原作やったことないんだけれど、まぁ有名なので知っている。純ギャルゲーなんだけれど、主人公にやたら個性があるようなので、ラブコメ派にとっても良いものなのかもしれない。特に本巻のヒロインである七咲逢との絡みは、ネットの情報で知っているだけだが、割と変態カップルという感じみたいなので俺好み、かもしれない。
だからというわけではないのだけれど、Kindle Unlimited対象ということもあって、ちょっと読んでみた。
まぁ1巻になんとかまとめたコミカライズということで、お話は端折り気味な感は否めないものの、たしかに七咲逢は可愛い。可愛いが……原作を知っていると色々補完できるのだろうか。以下1巻感想。ちなみに2巻以降は別ヒロインになるらしい。まぁギャルゲーだからね。仕方ないね。
ラブコメとギャルゲー
アマガミっていつのゲームだっけ。Wikipediaでちょっと見てみたら2009年だった。もう12年も前なのか(遠い目)。ってなると、俺もまだ学生だった頃か。そういえば、それくらいだった気がする。ニコニコ動画とか、まだまだ流行っていた頃だよね。
ただ俺はギャルゲーはあまりやらないタチだった。当時は別にラブコメ読み漁っていたわけじゃないんだけれど、「俺が主人公!ヒロインは俺の嫁!」みたいなのはどうにも考えられなかった。当時はどいつもこいつも「ooは俺の嫁!」とかのたまっていたんだけれど、俺は「お前の嫁じゃねぇよ」ついでに「強いて言うならxx(CPの相手)の嫁だろうが」とか思っていたが、それを言うと「は?お前女?」のようなことを言われたりなどして、意味不明だった。俺の嫁文化は滅んでくれて本当によかったと思っている。
さて、アマガミは普通の漫画でさえそんな俺の嫁文化に侵食されていた時期であるにも関わらず、ギャルゲーなのにやけにアクが強い主人公だったらしい、ということは俺も知っていた。恐らくそれは特殊なことだったのだろう。実際、「橘純一 - アニヲタWiki(仮) - atwiki(アットウィキ)」には主人公・橘純一について次のような記述がある。
逆に、変態紳士な橘さんに対して、そこにシビれる憧れ(ryな人も、彼を第三者的な視点から眺め、自己投影せずにアマガミというゲームを楽しんでいる節がある。
「梨穂子は俺の嫁!」のように、ヒロイン愛を語る人にとっては、「俺の嫁に近寄るな変態!」のように、
彼は主人公なのにプレイヤーにとって邪魔な存在にもなり得てしまう。
第三者視点で登場人物の恋愛劇場を楽しむのは、まさにラブコメの楽しみ方そのものだ。当時はラブコメというか、オタク文化全体がギャルゲー文化に侵食されていてた感があったのだが、逆にギャルゲーでもこういうのがあったのだなぁ。やっておけば俺でも楽しめたかもな、なんて今更思ったりもする。
まぁでも今は2021年だ。さすがに今更アマガミもあるまい……と思ったが、「アマガミ 公式サイト」みるといまだに情報が更新されることもあるようで、すげぇなと思った。今なお制服に身を包む彼女たちを、かつての紳士たちも懐かしく思いながら見ているのだろうか。ゲームのヒロインは永遠だなぁ……。
綺麗なコミカライズだが
さて、やたらと前フリが長くなってしまった、というかぶっちゃけ前フリが本編なのだが、本作はアマガミのヒロインの一人、七咲逢ルートと思しきコミカライズである。七咲逢は主人公・橘純一と並んで、ヒロインの中では変態的な嗜好を持っているらしいことを、なんとなくネットの情報から察していた(まぁアマガミは全体的に変わった性癖持ちのヒロインが多そうだけど)。
変態カップルは俺の好むところだし、また見た目的にもアマガミヒロインの中で個人的に一番好み。Kindle Unlimitedの対象ということで、「いっちょ読んでみるか」と。で、読んでみて、「七咲逢可愛いやん」、となって、まぁ、それだけ。
綺麗な絵でラブラブ純愛。多少変態っぽい片鱗なきにしもあらずといったところではあるが、まぁ無難に純愛。頑張って1巻にまとめたのか、話もちょっと端折り気味な感あり。うーん。
原作のゲームをしていれば、色々と補完できてよいのかもしれない。絵は綺麗であるし。ちゃんとキスまでするし。しかし……ふぅむ、もっと変態的なのを正直期待していた。まぁでもギャルゲーだしね。
というか、本棚見たらなにげにアマガミのコミカライズを数冊持っていて、全部積ん読状態だったことが判明した。他のも読んでみるかなぁ。いまさら。
コメント
コメント一覧 (2件)
アニメのできが良くそこからゲームに入った口です。もし未視聴ならおすすめですよ
あー、アニメ。幽霊会員状態のdアニメが今こそ活用される時ですね。とりあえずお気に入りに入れてみました。