『SSシスターズ』1巻感想:こんな兄妹SMは確かに嫌だなぁ

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作・佐野タカシ。2010年1巻。

これは…ふむ。まず義理兄妹ものに入るが、シスター"ズ"か…。そして複数ヒロイン、SMをはじめとするフェチもの。複数ヒロインだが、ハーレムかというと非常に怪しい。どちらかというと修羅場りそうな雰囲気。

男好きしそうなヒロインではある。以下1巻感想。

この兄妹関係は確かにつらい

最初読んだとき、あーこの手のか…とまず思ったのはたしか。なにしろ学校のアイドル的存在でエロ可愛い義理の妹ヒロインに数年ぶりに再会したり、気になる清楚風な生徒副会長と出てきたりという感じだから、そう思ったのも仕方ない。そして主人公は妹を多少邪険にするのも、訳ありなんだろうけどこの手の設定のお約束だししょうもなかろう……と思いきや、これが中々本当につらい過去持ちだった。

小学校時代に男子から性的なイジメを受けていた妹、それを聞いて助けるではなく(嫉妬からだが)つい襲いかかってしまった主人公、その時逆に妹から辱めを受けることになり、それを機に妹はSに、主人公の兄はMに目覚め、両親に隠れながらインモラルな関係を続けていくことに……。

うーん、これは確かにいやだ。ちょっと成年向けっぽい設定。紳士の人からするとこれも羨ましい過去になるのかもしれないが、俺はちと御免かな。修行不足かもしれないが、いまさらこんなレベルをあげようとも思わんしなぁ。

けれど、これはラブコメ的には必ずしもおいしくないわけじゃない。この退廃的な関係の中築かれた絆、二人だけの秘密の共有自体は、ラブコメ的には盛り上がれる要素ではある。が、主人公である兄の側が、ひたすら妹に対し負い目を感じ、また怖がっている描写が多いことはどうにもマイナスだ。もちろんそれだけではないのだろうけれど、妹からの一方的過ぎる感じがするのは印象だけではないだろう。また、妹の主人公に対する気持ちは、兄妹愛以上のものがないではなさそうであるけれど、主人公とのやりとりですっかり自信をつけたのか、女の武器を有効に使い世渡りをするその様はあまり好ましいものではない。うーん。

主人公には別に想い人がいるしねぇ。この人も変態さんであるようだが。そして、兄妹のインモラルな関係を知ってしまい、巻き込まれる不良っぽい少女北代を合わせて、3人の豪華ヒロイン。北代もなにか訳ありっぽい。表題がSSシスター"ズ"なのだから、そういうことなのだろう。

と3人ものヒロインではあるが、いまのところハーレムという感じはさせず、どちらかというとこんがらがった関係を構築しそうである。この後の展開次第では面白くなりそうな感じがしなくもないが、いまのところは微妙だ。なんといっても主人公の魅力が乏しい。うーん。2巻が安く手に入ったら読むかなぁ、という感じ。

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