『あくヨメ』1-2巻感想:たとえ誰が相手でも

マツダユウスケ, あくヨメ 1, 2018

オススメされたメモより消化。

ちょっと驚いたのは、ヴァルキリーコミックスということ。いや、完全に偏見なんだけれど、ヴァルキリーコミックスってちょっとエッチな地雷原だと思い込んでいたので…。「「ちょっとエッチな」ラブコメの地雷風を浴び続けて思う – 少年は少女に出会う」にも書いたけど、マジで「ちょっとエッチでした。まる。」で感想終わるヤツ多数。

なので、「マジかー」と思いながら読み始めたんだけれど、本作はちゃんとラブコメでした。人外系。そんなにエッチじゃないです(性にまつわる話は多いけれど、直接的な描写はない)。以下1巻感想。あ、2巻程度のネタバレも含むよ。

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まさかのヴァルキリーコミックス

冒頭の繰り返しになるんだが、ヴァルキリーコミックスってちょっとエッチでした、というかすごくエッチでした(ほぼR18)みたいな印象があったので、本作を勧められた時は「マジでか」と思った。

ただ、俺はKindle Unlimitedに加入している。ヴァルキリーコミックスはけっこうな冊数をKindle Unlimitedで読ませてくれていて、本作についても2巻までは読み放題だったので、まぁ読んでみようかと思って、読んでみたわけだ。

結婚なるもの

で、読んでみたらこれはしっかりラブコメであった。派手さはないが、丁寧な作品だと思う。

最初読んだ時、表紙の可愛らしい姿ではなく、マジンガーZみたいな見た目の悪魔に求婚したので、どういうこっちゃと思ったわ。一話終わりでしっかりと小さな姿は愛らしい、ということがわかり、ああなるほどね、と思いつつも、違和感はあった。というのも、主人公はマジンガーZ相手でも結婚する気満々だったからだ。そんなんある?と思いつつも物語は進む。

で、それは2巻、忘れた頃にしっかりと説明される。主人公は既に、相手がどんな姿だったとしても、結婚するという覚悟を決めていた。そのために寿命も捧げていた。それほどまでに、主人公は「結婚」に拘っていたわけだ。

なるほど……と思ったのは、俺が三十代半ばの独身男性だからだろうか。果たして、十年前の俺にその感覚は理解できたか?わからない。実を言うと、今も共感はしていない。共感はしていないが、なるほど、と納得はできた。

すべてを捧げる覚悟をもって、結婚に臨んだわけだ。それだけの価値があると、自分の人生の残されたものはそれだと、そう思ったわけだ。なるほどなぁ。いや、実際そうなのかもしれないね。

そして、彼の心根に嘘はなかった。実際、彼はマジンガーZの姿でもちゃんと性交したのである。薬の力に頼ったわけでもないようだ。これは男として本当に尊敬する。

ということでまぁ、なかなか考えさせられるところのある作品だった。本作を読んだ時、最初に思い出したのは「『GAN☆KON』1-2巻感想:美少女か否か、それが問題だ」という作品で、これも主人公がロボみたいな見た目のヒロインと契りを結ぶのだが、本作のような深みはなく、テーマを扱いきれなかったなぁというのが正直な感想であった。その違いは、主人公の境遇にあったのかもしれない。あちらの主人公は未来ある少年だったからなぁ。

たとえどんな相手でも……とは、何もかも手に入れられなかったからこそ、気づくことができる真理なのかも。だからこそ、ガチャの女神も微笑んだのかもね。

などと言いつつ、3巻以降ポチるかと言われると、後は同じ話の繰り返しになるようにも思え、あまりその気はないのであった。まる。

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2 thoughts on “『あくヨメ』1-2巻感想:たとえ誰が相手でも

  1. ファイ

    どうも推薦者です。感想ありがとうございます。まあ、確かにこの作品はある意味出オチみたいな感じです。序盤が一番盛り上がる所ですから。この作品は結婚から始まり夫婦としての生活を丁寧に描いているのが好きです。
    確かに主人公が最初から相手どんな存在かも知らずに結婚しようとしていたのは覚悟を感じますよね。この主人公ならたとえ大ハズレを引いていたとしても幸せな結婚生活になってたことでしょう。

    返信
    1. tama

      出オチwまぁそうかもですねw
      たしかに夫婦生活を描いたラブコメはそんなに多くないですね。ふたりエッチというレジェンドがあるのにフォロワーが少ない。
      多分この主人公は相手が誰でも幸せになれたと思います。幸せになるんだという決意を感じます。見習いたい。

      返信

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