ラブコメ漫画を読み慣れていない人が、昨今の種々のメタ知識を前提とした、先鋭化したB級ラブコメ漫画を読むと、こういう気分になるのかな、と思った。
本作は飯漫画と異世界ものの悪魔合体で、異世界ものには現代科学で異世界無双するなんだかやるせない気分になるものもあるが、本作においては料理で圧倒することになる。
その結果、そこそこの文明圏であるにも関わらず、「バカな……肉を直火で焼く、だと……!?」「俺、また何かやっちゃいました?」を綺麗な絵で大真面目にやるという、とんでもない世界観が出来上がっている。これを楽しむには異世界ものの流儀のようなメタ知識が必要に思えた。それはラブコメにおいてその道の角を曲がれば美少女に当たるのが当然というメタ知識に近いだろう。
以下1-2巻感想。
... "『マズ飯エルフと遊牧暮らし』1-2巻感想:もしもボックス、もしも料理だけできない世界があったらで無双する" を続けて読む