表紙のつむぎ可愛い!もうすぐ小学生なのね…。
本巻は、ラブコメ的には休止でした。でも、それはそうだろうなーと思ってたので、予想の範囲内。6巻で無茶苦茶踏み込んだからねぇ。7巻は大きな進展はないと思っとったよ。ただ犬塚家の話がデリケート。以下感想。
妻に先立たれたシングルファザー
この漫画は邪な目で見なくても、妻に先立たれた男のシングルファザー奮闘記としても十二分に面白くて、実際漫画の半分くらいはそういう内容かなとも思う。娘にお弁当を作りたい、から始まった物語やからね。それだからこそ、7巻にしてつむぎピンのこの表紙も実に感慨深いというもの。ほっこり。
しかし、本巻の内容はけっこう重い所もある。つむぎが天国と地獄を意識するようになるが、これは母親をなくしているつむぎには非常に重い問題だし、犬塚先生も軽んじてはいけないと考えたようだ。つむぎにしっかりと説明する。お弁当でどうにかする話ではなかった(親子丼作るけどね)。でも、こうしてつむぎとしっかり話せたのも、日頃の生活があるからこそだろうし。
そしてこういう重たい問題にしっかりと絡んでくる小鳥ちゃんさすがです。おとさんの説明に芯から納得したわけではなく、まだちょっと怖いと感じているつむぎに、「わたしもまだまだちょっとこわいの」と言って、いっしょだと共感を得るところは、片親の、しかも父親の犬塚先生だけでは難しかったところ。ナイスフォローなんだよ。だいたいおとさんがつむぎに向き合えたのも、小鳥ちゃんのアドバイスあってこそだろう。こういうところがラブコメ脳的にも嬉しかったりする。
妻の実家
もう一つ重いのは、犬塚先生とつむぎが、妻の実家に帰る話。ぎこちなさが生々しい。こういう話をされると、ラブコメの溶けた脳がカチッと固まってしまう…。そうよな、重いよな、そんな浮いた話じゃないよな。親父さんの「きてくれてありがとな」が重い。最後のアルバムを見るつむぎの笑顔も、一読者的には切なかった。犬塚先生と嫁さんの昔話とかも、前にされた時はぐあぁってなったしなぁ。ラブコメ脳でごめんなさい……。
赤ちゃんはどこからやってくるのか問題
↑そして子供から大人に問いかけられる最大の難題、赤ちゃんからどこからやってくるのか問題。ついに犬塚先生につむぎの無邪気な謎かけが直撃。おとさんのきょとんとした顔がw
これは男親にはキツイ。しかも犬塚先生マジメだから、あまり誤魔化すのはよくないしって余計に悩むのな。結局「愛し合ってるお父さんとお母さんが、二人で協力してつむぎを呼んだらおなかに来てくれました」とぼやかす。うーん、、そうか。これ正解ないよな。個人的にはここにも一つ小鳥のアドバイス入れてほしかったラブコメ脳でごめんなさい。
ところで自分、小学五年生くらいの時に、母親に「処女って何?」と聞いたことがある。クレヨンしんちゃんにそんな言葉が出ていてね…。なんかはぐらかされた気がする。少なくとも、処女の意味がわかったのはだいぶ後だった。だって俺、中学入るくらいまで女の子はケツからションベンするんだと思ってたかんね。今の子はネットがあるし知識仕入れるのも早いんだろうなぁ。
時は流れるねぇ
この漫画はサザエさん時空ではないので、つむぎは小学校に上がるし、そして小鳥は受験生になる…つまり高校を卒業する。関係の変化は免れ得ない。どうなるんだろう…ほんとに予想がつかない。8巻は、ちょっと動きがありそうな予感。
あと、男女逆転、よかったです…。
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