今年も200作品以上について記事を書くことができました。ありがとうございました。
その1では、新しく読み始めたもの、終わってしまったものを中心に取り上げたが、今回は相変わらず続いている安定の作品たちについて中心に振り返りまっせ。
安定のいつもの
いつも幸せをありがたう。Amazonで調べながら書いたら知らない間に続刊でているのが多いこと多いこと 笑。
春野友矢 / ディーふらぐ!
いつまで続く夏休み。このところラブコメ度が新刊出るたびに更新されている気がする。船堀が本格的にラブコメ回で絡むとあっては、テンション上がらざるを得ない。船堀可愛い。
この作品は、本サイトで唯一毎話感想をつけている作品であり、わざわざ毎月うちのサイトに足を運んでくれている人もいる。有難う。まー、毎話感想つけているサイトって多分うちくらいだしねぇ……単行本の感想記事すらほとんど見かけないものなぁ。。。
『ディーふらぐ!』14巻感想:船堀!船堀!船堀!船堀! – 少年は少女に出会う
椿いづみ / 月刊少女野崎くん
田中くんが終わってしまった今、俺を癒やしてくれるのは野崎くんしかない……と言いつつちょっとジャンル違うんだよな。とはいえ俺の癒やしランキングでは間違いなくトップ。今回も安定してよかった。期待を裏切らない漫画である。求めているものがそこにある喜び。佐倉が報われない間は終わらないだろうという謎の安心感。
『月刊少女野崎くん』11巻感想:ギャグもラブコメも素敵に平常運転 – 少年は少女に出会う
山本崇一朗 / からかい上手の高木さん
やー、この漫画についてはいまさら俺がなにか言うこともないですわ。ほんとに。12巻が出ていたがポチれていない。
『からかい上手の高木さん』8-11巻感想:心地よさだけが胸に残る – 少年は少女に出会う
田口ホシノ / お嬢様の僕
この作者さんは本当に安心のハーレムものをお描きなさる。今回も安心のハーレム。多分2019年で安心系ハーレムものとしては一番オススメできる。
ただ、まがつきと違って日本人女子なんだよねぇ今回は……どうなるかな……。
『お嬢様の僕』5巻感想:ヒロイン増殖中 – 少年は少女に出会う
山本アリフレッド / 理系が恋に落ちたので証明してみた。
ガチめに理系(というか情報系)トークしてくれるという、ラブコメのみならず文系天下の漫画界において貴重な作品。しかもラブコメ的な純度も非常に高い。ギャグも巻を重ねるにしたがってよくなっている気がする。一時期心拍数地獄に陥っていたが、眼電位などマニアックな指標も使われるようになってきてよきかな。そのうち脳波も出るのだろうか。
いつの間にか6巻出ていてもうすぐ7巻も出るというのに、まったく気づいていなかった。
『理系が恋に落ちたので証明してみた。』5巻感想:人類の役に立つラブコメ – 少年は少女に出会う
大原ロロン / 俺んちのメイドさん
6巻出ているしポチっているけれども感想書いたのは5巻までだよ。この漫画、カプものとして本当に安心できる素晴らしい。世界が優しい。祝福に満ちている。いいよね。
…欲を言うと、野郎の顔にもうちょっとバリエーションほしい。
『俺んちのメイドさん』5巻感想:世界よこうであれ – 少年は少女に出会う
いみぎむる / この美術部には問題がある!
今回も何が問題なのかわからないのが問題なんだけどまぁそれでいいよね。
今回のハイライトはもちろん内巻くんによる宇佐美さんの半裸目撃事件。初回のお家訪問でいきなりボーイミーツガールat脱衣所をやってのける宇佐美さんさすがですわ。宇佐美さんの半裸によって巨乳が描けない呪いにかかった内巻くんにめっちゃ笑う。体張ったかいがあったね宇佐美さん。
『この美術部には問題がある!』11巻感想:内巻家に嫁撃した宇佐美さんの半裸アピールで内巻君の二次嫁の肉感が上がる問題 – 少年は少女に出会う
此ノ木よしる / 変女
もはやただの可愛い恋女な甘栗千子が際限なく可愛くなっていく。そんでもって、ネタバレにもならないネタバレだと思うので書くが、ようやく高村と千子が正式に付き合うことになってそれ自体はハッピーなのだけれど、ラブコメはお付き合いを一つのゴールにしているパターンもよくあるのでちょっと不安でもある……が、まだ出る14巻の紹介文を見る限り、14巻では終わってなさそうなので一安心。イチャイチャするがよい。
『変女』13巻感想:ついにここまできましたよ – 少年は少女に出会う
栗井茶 / +チック姉さん
年末ギリギリに14巻出しやがって読めてないよ。発行日がクリスマスなんだがクリスマスにこの漫画の最新刊を読むってなかなかいい人生だな。
後半にいくにしたがってパワーアップしていく稀有なギャグ漫画。サイコのインフレが止まらない。少し怖い。
『+チック姉さん』12-13巻感想:今日も元気にサイコなラブコメ – 少年は少女に出会う
