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U-temo, 大魔法使いなんです…よね? 1, 2016

探偵事務所を舞台にして、バイトくんが「大魔法使いなんですよね?」と聞き、それに対して「そうよ」と返す。ほぼすべてのネタがそのように始まる4コマ劇場。

在りし日のWeb小説を思い出した。この手のものは一気に読むものではなく、ちょくちょく気が向いた時に少しずつ読むタイプのものなので、単行本という形式ではけっこう厳しいものがあるかもしれない。

実際、全2巻は漫画として決して長くはないが、それでもなお長いと感じた。が、最終話を読む前と読んだ後で印象が変わるタイプで、最終話まで読んでなんぼの作品なので、読み始めたからには最後まで読まないともったいない。100ページくらいの中編くらいだとちょうどよく感じられただろうか。

できればわかりやすいハッピーエンドがよかったな。。。以下全2巻感想。

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U-temo, そこにいたの西山さん 2, 2014

これは中々マニアックなラブコメ。普通のラブコメならモブになりそうな主人公とヒロインの青春。

ラブコメでは、主人公ないしヒロインの気を引くために共闘する二人、という組み合わせがある。作中の当人たちの思惑とは別に、読者的にはその共闘する様がたいへん好ましく、人気CPになったりする。

本作はそういう二人に焦点を当てたような作品だ。憧れと恋は違うよね、とわかりやすくテーマ的でもある。同じ憧れの人目当てだって二人なのに、いつの間にか二人でいることが大事になっていた過程が丁寧に描かれる。ありそうでない作品だと思う。

以下全2巻感想。

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