もうすぐ2018年の半分という恐るべき事実。「2017年読んで幸せになれたラブコメ漫画その1」と「2017年読んで幸せになれたラブコメ漫画その2」で、2017年によかったなーっていうのを書いたけれど、2017年中にこのサイトで記事を書いた、という条件故に、2018年になってから「この漫画最高やんけ!」みたいなのが存在することにそこそこ気づいたので、そのへんを補足したい。
2017年で読めなかった2017年もの
基本的には「2017年読んで幸せになれたラブコメ漫画その2」の続き。2017年の作品で、2017年中にこのサイトで記事を書かなかったがために、漏れた作品集。2018年に新刊でれば、2018年のまとめで描けばいいような気もするけれど、最終巻だとそうもいかないし、2017年まとめが意外とそこそこ読まれていることもあるようなので、まぁある程度アップデートしていこうかな、と……。
2017年その3
稲井カオル / うたかたダイアログ 1巻
作・稲井カオル。
表紙の二人がイチャイチャするだけの漫画。ただし付き合う前であるし、少なくとも女のほうはハッキリと恋愛を意識していない。
基本はセトウツミのような会話劇だが、あそこまでの純粋なギャグ漫画ではなくかなりラブコメ寄り。幸せになれるラブコメ。
『うたかたダイアログ』1巻感想:ゆるゆるとイチャイチャするだけの青春
赤のきのこ / なぜだ内藤
作・赤のキノコ。作者さんのpixivでも読める「「赤のキノコ」のプロフィール [pixiv]」。
続きも連載中「なぜだ内藤 - pixivコミック | 無料連載マンガ」
表紙のギザ歯野郎・内藤がひたすら求婚し続けるだけの漫画。息ぴったりの夫婦漫才に悶絶する。
大当たりだよ畜生。お布施でLINEスタンプも買ったわ。使い所が難しーわ。
『なぜだ内藤』感想:ただそこにいることが幸せハッピーなどバカップル
クール教信者 / おじょじょじょ 4巻(最終巻)
作・クール教信者。2017年4巻にて完結。
1巻の素晴らしすぎるボーイ・ミーツ・ガールからいくと、ラブコメラヴァーズ的にはどうしても蛇足感が否めない。けれども、それもまた規定の枠組にとらわれない作者さんらしいところなんだろう。
賛否両論あれど、素敵ボーイ・ミーツ・ガールの結末(?)は読んでおきたいところ。いやまぁ、ラブコメ的な不安要素はないんだけどね。
『おじょじょじょ』4巻(最終巻)感想:ラブコメの枠を壊した先に
筒井大志 / 僕たちは勉強ができない 1-4巻
作・筒井大志。さすがにすぐに新刊出る。
ジャンプ系でかつ時流にのったタイトルだったもので、いまいち食指が動かなかったのだけれど、読んでみたら面白い。タイトルからは良い意味で裏切られる。受験をテーマにして、しかも本当に勉強している珍しい漫画。ラブコメしてる場合じゃねぇ!
