なんとなく興味がある人がいるかもしれないので、ブログと金についてちょっと語ると、サイトの性質にもよるけれど、ブログの収益とPVには比例関係があります。比例の係数はジャンルによりけり。このサイトは漫画ジャンルだけれど、あんまりよくないみたいね。技術系のサイトはもうちょっと効率がよい。
広告は多いほど収益も上がる。今このサイトはかなり減らしたので、だいたい0.02円/PVまで落ちた。昔は0.1円/PVくらいのこともあった。別ジャンルだと0.3円-0.5円/PVくらいまではいったことがある。ただ、最近は供給過多のためかどんどんしぶちんになっていっているし、この流れは変わらんだろうね。
まぁこんな感じなので、もはやブログは儲かりません。うちのサイトの場合で時給換算したら、今は多分10円くらいだと思う。いい時でも50からせいぜい100円くらいだったかな。
情弱商法
それでもうちは個人ブログとしてはまぁまぁ中堅どころだからね。それでこれなので、いまだに「ブログで副業!」みたいなこと言っているのは、もうこれ完全にダメだから。あんまりこの言葉使いたくないんだけど、こればっかりは情弱としか言いようがない。ただでさえ情弱にカモにする情報商材界隈の中でもさらに遅れた、情弱オブ情弱だよ。
確かに、大昔の一時期はだいぶよかったみたいだけどね。友人にまとめブログ作っていたやつがいて、それはリアルに何百万って収入になったらしい。でも、それは10-15年くらい前の話。今はもうダメです。全然ダメ。
それがようやくバレてきたので、最近はあからさまにアレなブログは減ってきたかなと思います。まーソシャゲとか一部のジャンルでは未だに残っているようだけどね。なんなら漫画ジャンルもまぁまぁ残っているほうではあるか。
金額以上に嬉しい
なんでそんな金にならんのに広告貼ってるの?見づらいんだけど。と思うかもしれないけれど、単純に低額とはいえ金を貰えるのは、金額以上に嬉しいんだよね。まぁ先に述べたとおり時給10円みたいなもんだから労働として見ると全然割に合わないし、なんだったら金に換算されることで、その本質的な価値が毀損されるとさえ言えるかもしれないくらいだけど。
でもそんなのは理屈の話で、たとえワンコインだろうとなんだろうと、自分の趣味がお金という形で手渡されるっていうのは、嬉しいものなんです。経済的にも、プラスになることはあってもマイナスになることはないので、それならまぁ、もうすでに貼っているし、いいかって感じ。
著作権の問題
あと、Amazonの場合商品リンクを貼れるというのが、うちのサイトだと大きい。というのは、著作権の話が絡んでいる。
表紙の画像は著作物だから、厳密なことを言うと紹介とはいえ画像としてあげるのって、引用の要件を満たしていると言えるのかけっこうグレーなんだよ。が、もちろん俺自身は満たしていると考えてやっているのだし、「表紙の画像をあげたな!それは我社の著作物だ!損害賠償を請求する!」なんて出版社が出てくるとは考えづらいのだが、可能性としてはありうるわけだ。
なんだけれど、Amazonのアソシエイトで広告リンクを使うなら、それを回避できる。そりゃそうだよね。広告貼ったら著作権侵害で訴えられる可能性が……とか誰もアフィリエイトできんわいって話で。
(2024-06-27 追記)Amazonの表紙画像については、アソシエイトの文脈での画像リンクなら問題ない、という確証はありません。この時そのような話を聞いたくらいで書いてしまったと思います。反省。とはいえ2023年までAmazonは自社サイトの画像リンクを含むバナーを生成する公式ツールを提供していたことや、あらゆるサイトでAmazonアソシエイトでAmazonの商品画像リンクを使っているという現実の実態があることは確かです。
まぁうちのサイトの場合、しばしば漫画のスクショをとって画像引用しているので、いまさら表紙だけ取り繕ったところで仕方ないと思うかもしれないが、実はここも多少気を使っていて、「作品に対してネガティブな評価をしたと受け取られるかもしれない記事」については作中の画像引用をしないようにしていたりする。
というのも、この話になると必ず出てくるのが小林よしのりのゴーマニズム宣言の裁判なんだが、あの件にしたって、もしも雑誌側が「小林よしのりのこの漫画はマジ素晴らしい!最高!この思想を広めたい!!みんな買って読んで!!」という論調だったならば、「だからといってページ丸々は引用の範疇超えてるでしょ」って多少お叱りはあったかもしれんが、あそこまで拗れなかっただろうと思うんだ。
いまさらブログもねぇのかな
ということで、ためになるかならないかわからんけれど、ブログと金の話でした。もっとゴリゴリのアフィサイトだったら、PVあたりの広告単価の係数はだいぶ上がると思うけれど、PVと広告収益が比例関係にあるっていうことは同じです。そしてほとんどの場合、ろくな利益になってないと思う。もう、そんな時代じゃない。
なので、今さらいないと思いつつ、ブログで副業とか絶対考えないように。あくまで趣味です趣味。でもAmazonアフィリエイトは上述した表紙画像を気兼ねなく使える利点があるので、やるのも悪くないと思うよ、とそれだけ。
ま、ブログ自体今さら流行らないんだけどね。まず検索に引っかからんくなったし。記事書くだけなら、前にも書いたけどnoteあたりでいいと思う。まぁ漫画の感想記事ってnoteの文化じゃないから微妙だけどね。まぁでも、あそこだとまったく読まれないってことはないから。ブログはマジで0PVから始まるし、昔よりもPV上げるのキツイから心折れると思う。
なんかいいプラットフォームがあればいいのにな。素直に感想記事書いていく、くらいのゆるいプラットフォーム。Bookmeterは制限キツイし小説文化だし。アルはなんかキラキラしてるし。ちょうどいいものがない。
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