田口ホシノ– category –
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『お嬢様の僕』15-16巻分感想:ハーレムかハーレムじゃないか、それが問題だ
脳細胞死滅系ハーレムラブコメもいつのまにかまがつきをはるかに超えて16巻。っていうかまがつきの後日談が出てきて懐かしい。ハーレム系のその後ってだいぶ珍しい気がする。生々しくなっちゃうからなぁ。そしてまがつき主人公が滅茶苦茶調子に乗っており、あそこで終わっていて良かったんだなと思うなど。 すっかり腐れ外道が板についたまがつき主人公と違い、本作の養太郎は倫理観ぶっ壊れではないため、自身の現状について非常に悩んでいる。まぁ養太郎の場合は性格的に複数人と付き合うのはナシな気がする。た... -
『お嬢様の僕』99-125話(12-14巻分)感想:どう言い繕っても養太郎くんは腐れ外道だゾ
ヌルいハーレム漫画で、ヒロイン4人(+α)を平等に回していく構成のため1巻かけても話の進展はあまりない。デートやらクリスマスやら、何かイベントがあるたびに界王拳4倍。まぁ何も変わらないのが良いところかもしれない。 変わらないと言いつつ、さすがに14巻までいくとそれなりに関係は進んでいる。進んでいるというか、既に後戻りできない、少なくとも養太郎に誰かを振るという選択はもはやできない気はする。 以下12-14巻分感想。まぁでも腐れ外道なのはそう。 前回記事 今のところヌルいハーレム継続 さて……3... -
『お嬢様の僕』11巻感想:脳細胞が死滅していくのを感じるラブコメのぬるま湯
ラブコメにもいろんなタイプがあるが、この漫画は読んでいると自然と口が開いていくのを感じる。恐らく脳細胞が急速に死滅することにより、身体の制御もままならなくなっているものと思われる。 これは「脳死で読める」とはまた異なる感覚だ。脳死で読めるが「何も考えずに読める」の比喩ならば、本作は「何も考えられなくなっていく」という感覚に近い。なにそれこわい。一種の没頭ではあるんよね。 以下11巻感想。凛子のデートはちょっと目が覚めた。 前回記事 内容 ゲーム ギャルゲー キャンプ デート凛子 デー... -
『お嬢様の僕』10巻感想:いつもどおり安定のぬるいハーレム
今年最初の単発感想記事です。 本作の何がすごいかと言うと、読むまでの精神的ハードルの低さ、だと思う。精神的ハードルって何?って感じかもしれないけれど、いや、あるんだよ、精神的ハードル。だから積ん読というのが発生する。いやー、漫画を積むなんて昔は思いもしなかった。 まぁでも、なんていうか、本当に楽なんだよこの漫画。良い意味で驚きがない。読む前に「まぁこんなもんだろ」と思って読みはじめて「こんなもんだった」って感じ。「想像したとおりのオムライスが食べたい」時ってない?まさにその... -
『お嬢様の僕』9巻感想:約束されたノーストレスのハーレムラブコメ
この漫画の何がすごいかというと、いついかなるときでもさらさらと読めてしまうことだ。本当にさらさらと読んでしまった。「絶対ポチる」と言って一年ポチらず、挙げ句ポチってからさらに二年積ん読する俺が、すぐにポチってすぐに読むのは珍しいことなんだ。 なにしろこの漫画は安心して読める。ノーストレス。何も起きない。ひたすらにして愉快なるラブコメかな。これ以上楽なラブコメは今ちょっと知らない。 以下9巻感想。 前回記事 良い漫画にはしんどい漫画も多い ラブコメ読むのにストレスとかあるの?と多... -
『お嬢様の僕』8巻感想:嫌味なく広がるハーレムの輪
田口ホシノ, お嬢様の僕 8, 2021 ということで久しぶりに記事書くよ。 まぁ振り切ってるよね相変わらず。これだけハーレム道を歩まれるといっそ清々しい。ハーレムでヒロインいっぱいなんだけれど、それぞれでちゃんと関係性を構築しているが故に、キャラが死んでないのがいいよね。 あとちょっと思ったんだけど、男の子の描き方がうまくなっている気がするというか……なんだろ、一番印象に残ったの、養太郎なんだよな。おまけ漫画もほぼほぼ養太郎だったし、意識していたりするのかな。 以下8巻感想。乳首は風景。... -
『お嬢様の僕』7巻感想:祝福系ハーレム
田口ホシノ, お嬢様の僕 7, 2020 今もっとも安心して読めるハーレム系ラブコメの一つなのだが、やはり複数ヒロインのうち最後に誰かが選ばれるタイプなんだろうか。まぁ普通はそうなんだけど。まがつきはハーレム貫徹したが、あれは人外だから出来たことだしなぁ。うーん。 今回は養太郎が翼様とみのりお嬢様とそれぞれデートする爆発巻で、さんざっぱらヒロイン増やしてきた本作だが、やはりダブルヒロインなんだろうか。 作者さん、普通に1vs1のカプもの描いても全然いける人なんだと思うんだが、それをあえてハ... -
『お嬢様の僕』6巻感想:しっかり読めるハーレムラブコメ内容がないようで割とある
田口ホシノ, お嬢様の僕 6, 2020 相変わらず幸せハッピーなハーレムラブコメなんだけれど、やっぱりこの漫画は誰か一人を選ぶ方向性らしい。まぁそりゃそうか。 ところで表紙誰?と思ったけど多分翼様。色がつくと印象変わるなぁ。本巻はお色気シーンだけ着彩したversionがあることを後で知ったよ。最初から知っていたらそっちポチってもよかったんだけれど、さすがにもう1冊ってのは……こういう時、差額で書い直すときできたらいいのにね。 それにしても、今回も全ページ全コマしっかり読めてしまって、この漫画は... -
『お嬢様の僕』5巻感想:ヒロイン増殖中
田口ホシノ, お嬢様の僕 5, 2019 お嬢様、幼馴染、先輩メイド、従姉妹に加えて、今度は同級生の委員長が参戦。1巻1人の割合で増えていくヒロイン。マジか。大丈夫ですか。さすにが増やしすぎじゃないですか。この漫画はまがつきみたいに人外ものでもないのに。 って書くと、なんか例によってアレなハーレムものに思えるかもしれないのだが、この漫画面白いんだよね……楽しんで読めちゃう。なんでだろう。この手の漫画って目が滑るのが多いのに、全部ちゃんと読んじゃう。不思議。それでいてさらっと読めるし。 また... -
『お嬢様の僕』4巻感想:テンプレを紙一重で躱す、ありそでない全員好意自覚系ハーレム漫画
田口ホシノ, お嬢様の僕 4, 2019 表紙は誰?と思ったら新キャラだった。しかも妹系。小学生。若い。足が眩しい。 妹系といっても実妹ではなく、従兄弟です。親身になって育ててくれた従兄弟のお兄ちゃん大好き、なアレ。でもお兄ちゃんのほうは俺が育てた可愛い妹、なアレ。 というとテンプレっぽいのだが、妹ちゃんの恋愛的な意味での好意にちゃんと気づいて、「あー……」とブルーになってしまう、のはちょっと珍しいかもしれない。 みのりの好意についても明確に気づいているし、朴念仁が標準スキルなことが多い...
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