行き詰まったら閃くまでパンツを見て回るセカイにいつも笑う。
とはいえ、毎度おなじみのノリが6巻まで続きまだ続いており、さすがにマンネリ感が否めない。さすがにそろそろ新展開はないものだろうか。まぁ本巻の最後がそうなのかもしれないが……堂々巡り感もある。作品の性質上、どうしてもセカイの独壇場になりやすいのもある。次なる展開に期待したいところだが……。
あとつくづく思うけれど、光永康則は心情を直接語らせないな。このへん、渋いよな。
以下6巻感想。
ラブコメ読んでニヤニヤしたい。俺はもうダメだ。
光永康則の作品を読むのは久しぶりなんだが、さすがですわ。1巻無料だったからポチったんだけれど、あんまり面白かったので、読み終わったらそのまま5巻まで買ってそのまま読んでしまったのだわ。すげーすわ。最新の5巻、715円もしやがって……。
異世界ものなんだが、そこで得た能力が「時間停止」。時間停止はエロ漫画やAVの定番シチュエーションなわけだが、これを一般漫画で別にさしたるエロ要素もなく持ってくるのは本当にさすがです先生。B級の天才。
B級の天才といえば、岡本倫もパラレルパラダイスで異世界ものやらかしてエロシチュだけど、あっちは女性を発情させる能力ともっと直接的。いずれにせよ性癖出ているなぁ。
いつもながらラブコメ度は薄いがないわけでもない感じ。以下1巻感想。
作・光永康則。怪物王女の南久阿のスピンオフ。怪物王女で南久阿が出る話のまとめなどおまけ欄も充実。
1,2巻においては怪物王女の南久阿編ばかりを取り出した印象だったけれど、3,4巻に来ていよいよ時間を超えた日本防衛戦争の側面が強まり、怪物王女のごった煮感とは違う趣を感じられた。太郎がピンで表紙にたてるところも、やはり怪物王女とは違う(2巻で表紙になってほしかったところである)。
ここにきて、単なる怪物王女のスピンオフではなくなったなと思う。怪物王女でも比較的出番の多かった南久阿の話を、作者がわざわざ別シリーズとして展開したのも、怪物王女で描けない話を描きたかったからなのだろう。以下3,4巻感想。
作・光永康則。2012年1巻。
怪物王女に登場するJCな神様・南久阿のスピンオフ。ただし怪物王女の話自体はまったく絡まない。したがって、怪物王女を読んでいなくても問題なく読める。だが、怪物王女での立ち位置を知ったうえで読んだほうが面白いだろう。というか、怪物王女での彼女を知っているからこそ面白い作品。ただ、こちらを先に読んで、その後に怪物王女を読んだ場合、どういう印象を抱くのかは気になる。
話の雰囲気は怪物王女に近いものの、主人公格の神田太郎が常に覚醒中のヒロのごとく頼れる男で、怪物王女にあった成長譚的な要素は薄い。南久阿がしっかりパンツ見せてくれるのが怪物王女との最大の違い。ってか見せ過ぎ 笑。
以下1,2巻感想。