相変わらず漫画のマネタイズは商業出版だし、漫画との接し方を変えていきたい

2020年最初の記事としてどうかと思うが、なんかつらつら書いていたら長くなってしまった。

まぁ結論だけ書いていくと、俺はこれまで旧態依然とした商業出版された漫画を中心に読み進めていたが、今後はなるべく積極的に、多用な媒体で漫画にアクセスしていきたい、という話だ。

……積ん読も消化したいのだけれど。

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Web出身の漫画

俺は基本的に商業出版された単行本について、なんとなく気になったものを買うという非常に雑なスタイルで漫画を読んでいる。そうしてここ数年思うのは、Web出身の漫画が多い、ということだ。

それはWeb雑誌であることもあるが、Twitterあたりで掲載していたものが出版社の目に止まり拾い上げられたものもある。この手のやつはある種の属性に特化かつ広く共感を集められるキャッチーなテーマであることが多々ある。したがって、ラブコメ、それもいちゃラブ系のものもよく見受けられる。

いちゃラブ系は案外商業では見られないジャンルで、昔からどちらかというとWebで連載していたものが出版社の目に止まり……というパターンが多かったように思うのだけれど、昨今はその流れが加速したようだ。

当サイト的には好ましいと思う一方で、漫画は未だに単行本化以外にまともなマネタイズがないのだな、と思うとつらくもある。Web漫画なんだからWebで完結すればいいのに、と思うがそうもいかないらしい。

新しい取り組みもあるようだが

まぁこれは漫画に限らず、書物全般に言えることでもそうなのだろう。小説については、中国は文章あたりの課金など、インターネット時代ならではの先進的な取り組みがあるようだが、日本ではそういう話もあまりきかない。

強いて言えば、Amazonのインディーズ漫画が国内における新しい取り組みといえるかもしれない。自分はポチった単行本でさえ積ん読が続いているので、インディーズまではいけていないのだが……。

鳴り物入りで始まったKindle Unlimitedは微妙になっていく一方だし、Amazonとしては作家の青田買いを通じて業界を変えようとしているのだろう、と思っているがうまくいくだろうか。

正直言うと、もうしばらくは現状から大して変わることがないだろうな、と思っている。どうも、我が国は新しいものに対する警戒感というか、抵抗が強いように感じる。書籍だけの花足ではない。CDが未だに売れているなんて日本くらいだ。音楽と動画は既にストリーミングが主流になっているが、SpotifyにせよNetflixにせよ、日本だったら大きくなれなかっただろう。

このままでもないだろう

そうは言っても、このままというわけにもいかないだろうな。このままだと、これからの多くの日本人にとって、漫画はかなり高級な趣味になってしまう可能性がある。

日本は少子高齢化が進み、エンターテイメントである漫画業界は今後ますます厳しくなっていくはず。人の時間は等しく24時間なので、人口の減少はすなわち人が娯楽にかける時間の減少に直結する。まぁ昨今は昔みたいなモーレツな働き方が見直され、日本人も少しずつ一人あたりの余暇の時間が増えていくかもしれないのだが、全体の人口が減る以上のスピードで労働人口が減っていくので、生産性の向上に失敗するとやはり忙しいままであろう(個人的には上の世代がいなくなれば生産性は上がると思っているが…)。

国としての成長がなければ給料も上がらない(それとも給料が上がらないから成長しないのか?)だろうが、諸外国は成長しているので、輸入品、すなわち食料や原材料のみならず、スマートフォンなど海外勢が強い製品については、相対的に高くなるだろう。つまり我々のお財布はますます厳しくなっていく。

その中で娯楽にかけられるお金はいかほどか?まぁ今より多くなることを期待してはいけないだろう。費用対効果で見た時に、動画コンテンツなどは漫画よりもよほど安い値段で見られるので、そちらに流れる人は増える一方だろう。漫画は物語を楽しむ娯楽の中で、トップクラスに金がかかるものになってしまっているわけだ。

結局商業出版な現状

などと考えていくと、このままいけば漫画は衰退していくばかりに思えるが、昔ほど大ヒットしないというだけで、作品自体は相変わらず増えて多様化していっているように感じる。これはやはりネットの力で、作品を発表するハードルが著しく下がっていることに起因しているだろう。

にも関わらず、マネタイズとなると相変わらず商業出版くらいしかまともなものがない。漫画アプリも最近はたくさん出ているが、どれもイマイチぱっとしないし、結局商業出版にもっていこうとしているものばかりだし。まぁそれが一番確実なので仕方ないのだろうが。

しかし商業出版は関わるモノと人間が多い=コストがかかる方法なので、現状が続くようであればやはり漫画は高いままだろう。そうすると、俺みたいなオッサンはともかくとして、若い世代は色々と厳しいだろうな。

実際新しいマネタイズ手法が確立しないのは、僕ら読者が全体的に保守的に過ぎることも影響しているだろう。先に述べたとおり、未だにCDが売れているのなんて日本くらいだ。俺も電子書籍中心とはいえ単行本を買うばかりなので、偉そうなことは言えない。

投げ銭みたいなのはあるけれど

唯一希望と言えるのは、クリエイターを直接支援する投げ銭的なシステムが勃興し始めていることだ。しかしこれはどちらかというとディープなファンが直接支援するためのシステムといえ、もう少しライトに、薄く広く様々な人から、それこそ1円単位でお金を集められるような、そういうシステムにならないと、なかなかクリエイターのお小遣い稼ぎ以上のものにはならないだろうとも思う。

そのためには、ビットコインを始めとする暗号通貨の利用が考えられるのだが(ビットコインは高騰で送金手数料がクソ高くなってしまったので使えないけど)、日本にはいまだにキャッシュレス決済さえああだこうだ理由をつけて使おうとしない国民が多く、先行きは暗い。かといって、従来の金融機関を通せば低コストでの投げ銭なんてのはできるはずもない。

まぁプラットフォームとしてそのへんどうにかしようっていうのがpixivのやっているFANBOXなのかもしれないのだが、正直お金を取り扱うにはpixiv自身の信用がまだまだ足りない。まぁディープなファン向けのサブスクリプションならば、ディープなオタクしか使わないわけで、それなりに機能するかもしれないんだが……。

これからのこと

とまぁなんだか暗くなる話をしてしまったが、実際のところまだあと10年くらいは今のままでも大して変わらんのではないか、と思っている。今の30代が元気な間はね。

ただそれ以降は、どうだろうな、とも思っている。歳を取るに連れて、漫画を読む量は減っていくだろうし、今の10-20代が他の娯楽に比べて割高な漫画にどれだけ愛着を持っているかも疑問だし。

なので、今後10年くらいで、漫画の在り方は大きく変わっていくというか、変わらざるを得ないのではないのかなぁなどと思っているわけだが、それだったら俺自身もいつまでも旧来の媒体に固執せず、いろいろなところで漫画ないしそれに準じるものにアクセスしていきたいなぁなどと、そんなことを考える2020年、今年もよろしくお願いします。ニヤニヤできればなんでもいいんだ実は。

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