『シンバシノミコ』1巻感想:魔を祓う童貞という設定に笑う

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作・光永康則。3巻まで出ているが、3巻が出たのは2012年。今2017年。あら。

カタカナにするとそれらしい感じだが漢字にすると新橋の巫女。新橋は東京のあの新橋。

処女と童貞の組み合わせで、セクハラしかしない「魔」をやっつけるという、色々しょうもない漫画。神聖な童貞パワーと、それこそ童貞的な躊躇わないセクハラ描写に笑う。ラブコメ的にはいまのところ微妙。

以下1巻感想。

擬音語に笑う

巨乳で処女で昼間はOL、夜は巫女、というなかなか躊躇わない設定のヒロイン・一子。巫女装束を着た会社員というマニアックな設定。本作では作者のフェチっぷりが随所に垣間見れる。ことあるごとに胸のあたりに「ぷるぷる」とか「ぷるるん」とかいう擬音語が小さく書かれていて、それを見るたびに笑いがこみあげてくる。好きなんですね!

痴漢は不愉快

そんなエロいヒロインが、セクハラに負けず、時にはセクハラというかレイプまがいの行為にも負けず、健気に「魔」を倒していく話。エロ漫画みたいな設定であるが、処女を守り通さないと始まらないので、エロ漫画にはならない。

いわゆる「魔が差した」からの連想というわけで、その「魔」のやることがもっぱら女にセクハラすることというのが笑える。一応途中で殺人絡みのことも起きるのだが、その後もまたセクハラに。なんか平和だな。

とはいえ、痴漢やセクハラ行為を「魔」のせいだから仕方ない、とすること自体は、個人的には笑えるというよりは不快感のほうが強い。一応それなりに制裁は受けるし、この漫画の文脈から行けば魔が差した人間も被害者なのであるが、なんとも釈然としない。このへんの感じ方は人によるとしかいいようがないが……。

童貞パワーの逆襲

一方、主人公・貞夫の童貞パワー関連は確かに笑える。処女の神聖性は様々な作品でシリアス・ギャグ問わず描かれているが、童貞が神聖な力を発揮するのは、もうそっち系の突っ走った下ネタギャグ漫画くらいじゃなかろうか。いや、この漫画もその類であると言われると中々否定できないところがあるが。

カップル感は微妙の極み

処女と童貞のコンビというと、ラブコメ的には浪漫ある組み合わせである。そんな二人力を合わせて戦うのであるから、カップル映えもしそうなものなのだが、これがびっくりするほどカップル萌えできない。少なくとも貞夫は一子を恋愛的に意識しているし、また一子のほうも1巻中でも少しずつ貞夫を認めるようにもなるのであるが、カップル感がない。人間関係的には、多少気安い職場の上司と部下の域を出ていないように見えるからだろうか。

ということで、ラブコメ的には、要素はあるにも関わらずいまのところ微妙の極みである。基本的にはしょうもなさを笑うギャグ漫画といったところ。一度だけ出てきた神視点モノローグ「俺の童貞がだんだんすごい事になってきている」これが言いたかっただけなのでは 笑

読みやすかったので、2,3巻も手に入りそうなら読むけどね。中古相場は値崩れしてるし。3巻がBOOKOFFオンラインで中古入荷されたら読むかな。

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