々可愛いんだけれど、この表紙の石原さん割とストライクな感じ。ショート好き。

不穏な雰囲気ちょいちょい出しつつも崩壊するする詐欺の青春劇場だったこの漫画だが、そろそろ本当に崩壊するのだろうか

実家に帰って幼馴染への気持ちを後押しされたことによって、紗月が明確に動きだし、それに引き換え石原さんは紗月の幻影にビビり散らして悪手に次ぐ悪手を打ち出すものだから、圧倒的優位な立ち位置にいるにも関わらず、紗月ルートに爆進しているようにしか見えない。逆に石原さんフラグなのかもしれないと思うくらいに紗月ルート。

でもなんか、元鞘でハッピーエンドって感じにはならなそうな気がする。直人も面倒な性格してるし、石原さん微妙にヤン気質あるしなぁ。以下9巻感想。

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鳴見なる, 渡くんのxxが崩壊寸前 8, 2019

今回は紗月巻。みんな大好き石原さんは扉絵でせくしぃなポーズするだけの女となった。……いやまぁ、多分次巻帰ってからまた出るんだろうけれど。

なんか読みながら往年のギャルゲーを思い出したわ。あらゆる選択肢が紗月ルートと石原さんルートのどちらかに分岐する(で、どちらもダメだと「鈴がいるから!」と兄妹エンド 笑)。

で、今回で紗月ルートに入っちゃった感があると思うのは、俺が紗月派だからだろうか。いやだって、直人にはいくつも引き返す選択肢が表示されたはずなのだが、すべてスルーして紗月の中に入り込んでいくし。

直人にとっては、あくまでも幼馴染として、なんだろうけどねぇ。確かに直人は、紗月が男だったとしても同じ行動をしたように思うけれどねぇ。でもねぇ、これ納得できる彼女さんおるんかいね。以下、毒親だらけの8巻感想。

... "『渡くんのxxが崩壊寸前』8巻感想:紗月ルートに突入したんでないかな?" を続けて読む

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作・鳴見なる。2019年7巻。表紙はイマイチ存在理由のよくわからない後輩ちゃん。当て馬にすらなれていないところが悲しい。

一応今回もそれなりに出番はあるのだが、基本的には愉快な石原一家との話が主。というか石原母が怖すぎるのです。いわゆる毒親。娘に対し過剰な保護欲求があるのはわけありな御様子で、そこに徳井も絡んでいるあたり、知りたくない闇がありそう。

しかしこの漫画、演出は不穏(特に次回予告)なのだけれど、物語自体は割と真っ当に青春しているように思える。でも最後の紫vs紗月の流れは不穏かもしれない。以下7巻感想。

... "『渡くんのxxが崩壊寸前』7巻感想:今の所案外しっかり青春劇場" を続けて読む

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鳴見なる, 渡くんのxxが崩壊寸前 6, 2018

この漫画は常に不穏な空気が漂っているのだが、振り返ってみると多少問題はあれど、渡と石原はなんだかんだしっかりと青春的な恋愛をしているように見える。案外健全な恋愛漫画なんじゃないのかという気がしてきた。

まぁ紗月も石原も徳井も叔母も妹の鈴でさえも、主要な登場人物が全員何かを隠しているのは確からしいので、そこが繋がってどうなるかというところなのかもしれないが…。

それにしても石原さんは家自体が面倒くさいのね。優良物件に見せかけた地雷なんだろうか。可愛いけどねぇ。以下6巻感想。

... "『渡くんのxxが崩壊寸前』6巻感想:なんか意外と健全に恋愛してるんじゃなかろうか" を続けて読む

作・鳴見なる。2017年5巻。

表紙は前巻より不穏な感じで登場した後輩ちゃんであるが、今回これといった動きはなく。むしろなんで出たの?くらいの存在感の無さ。石原さんがただただ可愛い巻であった。

描写の仕方になんとなく不安感はあるものの、よくよく見てみると渡と石原はイチャイチャしているだけで、すれ違いもそんなに深刻なものとは思えず。

まーでも、このまま終わるってことはないんだろう。それにしても、鈴が大人しいと渡は本当にただの優男やなぁ。シスコンがこの男の個性なのね。以下5巻感想。

... "『渡くんのxxが崩壊寸前』5巻感想:石原さんがただただ可愛い巻だった" を続けて読む

表紙誰。新キャラだった。まだストーリーにはあまり絡まない。直人と因縁があるらしいことを示唆されるのみ。個人的にはこれ以上ヒロイン増やさないでほしいが…。

今回は石原さんが必死。軽くメンヘラ入ってる風にも見えるのは、演出のせいだろうか。確かに可愛いんだけれど、怖さも感じる。

この漫画のヒロインは皆妖しい魅力を放ってるね。女の妖しい魅力に一人の哀れな男が振り回される話かしら。個人的には、最後は紗月エンドか全滅エンドだと思っているが、どうなるかなー。できればグッドエンディングを望みたいけどなー…。

各ヒロインの心情が謎すぎるラブコメサスペンス。以下4巻感想。

... "『渡くんのxxが崩壊寸前』4巻感想:妖しい女の謎を読み解くラブコメ" を続けて読む

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作・鳴見なる。表紙誰かと思った。泣きぼくろで確認。

基本的には石原巻なのだけれど、やっぱり紗月が断然可愛いなー。愛情の深さもベクトルも異常すぎるし紗月エンドでええやん。

妹の出番がなさすぎてちょっと残念。妹の出番がないと、直人のキャラもなんか薄い。やはりこの男はシスコンがアイデンティティだから……。

以下3巻感想。

... "『渡くんのxxが崩壊寸前』3巻感想:石原巻だけど紗月の愛のおかしさが色々可愛い" を続けて読む

鳴見なる, 渡くんのxxが崩壊寸前 1, 2016

タイトルと表紙でスルーしていたんだけど、Kindleがやたらレコメンドしてくるので読んでみたら、これは面白い。主人公含め、まともな奴がいない!主人公含む親類友人まで全員何かしら人に言えない過去・秘密を持った、腹に一物抱えた連中が、何食わぬ顔して日常の中でラブコメを演じるラブコメサスペンス。さらに、兄妹もの、幼馴染もの、三角関係など属性も多い。サービスシーンも多い

以下ネタバレ含む(といってもネタといえるネタがまだ出てないけどね)感想。

... "『渡くんのxxが崩壊寸前』1,2巻感想:共依存兄妹とストーカーな幼馴染と怪しい同級生…うーん期待のラブコメサスペンス" を続けて読む