『瀧晏名の本性はSなのかMなのか俺だけが知っている。』感想:レジに持っていけない

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作・佐野タカシ。2016年全2巻。レジに持っていけない系の表紙。電子書籍大活躍。

一応一般漫画なんだけれど……かなりキワドイ。内容も表紙と表題の通りSMプレイ。堂々と高校生を名乗れるのがポイントかもしれないが、この内容なら別に高校生じゃなくても良いような気もするが、まぁでもヒロインのSとMに揺れる様は思春期ならではのものと言えるのかもしれない。

しかしラブコメっちゃラブコメなんだけど……うーん、まぁソフトエロ漫画やね。以下感想。

キワドイ

とにかくエロス。成年漫画一歩手前。性表現にやたら厳しい先進諸外国だとアウトな気がする。日本は挿れてるところが見えてさえいなければOKというわかりやすい国なので。でも液噴射はどうかと個人的に思うんだが…いや、規制すべきと思っているんではなく、むしろ規制されることを憂慮していて、そのためには各漫画でやりすぎない配慮が必要なんじゃないか、と。やっぱりそういうのが気に入らない勢力ってのは日本でもそこそこ大きいし、昨今規制も厳しくなっているようなので…。

閑話休題。この漫画は高校生の男女によるSMプレイで、まぁ学生+SMをテーマにした漫画は一般向けでそこそこないでもないのだが、この漫画の特色はそれが毎回入れ替わることだろう。SとMは本質的に同じ説?それとも、SかMかなんていうのは些細な問題でしかないのか。

Sプレイ、Mプレイそれぞれ面白くはあるんだけれど、多分いちばんの見どころはその狭間で揺れるヒロインの心情だろうと思う。高校生設定に意味があるとすればそこだろうな。自己が不安定な10代だからこそかもしれない。まぁ実際は20だろうが30だろうが自己なんてのはふわふわしたもんだと思うが、まぁ一番揺らめく年代ではあろう。サブヒロインのなんちゃってレズ娘も、自分がわからないという意味では同じなのか。

ただね、主人公がね。ちょっとね。エロい女子高生とたまたま一緒になれたラッキーボーイでしかなかったように思うね。瀧にただひたすら振り回されているだけっていうね。まぁ、ソフトエロ漫画としてはそれでいいのかもしれないとは思うけれど。そういう漫画のほうが世の中多いしね。多分。でもラブコメとしてはちょっとね。

SとMに揺れるヒロインの魅力を引き立てるには、やはりもっと良い主人公がほしかった。レズ娘も、エロスとしてのレズプレイ要因以上ではなかったなぁ。わかりやすい当て馬になってたけど、それだといてもいなくてもストーリー的には大して変わらんよな。うーん……。