チョモラン, あの人の胃には僕が足りない 1, 2018
タイトルに偽りなしで、良い意味で裏切られた。
どうせショタがおねーさんにご飯作っておねーさんがおいしーってアヘ顔晒すんでしょとか思ってすみません。とんでもなかったです。本当に僕が足りなかった(物理)。
風貌はともかく、法律上の年が割と近いのでおねショタかと言われると違うかもしれない。年上彼女くらいか。でもおねショタ好きにも受けそう。
雰囲気の良い作品。以下1巻感想。
本当に僕が足りない
タイトル通りでびっくりした。やーね、正直タイトルと表紙だけ見たときは、「このショタがおねーさんにご飯作って上げて、おねーさんがおいしーって昼間からアヘ顔晒すんだろうなぁ……」みたいな浅ましいことを考えてしまったのだけれど、で、まぁそれ自体は正直当たらずとも遠からずだったのかもしれないが、まさか本当に物理的に食べたいと思っているとは思わなんだ。
ということで、ヒロインはカニバリスト……ではなく人外の化け物。人間の姿のときは愛らしいが、本来の姿は宮崎アニメに出てきそうな物の怪さん。で、人間である主人公からはたいそう良い匂いがするらしく、ヒロインは主人公のことが食べたくて仕方がないのだが、同時に好意も抱いているので、頑張って食べないでいる。
つまり食欲と性欲の両方の意味で求められているということで、まぁたいへん愛されてるとも言えるのだが、正直物理的に食べたいと思われるのは個人的には御免であるし、まぁだいたいの人はそうだろう。なので主人公のことが羨ましい諸兄は少数派だと思うが、濃い人にとっては羨ましい状況なのかもしれない。
もう一つ良い点を上げるのであれば、その世界観だろうか。人外の中でも神様系の色がけっこう強いので、全体の雰囲気が和テイストで落ち着く。やはり日本人は日本の自然の中が一番安らぐのではないか。
と言いつつ、2巻買うかと言われると、実はちょっと微妙でもある。雰囲気は良いが、やや過激な設定の割に落ち着いた雰囲気なので、先を読みたいという感じでもないのだよな。うーん、価格と財布、時間のタイミングが合えばという感じかな。
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