『アナーキー・イン・ザ・JK』感想:やりとりだけで魅せるラブコメ

位置原光Z, アナーキー・イン・ザ・JK, 2014

ホント天才やねこの人。ラブコメ好きの琴線をこれでもかと触れ回す。最高やわ。男女の会話劇では最高峰だと思う。なにげに亜人ものでもある。

オムニバス形式でショートショート群像劇。ラブコメ好きなら必ず「もうこれ読めただけでええわ」と思うツボにハマるやりとりがあるはず。

以下感想。

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素晴らしき会話劇

天才だなぁ……の一言だ。ただ男女が喋っているだけの会話劇で、しかもキャラクターはさほど個性的というわけでもなく、ストーリーもなければ感動もないしサービスもないし、ギャグも弱いし、ラブコメで重要な関係性の変化みたいなのもない。イチャイチャについてもあまりあからさまではない。むしろ奥ゆかしくすらある。にも関わらず、素晴らしく面白いラブコメだ。

まぁ確かに、人を選ぶかもしれない。多分、この漫画が嫌いだという人はあまりいないのではないかと思うが、そんなに面白い?と思う人は多そうな気がする。だがハマる人は恐ろしくハマる。ハマった。まぁニッチなのは間違いない。

オムニバス形式で単発ネタも多いが、中にはこの設定でそのまま連載できるんじゃないの?みたいな設定でも惜しげもなく単発ショートショートに落とし込んでいる。おぼこなサキュバスの話とか、そのまま何話かかけそう。おぼこなサキュバスってだけならどこかで見たことある設定だし、相手の男も取り立てて個性があるタイプでもないのに、そのやりとりには唯一無二感があって良い。

あからさまな美少女もイケメンもいない中で、やりとりだけでここまで魅せる漫画はそうあるものではない。言い回しでなんかさくらももこを思い出すし。いやそれはどうでもいいんだけれど。一見普通っぽい人たちが、そのやりとりの中でちょっとした普通じゃなさを醸し出すあたりもまる子感。いやまる子じゃないけど。

属性は趣味全開かもしれない。やたら兄妹が多い。ってか近親ネタ多いよね。好きなんだねきっと。SMも地味に多い。

このサイトに来る人なら、きっとみんな好きな気がするこの漫画。

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