でもラブコメとしても非常に安心感あって良い。眼鏡っ娘がメイン張っているのも、珍しいんじゃないだろうか。
欲を言えば、なんちゃってハーレム系にしないでカップル系にしてほしかった……でもジャンプ系だしね……。ジャンプ系ってこうだよね……。
『ぼくたちは勉強ができない』1-3巻感想:天才も凡人も理系も文系も恋はするとかしないとか
桜井のりお / みつどもえ 19巻(最終巻)
作・桜井のりお。2007-2017年全19巻にて完結。
このサイトのテーマ的に、ここで紹介するには微妙な漫画ではあるけれど、最終巻であるし(10年以上、お疲れ様でした…)、かつなんといっても最後の矢部ひと大増量っぷりが素敵だったので。やっぱいいよねこの二人。ひとはが高校卒業したあたりで結ばれてほしい。矢部っちはとりあえず魔法使いにはなるかもしれないけど、いいよねひとは嫁になるんなら。
矢部ひとだけ抜き出して本作ったら売れるんじゃなかろーか……。
『みつどもえ』18-19巻(最終巻)感想:最後の矢部ひと祭り
ゆずチリ / 忍者シノブさんの純情 5巻(最終巻)
作・ゆずチリ。2017年全5巻にて完結。
表紙のシノブさんと、ヒトヨシがイチャイチャするだけの漫画…なのだけれど、サブキャラでシノブの幼馴染・サスケが一番いいキャラしていた。
メイン二人は安定のイチャイチャバカップル。いやカップルじゃないけれどカップル未満実質以上なアレ。ニヤニヤ必至。
『忍者シノブさんの純情』5巻(最終巻)感想:最後までイチャイチャするよ
イチヒ / 西王子くんに告白されました 2巻(最終巻)
作・イチヒ。2017年全2巻完結。
すごく好きなノリだったので、2巻で終わってしまったのが悲しい。すごく打ち切りっぽいし……。西王子くんめっちゃいいキャラだったのに……どちらかというとヒロインがだらしなかったラブコメかもしれない。でも古影は可愛かった。いっそ古影とくっつけばよかった。
おとなのほうかごも良いけれど、こっちのほうがカップリング感あっていいんだよなぁ。たしかにこの作者さん可愛らしい女性を描くけれど、変な男描いても面白いから、まためげずにこういう作品描いてほしいなぁ……。
『西王子くんに告白されました。』2巻(最終巻)感想:これで終わりはもったいない… – 少年は少女に出会う
水薙竜 / ウィッチクラフトワークス 11巻
作・水薙竜。2017年11巻。
正直言って、この漫画がこんな素敵ボーイ・ミーツ・ガールだとは思っていなかったよ…。ただのヒロインが変態チックな漫画じゃなかった。
過去編の11巻を読んだ後、思わず1-10巻を読み直してしまった。すると、最初に読んだときとはまた違う味わいがある。どちらかというと流しがちだった世界観的な話も、ベースにラブコメがあるとすっと頭に入ってくるんだから、不思議やなぁ。
しかしあの素敵ボーイ・ミーツ・ガールから変態女が爆誕したのかと思うと妙に感慨深いな。
『ウィッチクラフトワークス』11巻感想:ボーイ・ミーツ・ガールはそして変態へ
鯨川リョウ / 秘密のレプタイルズ
作・鯨川リョウ。5巻は2018年だけど。まぁ実際2018年だし。
割とガッツリ爬虫類語りのある漫画だけれど、それはそれとしていちゃラブ漫画でもある。かなり性倒錯っぽい内容も多いので、おすすめとするかどうかは悩ましかったんだが、メインの二人は健全なお付き合いをするお二人であるので、まぁいいかなーと。
5巻いい表紙やね。
『秘密のレプタイルズ』2-5巻感想:ユニバーサルにイチャイチャしている
2018年まとめはどうなるかね
月日が経つのは本当に早いもので。知らない間に終わってる作品つらい。好きだとつらい。まぁでも、仕方ないね。物語はいつか終わるものだから。昔はもっと、永遠、みたいなものに憧れがあったけれど、今はそうでもないな。歳を取ったんだろうな、俺も。
けっこう、このサイトで知った作品も多い。一切情報収集してない俺にとっては、このサイトも貴重な情報源である。Web漫画系が、弱いんだよな。昔だったら、金もないし漁っていたに違いないけれど。変に歳食って金持つようになったから、単行本買えちゃうけれど、それで俺が好きな感じのものにあえるかっていうと、微妙なんだよな。こういうのは、アマチュアリズムが大切だから、Web漫画のが好きなの多いんかも、って最近思う。昔から、Web漫画はなんかこうイチャイチャしてるだけみたいなの多かった気がするし。
あと半年、ちょっと、探してみようかなー……。
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