『バベルの図書館』感想:正直よくわからん!

タイトルと表紙がいい感じだったのと、Kindle Unlimitedの対象だったので読んでみたのだけれど、これはまた、感想の難しい…。前提の知識が必要な類の作品の気がする。ただ、あまり明るい話とは言い難いけれど、確かにラブコメ。他の人の解釈を知りたくてしゃあないが、読んで影響されちゃう前に、まず自分の素直な感想を書いておこう。

以下ネタバレ感想。ネタバレ度超高いので本編読んでない人は記事絶対に読まないでね。

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最終章をどう解釈したものか

どうにも混乱させられてしまうのは、最終章の存在で、これが、どう解釈してよいやら。つまり、渡瀬が相馬にカッターで刺されたあと(あんなに深々と刺さるものかしら)に始まる、陳腐で幸福なボーイ・ミーツ・ガールなんだけれど、これは、なんだ。ここまでだったら、テーマは別にして、ラブコメ的には失敗した恋愛劇ということになるんだろうけど、最終章で一気に置いてかれてしまった。

これはなに、幸せな夢なん?ループなん?あるいは重ねられた世界なん?それとも論理的に解釈しようと試みること自体があかんのん?エヴァのおめでとう!くらいわけわからんかった。

エヴァは昔、テレビで一挙放送された時、あまりにも唐突でわけのわからんエンドだったので、エヴァオタの友達にアレは何だと聞いた所、ものすごい長文メールが分割されて返ってきて辟易としたことを思い出した。しかも結局よくわからんかった。最終章で突然別の物語の始められると、どうにも解釈に困る。

作者の後書きにもあるようにこれは「選ばれなかった世界に手を差し伸べた」話であるから、多世界的な世界観なのだろうか。いやぁ、うーん。

よくわからないよ

この最終章が多分この物語の総括なのだろうということはわかるので、なんとか汲み取りたいと思うものの、どうも考えがまとまらない。これがなければ、渡瀬の行動の理由や、最後の相馬の暴走についてあれこれと感想を書いたところなのだけれど。いやいや、最終章がないと、ただの恋愛劇になっちゃうな。個人的にはそれでもいいんだが、この話は明らかにテーマを持って描かれた話なので、やはり最終章あっての物語だろう。

しかし……あーダメだな。よくわかんない。もっと感覚的に読むべきなんだろうか。モチーフになった話がありそうな感じもする。うーん。

うむ、というわけで素直な感想は、「よくわからない」です。読み放題なので読んだけれど、金払っては読まんです多分。他の人のレビューやら感想やらちょっと見てみるかなぁ……。そのうえで思うことあれば、追記するかも。

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