筒井大志 / 僕たちは勉強ができない
並み居る現役JKを押しのけて先生が一番人気らしい漫画。え、ほんとに?調べると色々出てきそうな気もするがまぁいいや。実際先生可愛いしなぁ。
まぁでもさすがに成幸とくっつくのは三人娘の誰かの気がするが……っていうか古橋の気がするが……。父親との仲を修復したのは大きいよね。あとリズとうるかは受験さえ突破すれば人生うまくいきそうだけれど、古橋はこれからも苦労しそうな気がするし。
最近は大手少年誌のラブコメでも、主人公がしっかり描かれていてよい時代だ。
『ぼくたちは勉強ができない』14巻感想:過去に行けるなら成幸と先生と同年代プレイの妄想が捗る – 少年は少女に出会う
春場ねぎ / 五等分の花嫁
もうハーレムでいいよ、と思うのは俺だけじゃないだろう。実際風太郎を五等分する以外に皆が納得できるエンドはないような気がする。
僕たちは勉強ができないもそうだけれど、主人公の好感度が高いと、ヒロイン戦争がけっこうつらい。
『五等分の花嫁』12巻感想:風太郎が誰を選ぶのか本当にわからないしもうハーレムでいいよ – 少年は少女に出会う
鳴見なる / 渡くんのxxが崩壊寸前
毎度毎度不穏な煽りをする割に、ニュートラルな目で見ると「普通に青春してね?」と思わなくもない漫画。それともどんでん返しで渡くん崩壊しちゃうんだろうか。さすがに連載始まってから数年経過するのに、ここまで何にもないと「いったいどうしたいんだ?」と疑問に感じる。
どんどん紗月ルートに入っていっていると思うのは、俺が紗月派だからというばかりでもあるまい。実際石原さん派は気が気でないのではないのかな。それくらいの紗月巻。いやほんと、このまま普通に紗月とくっつきそうなんだが、、、俺はそれで一向に構わないが。
『渡くんのxxが崩壊寸前』8巻感想:紗月ルートに突入したんでないかな? – 少年は少女に出会う
氏家ト全 / 生徒会役員共
衝撃的な表紙の18巻。このまま100巻くらいまで続けてほしい。ってかウオミーが完全に津田家入りしている気がする。たとえ津田に彼女ができてもいっさい距離感変わらなさそうで怖い。怖くない。
『生徒会役員共』17-18巻感想:ウオミーが津田の通い妻で現地妻 – 少年は少女に出会う
ナナシ / イジらないで、長瀞さん
もう完全にバカップルだぞ。
人間関係のけっこうデリケートなところをついた設定だと思うが、だいぶ安定してきたのはタイトルから考えると痛し痒しでもあるか?長瀞さんは対先輩の時限定で強いけれど、全体的にはイジられている側だよねどっちかっていうと。そこはけっこう重要なことかもしれないと、今書きながら思った。
『イジらないで、長瀞さん』6巻感想:もうイチャイチャしているだけやん幸せかよ – 少年は少女に出会う
岡本倫 / パラレルパラダイス
交尾漫画。しかも相当マニアック。ファーストファックが公開スカでトラウマになりかけたけどヨータのナイスフォローでマゾヒズムに目覚めるとか、何をどうしたらそんな展開を思いつくのか。ファックの印象が強すぎてイマイチストーリーを追いきれていない……。
『パラレルパラダイス』7-8巻感想:ストーリーはあるんだけれど交尾が強烈過ぎてもう – 少年は少女に出会う
衛藤ヒロユキ / 魔法陣グルグル2
グルグルについてはもう続いているだけで嬉しい。話もしっかり面白いし。
ガンガンは漫画雑誌の中ではメジャーな部類に入ると思うのだが、オタクの壁を超えて世間にインパクトを与えられた作品は少ない。市井に膾炙した、という点ではハガレン以上だったと思う。
フォロワー的な作品がないのはなんでかなぁと思う。ベースにドラクエ的なものがあるとはいえ、そこが本質ではまったくないし。真似できない世界観ということなのだろうか。結局作者自らが続けることに。嬉しいといえば嬉しいが、思うところもあるなぁ。
『魔法陣グルグル2』10-12巻感想:2019年でもグルグルが読める喜び – 少年は少女に出会う
赤坂アカ / かぐや様は告らせたい
まぁ最高だよね。総合的に見て、ここ数年で一番のラブコメだと思っている。
『かぐや様は告らせたい』16巻感想:真実の愛がここにある – 少年は少女に出会う
珠玉の読み切り
2巻以下の作品。
位置原光Z / アナーキー・イン・ザ・JK
この作者さんは本当に天才。なんかTwitterで「面白い漫画は全部5巻以上」とか流れてきたけど「え?」って思った。
『アナーキー・イン・ザ・JK』感想:やりとりだけで魅せるラブコメ – 少年は少女に出会う
谷川ニコ / クズと眼鏡と文学少女(偽)
全2巻。谷川ニコと言えばわたモテなのはそうだろうけれど、個人的に氏の作品は短編から4巻くらいで完結するくらいの作品が好きだったりする。もうちょっと続いてほしかったくらいの腹八分目感覚がちょうどよい、というか。
