2019年11月に読んだラブコメ漫画を振り返る

もう年末も近いので、2019年の総まとめ記事を書く日も近いのだが(去年は書きそびれたが今年は書くつもり)、なんとなく先月読んだラブコメについても振り返ってみようと思う。先月は毎日更新できたし。

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大当たりは虚構推理

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11月のあたりは虚構推理でした。いや別に全然新刊とかじゃないけど。

実はポチったの随分前で、並べられた表紙からして期待できるのではないか?と一気にポチる賭けに出た(たしか半額セールしていた)のだが、買うだけ買った読んでいなかったという。が、最近ふと読んでみたらコレが大当たりでもっと早く読めばよかったと後悔。野崎くんとかと同じパターンだ。

本作はミステリーに入るかと思われるのだが、ミステリーらしいミステリーとは言えないかもしれない。あんま推理しないので。とはいえ、探偵と助手のフレームワークは採用されており、ラブコメ的にはそこがおいしい。探偵もので探偵・助手が異性って、素晴らしいラブコメフレームワークの一つだと思うわ。名探偵コナンのコ哀にしてもそうだし。

知らなかったのだが、来年(といっても来月か)1月にアニメ化されるらしい。ちょうど俺が読み始めたタイミングでアニメ化されるとは、キテル。まぁ実際この漫画はアニメ映えすると思う。ただ鋼人七瀬編、今のSNS的なインターネットしか知らない子が見ると違和感感じるかもしれんね。

にしてもラブコメにおける表紙買いは本当に当てになるな。男女ツーマンセルでいい感じになっている表紙はだいたい素敵。

ヤンデレとサイコパスの明確な違いがわかる異常者の愛

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心に残った、という点では異常者の愛かもしれない。いやこれも全然新刊とかじゃないけど。

割とトラウマもの。胸糞展開が続き、最後もスッキリしない終わり方なので、Amazonのレビューを見ても賛否真っ二つといったところ。正直このサイトに来るような人にも、オススメできるかと言われると果たして微妙。

それというのも、ヒロインのサイコパスという特殊すぎる属性のせいだろう。俺は個人的にサイコパス的な特性の強い人と一緒に仕事をしていたことがあって、ひどく傷つけられた経験がある。その時にサイコパスについてけっこう調べたので、本作が明確に「サイコパス」を描いたものであることがよくわかった。主人公の最後のモノローグは、サイコパスについて書かれた本のサイコパス対策(近寄るな!)そのまま。

このサイコパスってのは恐らくラブコメにもっとも向かない属性の一つで、表面だけ見ると攻撃的なヤンデレなんかと同じように見られることもあるのだが(実際、本作のヒロインを"ヤンデレ"と解釈した人もいるようだ)、しかし明確に違う。その違いはヤンデレ漫画の金字塔たる未来日記の我妻由乃あたりと比べるとよくわかる。サイコパスは他者のことを考えない。共感がない。未来日記の場合、相手役の天野雪輝も我妻由乃に負けず劣らず変なやつだというところもポイントやね。やっぱラブコメって、関係性だから、男女両方のキャラの相性が大事よね。

関係性を描くラブコメにおいて、サイコパスの特性である良心・共感性の欠如は本当に厳しいと思う。っつかサイコパスをサイコパスらしく描いて、かつ素敵なラブコメにするって、不可能なんじゃないかなぁ。あ、でも赤坂アカのib -インスタントバレット-のセナとクロはかなり近いところまでいったかもしれない。さすがかぐや様を描くだけある。

ラブコメじゃなくても

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ついにヒナまつりについて取り上げたが、実はだいぶ前から書こうかなと思い続けていた作品だった。この作品はラブコメ要素の薄いギャグ漫画なのだが、瞳ちゃん関係についてはなんとなくそれっぽいものを感じていたので。とはいえお相手の新田からすると、ちんちくりんが約束されている瞳ちゃんはまったく好みではなく、そういう関係にはまずならないだろうから、なかなか実際に感想記事を書く、というところまではいかなかった。

しかし17巻の瞳ちゃんの愛憎劇はかなりクルものがあって、つい取り上げてしまったよ。新田のお願いを聞くときの瞳ちゃんの「なんだい?」がやけに好き。

ラブコメじゃないと言えば進撃の巨人が例によって太っ腹のセールをKindleでやっていたので、久しぶりに一気読みしたわけだが、エレンの変貌ぶりに戸惑っているのは作中の彼ら彼女らだけではなく俺もである。というか芋女……。

でもエレミカ的には必要なことなのかもしれない。ヤンデレヒロインとして扱われることの多いミカサだが、エレミカの関係が真にラブコメたるには、この変化は必要なんじゃなかろうか。

一言コメント

その他、読んだ作品をリストアップしつつ一言コメント。並べてみると漫画ばっか読んでるな俺。

12月もぼちぼち

今回、一ヶ月単位で振り返ってみるのも面白いかもしれないと思ってやってみたが、もう年の暮れであり一ヶ月どころか一年単位で振り返る季節である。今年も色々あったなぁ。酷いこともあった。いいこともあった。だが生きていてよかったと言える一年でありたい。

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