『ボクガール』9巻まで一気読み 色々な要素があり関係は複雑だけど瑞樹は抱きしめたい

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もう9巻とか

ヤンジャンっぽくない気がするけどヤンジャン連載の性転換系ラブコメ『ボクガール』、元々3巻くらいまで読んでいたんだが、週刊連載ということでちょっと気を抜いたらもう9巻まで出ていた。毎回買うだけは買っていたので、積読状態半端ない。

GWも終わり間際、果たしてこれが俺の休みでいいのかと思いつつ、ボクガールを9巻まで一気読みした。以下ネタバレ大いに。

随分話が広がったように見えたが

最初読んだ時は正直すぐ終わると思っていたのに、いやいや続く続く。しかも話の展開には毎回趣向を凝らしているようであるし、新キャラを投入してはさっと引き上げられ、うまいことやるもんだなぁと。

それでどんどん話が広がっていき、この手のやつはいかにして秘密を共有するかだと思うんだが、なんと学校バレまですすむ。実際にこんなことが知れ渡ったら、各種マスメディアが放っておかないと思うし、そのへんについてもさらっとは触れるものの(取材がくるんじゃないの?とか)、実質的にはほぼスルー。実際ギャグ漫画みたいなもんだしね。どうでもいいんだなそんなところは。

それにしても、話を広げ過ぎて収拾つくんだろうか?と思ったりもしたんだが、9巻読んだ限り、また元の瑞樹・猛・夢子の三角関係に帰ってきた感がある。なんのかんの言ってもやはり軸はそこか。風呂敷を広げたように見えたが、軸はブレていないようだ。

属性過多

軸はブレていないが、話は佳境だ。夢子は今も猛が好きなのは変わらないけれど、瑞樹にも惹かれつつある。瑞樹もまた、夢子と猛の両方に惹かれていて、自覚するばかりでなく、それが身体に現れるという制御できないらんま状態。猛は瑞樹一筋ではあるものの、瑞樹は元々男であり、よく知る幼馴染だ。

三角関係といえばよくあるが、そこに同性愛、性転換、男の娘、さらに幼馴染、親友の関係が絡み、三人だけで複雑怪奇な関係性を築いている。

だいたい瑞樹と猛の関係はなんだ?これはBLに入るのか?いや邪道だろうな。しかし通常の異性愛とは到底言い切れまい。というか、今まで友情を築いていたのだが、年頃になって互いに異性として意識しあって…とだけ書くと完全に王道な幼馴染ものである。だがこれをそう呼んでいいのかは微妙だ。

瑞樹が可愛ければいいんだ

考えていくと実はなかなか面倒臭い漫画だなぁとも思うが、でも結局最後は瑞樹KAWAIIの一言ですべてが済んでしまうというのがこの漫画の最大の特徴であるし、また良い所であるなぁと思う。難しくない、シンプルだ。

というか仕草が完全に女なんよな瑞樹。夢子とデートに行けると思った時の仕草が↓。

杉戸アキラ, ボクガール, 第3巻

杉戸アキラ, ボクガール, 第3巻

女の状態とはいえ、心が野郎のやつの仕草ではないしそれはそれとして瑞樹超可愛い。でも瑞樹は男の状態の時はそれはそれで可愛いし、自分のペニスが可愛らしいことに対するコンプレックスめいたものとか感じてるのは本当に抱きしめたい

9巻でまたすぐにいなくなりそうな新キャラの風紀委員長がいるが、男とか女とかに拘っているようじゃ瑞樹はやれねぇな。

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