全体的にテンション島本和彦なラブコメ。本巻収録のキスゾンビの話はこれまで見てきた中でも非常にエロい代物。流行感染してほしい。
本巻でヒロイン2名追加により合計5名、まだ全体の5%なんだけどマジで100人出すのだろうか。限られたページですべてのヒロインを活躍させる高密度漫画(神様登場0コマやむなし)だが、こっからさらに増えるの……?
以下エキセントリックな恋愛観の2巻感想。割と読んでて推しヒロイン変わってくねこれ。
意義はないが意味はある……かもしれない
今回最初に登場する第四のヒロインは栄逢凪乃こと羽香里に続く第二おっぱい要員。恋愛を無意義と切り捨てるが秒で落ちるなんちゃってエリート。次のプール回では自分に相当自信がないと着れないだろう有意義な水着を披露してくれる。オッパイもみもみは効率がよい。だが効率で正ヒロインになれないのはラブコメの不思議なところである。
まぁ恋愛ほど不合理で非効率なものもなかなかないしな。意義で言えば、漫画読むのも、漫画の感想記事書くのも無意義だし、あまつさえ記事をあつめてサイト運営までし始めるのは、無意義の極みといったところだが、意義はないが意味はあるといったところだ。そういえば有意義とは言うのに無意義とはあまり言わない一方で、無意味とは言うのに有意味ってあまり言わないのなんでだろうね。
元々このサイト作り始めた理由の一つに、実用過ぎる生活に嫌気がさしたってのがある。まぁ意義とか意味とか言い始めたら、生きている理由ってなんかあるの?って話になってしまう。合理というのは目的があって初めて成り立つものだから、究極的には人生には目的もなければ意義もないわけで、そこに何を見出すかは、まさにそれ自体が人生ともいえる。サイト運営より女の子と無意義なことしたいだけの人生だった。
キスゾンビはエロい
第五のヒロインは、メインヒロインになれない属性ランキングで上位にきそうな化学少女・薬膳楠莉。ハーレム系の、こういうニッチな属性のヒロインが出てくるのは面白いところの一つだと思う。ただ、この手の子はトリッキーな展開をするための便利な舞台装置扱いになること多々だが、本作はどうなるだろうか。
とりあえず、キスゾンビはものっそいエロかったので、もっと流行感染してほしい。特に静はよかった。
ハンガーに雑にぶら下げられて、「ちゅ」「ちゅ」という鳴き声を誰もいない保健室にこだまさせている様は、芸術性すら感じた。
この直前のしっとりしたキスハメ(物理)シーンも合わせて、俺の中での静株が急上昇。あほの唐音が元気いっぱいのボディタッチとかしている間に脳内ヒロインランキング暫定一位に。
博愛ですから
まぁ一読者は脳内でヒロインレースしててよいわけだが、恋太郎はそれをやっては絶対にいけない運命にある。まぁハーレムは最終的には博愛だから。そこがハーレム系の難しさではあるんだが、本作は最初から明確にハーレムを合理化しているため、ある意味わかりやすい。
まぁ現実には君のことを100人の彼女が大大大大大好きになってしまったら、それは同時に君のことが大大大大大嫌いな99人の非モテが爆誕することを意味するので、すなわちこのクソ恋太郎もう大っ嫌いとシャレにならないボディタッチ不可避だが、実際のところラブコメ作品における男女比率は推定1:100くらいの気がするので別に問題ないのかもしれない。なんなら1:1000かもしれない(学習ソースが偏っている)。
しかしそれにしても、既に紙面がいっぱいいっぱいという感じなのだが、これからさらにヒロインが増えていくのだろうか。ヒロインの大渋滞が起きそうな。まぁ交通整理しっかりやれよ恋太郎。
コメント
コメント一覧 (2件)
クールと無邪気な知力特化彼女達の登場巻。
100人分(予定)の彼女のデザインが必要なこの作品で、2人分を使った楠莉先輩を序盤に出す勇気がすごい。
キスゾンビ薬の様な何でもありな展開を作り出すのには非常に万能な彼女なので、この後も色々なお話の起点になりそうで楽しみ。
ふしぎ研究部なんかもそうですが、おくすりやってる人は物語のバラエティを増しますね
あとは本人がヒロインとして報われると良いのですが
しかしこのままいくと、登場するだけでゴルゴみたいになりますね
5人くらいだとなんか1話に詰め込められていますが、こっから増えるとどうなるのか……