『寄宿学校のジュリエット』6巻感想:ある意味模範的

Amazon

作・金田陽介。2017年6巻。

別冊少年マガジンから週刊少年マガジンに雑誌が変わったらしい。それで、第一話っぽい感じからまた再スタート。で、俺の印象も第一話の頃にリセット。なんというか、模範的な野郎向けのラブコメ漫画であるなぁ、と。

女子は可愛くて野郎は嫌味がない好感で、好いた惚れたで大騒ぎなわけだから、そらまぁ間違いはないのだが……。もう少し毒が欲しいような気もする。

以下6巻感想。

スポンサーリンク

正しくリセット

この漫画を最初に読んだ時思ったことは、なんというか、正しく野郎向けラブコメだなぁ、ということだった。間違えたラブコメってなんやねん、と言われると困るけれど。まぁラブコメな時点で大正義なわけだし。強いて言うなら、エロ先行でラブが添え物みたいなのは、間違えたラブコメと言いたいとは思う。

この漫画はそこそこのエロスを放ちつつも、決してそれが中心というわけではなく、主題はいつだって犬塚とシャルのお騒がせな恋愛劇場であるので、まぁ正しくラブコメなわけだ。シャルは可愛いし、犬塚は好漢で嫌味がないし、素直に応援できるカップルである。サブヒロインの幼馴染も可愛いし。それでいて画が綺麗でそこそこエロい。野郎向けのラブコメとしては模範的だなぁとさえ思う。

ただまぁこれは俺が歳食ってしまったからかもしれないが(いい年こいて何読んでんねんと言われるとつらいのう)、あまり真っ正直でも、なんだか物足りないような感じがしてしまうのである。犬塚とシャルは、お似合いではあると思うんだけれど、なんかこう、たとえ別れても二人共良き伴侶を見つけそうだなぁと。もう速攻で見つけそうだなぁと。なんならもうおるやろ、くらいの勢いで。

やっぱこう、ラブコメのカップルはもっと唯一無二感が欲しいと思う。その意味で、犬塚とシャルは正直言って微妙な感じがしていた。むしろ、割れ鍋に綴じ蓋なアビとソマリのほうが個人的にはくるものがあった。

が、4巻くらいになって、犬塚兄が二人の間に壁となって立ちはだかると、いいな、と思うようになってきた。やはりラブコメには障害が必要なのか。当初から周りは全員お邪魔虫ではあったのだけれど、二人共スペックが高すぎるのが仇(?)となって、安心感があったものなぁ。さらに5巻になると、俺的贔屓のアビ・ソマリもさらに面白くなり、随分と楽しんで読むようになっていた。

なので、6巻もけっこう期待していたのだが……うむ、なんというか、リセット感ある。色々と。ぐぬー……。犬塚とシャルはお似合いだとは思う、思うんだが、前述のとおり、たとえ別れても二人共よろしくやっていそうな感じがこう。

特に犬塚なんて、シャルとうまくいかなくなっても蓮季がいるから即だよ。今回はむしろ蓮季が一番印象深かった。叶わぬ恋と知りつつも、幼馴染の名の下に、犬塚の傍に居続けるとか健気過ぎるわ泣けるわ。むしろ犬塚がシャルより蓮季とくっつくことを割と本気で望んでいる読者もいそうだ。

蓮季はとても可愛いのだけれど、敗北系幼馴染過ぎてつらいなぁ。マルかスコットあたりがあてがわれるんだろうか。それとも敗北道まっしぐらなんだろうか。うーん。そういや今回でなかったけど、てまりもフラグたってるしなー…確定カップルものでサブヒロインだけたくさんいるとつらい。

確定カップルとは言ったものの、ちょっと三角関係色が強くなっている気がする。いやまぁ、犬塚とシャルで確定なのは違いないと思うんだが。今後、この絡みで波乱が起きるんだろうか。そしたらカップル感強くなるかなぁ。期待したいのだけどなー。

スポンサーリンク