世界観もキャラクターもやけにネガティブなのに、やけにさっぱりとした読後感をもたらしてくれるのは何故だろうね。閉じられていながらも羨ましい彼と彼女の関係が、明るさを感じさせる。本作もそう。ラブコメ的には奥ゆかしいのだが、むしろそれくらいのほうがラブコメラヴァーズ的には味わい深くもある。読み終わった後に本を読みたくなる本。
『クズとメガネと文学少女(偽)』感想:友だちいないさんズの羨ましい青春 – 少年は少女に出会う
漫画はいつでも新しい
だいぶ前(だいたい2,3年以上?)に完結済みになっている作品コーナー。完結した作品のほうが感想は書きやすい。
桜井のりお / みつどもえ
『みつどもえ』全19巻から矢部ひと分だけ抽出して人類に貢献する – 少年は少女に出会う
みつどもえの矢部ひとが良すぎたので、人類に貢献すべくまとめ記事を書いた。我ながらよくやったと思う。けっこうな時間かかってるよこれ。
2019年にこの記事を書いた俺は色々間違っていると思うのだが、だってもう最近はこういうまとめしてくれる人ほとんどおらんから……。漫画がネットで話題になるのは、だいたいアニメ化がピークで、その時の情報ばかり引っかかって寂しい。もっとゆるく語り継がれていてもいいはずだ。。。
吉辺あくろ / 悪魔も踏むを恐れるところ
現在お従兄さんの引っ越しの片付けが進まないを連載中の吉辺あくろによる2016年頃の作品。
触手姫とかいうすごいあだ名の鳥栖が可愛い漫画。多分当て馬サブヒロインなんだけれど。ボクっ娘ロリヒュー。全3巻で、伏線は回収しつつも消化不良のまま終わる。実際面白いかと言われると微妙なところなんだが、鳥栖が可愛いんだよなぁ。なんか色々やろうとしすぎた感があって残念だ。
『悪魔も踏むを恐れるところ』1-2巻感想:可愛い可愛い触手姫 – 少年は少女に出会う
あどべんちゃら / 鬼が出るか蛇が出るか
2017年に完結したB級ラブコメ。正直この漫画については、オススメというわけではないです。というか、ハーレム系の世界観からカップル系に無理くり方向転換するとどうなるか、っていうケースの一つになってしまったように思います。
ただ、本作についての感想記事は、なぜか無駄に力の入った記事になってしまい、自分自身で読み返して、ラブコメにおけるハーレムというジャンルを考えるうえで、なんか参考になること書いているような気がしたので。。。レビューも知名度の割に多く、かつあまり良くないものがだいたいですが、それってつまり、なにか考えさせるような漫画だったから、のように思うのです。
……作者さん、ハーレムもの描いていることが多いっぽいけれど、本質的にハーレム向きの人じゃないような気がするんだよなー……。けっこうカップル乱造系とかのがいけるんじゃないかな。。。
『鬼が出るか蛇が出るか』3-5巻(最終巻)感想:まさかのシリアス展開はハーレムラブコメのコンセプト否定でさてどうなる – 少年は少女に出会う
松沢夏樹 / 逆襲!パッパラ隊
わーい懐かしい。2011年完結なのになぜ2019年にこの漫画を読んだのか俺。まぁこのサイトはそんなんばっかりだけど。突撃!パッパラ隊の驚きの続編ですよ。全8巻で完結しちゃっているのだが、マーテル女版みたいなランジェが可愛いランジェ漫画であった。突撃!もマーテルが好きだったなぁ。マーテル女体化の話はもっとあってもよかった。そしてマーテルはシルヴィーとくっついてほしかった。あれ、突撃!の話している。だってそういう漫画だもの。仕方ないね。
『逆襲!パッパラ隊』感想:懐かしのギャグ漫画は男も女も発情中 – 少年は少女に出会う
千田大輔 / 異常者の愛
胸糞漫画なのでオススメしないのだが、ラブコメ好き的には考えさせられるところがあるのではないかと思うので。でも本当に胸糞なので、読むならそのつもりで。
作者さんは今はフツーのラブコメ描いていると思うと色々感慨深い 笑。
『異常者の愛』感想:愛に焦がれたサイコパス – 少年は少女に出会う
赤坂アカ / ib -インスタントバレット-
かぐや様でブレイク中の赤坂アカの中二病的ボーイ・ミーツ・ガール。なのだがさすがに面白い。この世界観は確かに多感な10代の頃でないと作れないと思う。本当にまだ続ける気があるなら是非続けてほしいが。
『ib -インスタントバレット-』5巻(最終巻)感想:やさしさから生まれた悪意は、絶望した悪を救い救われる最後の光 – 少年は少女に出会う
その3に続く
ということで、その3に続きます。その3は特によかったと思うものや正直微妙に感じたものに触れつつ、ダラダラと語っていこうと思います。
……にしても、高津カリノ作品が一作も入っていない。そうか、今年はまったく買わなかったんだ。なんでだろう。
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