『超可動ガール1/6』3巻感想

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作・ÖYSTER。2013年1巻、2015年3巻。

特になんということもなく3巻目。動くフィギュアがヒロインの話ではあるけれど、フィギュアがどうのこうのというよりは、二次元ヒロインが具現化したということそのものが大事な要素の漫画。春人はたくさん嫁がいるらしい。

新キャラが出たりなどはあるけれど、話は基本的にドタバタなラブコメディ。世界観を感じさせる描写あれど、あまり深入りはしない……とか言っていたらもう3巻。次の4巻で終わり。どうなるんかな。

それにしてもまたオタク受けしそうな設定の新ヒロインやなー。モデルいるんだろうかやっぱり。アニメとか格ゲーって全然通らない道だったからわからんなぁ。

以下3巻感想。

目次

3人目のヒロイン

3巻ではあるけれど、話そのものはこれといって進まず、基本的にギャグ。というかドタバタコメディ。サービスシーンは比較的多め。表紙の新キャラ・すばるはオタク設定ということもあり、オタク的サービスネタ、触手ネタやブルマなどをご披露。正直話を進めるのに必要でもなさそう。でもまぁ可愛い。

いやまぁ、春人の前を通り過ぎていった幾人もの嫁の一人ということであろうから、テーマ的に複数ヒロイン登場させることは必須なのだろうとも思う。そしてノーナとベルノアの二人だけでは複数とは言えないので、やはり少なくとも3人目のヒロインが必要なのだ。まぁすばるは別に春人に対してそういう感情を抱いたりもしないようだが。

話が進んでいないとはいえ、「愛する人が先に年老いていってしまう」というすばる曰く"いかにも「メカ少女」らしい夢"をノーナが見るなど、年老いていく自分と永遠にそのままのキャラクターたちというオタクならば誰もがぶち当たる壁も描かれ、日常の小ネタの中に少しずつラストに至る伏線を張っていっている感じがしなくもない。

次で最後なので、何かしら仕掛けがあると思おう。

"ばっかり"はイヤよね

話の筋とはあまり関係ないが、今回一番印象に残ったのは以下のシーンである↓。

ÖYSTER, 超可動ガール1/6, 第3巻

「一ジャンルとしてあってもいいけど 全部それなのはイヤだッ!!」

そりゃそうだ 笑。別にロリババァに限ったことではない。どんなものでも、そればかりじゃあ嫌になる。いろんな話があるからこそ、好きも嫌いもあるものだ。ラブコメ好きとはいえ全部ラブコメになったらイヤだしなぁ。は、は、は。

ということで次巻最終巻。どうなるかね。覚醒ノーナの出番増えるかしら。ノーナは覚醒後の黒髪吊り目クール状態がいい。同時期の『ど先端ナース』のとがりがビジュアル的にはまんまそれだけれど、あんな感じ好き。

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