『漆葉さららは恋などしないっ』1巻感想:ラブコメっぽい設定とタイトルだが1巻では方向性わからない

ぷよ, 漆葉さららは恋などしないっ 1, 2018

かつて一世を風靡した涼宮ハルヒの憂鬱の数多あるメディアミックスの中でも有名な、涼宮ハルヒちゃんの憂鬱の作者さん。

万年モテ期の呪いで告白され過ぎた故に拗らせた主人公・漆葉さららと、呪いの原因になったっぽい人たちの人間交差点。設定自体はラブコメっぽいし、作中でもラブコメヒロインです、というような注釈をつけるくらいなのだが、今のところは家族ものの毛色が強い。しかもあとがきでは百合百合な方向でもいいかな的なことを作者さん自身が言っていて、そうすると自分的には楽しめないので、続きを読むかどうか考え中。

いかにもラブコメっぽいタイトルと設定でありながら、現時点ではなんとも言い難い感じ。以下1巻感想。

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一見ラブコメっぽいが

いかにもラブコメっぽいタイトルであるし、帯にも「ラブコメヒロインです」などという注釈があったので(電子書籍にも帯つけてくれんかねぇ…)、読んでみた。まぁそういう注釈をされているということは、このヒロインはラブコメヒロインらしからぬ、という意味でもあるのだが、本当にラブコメじゃなかったらラブコメヒロインらしからぬも「そりゃそうだ」という話なので、裏の裏の裏の裏は表だろうということで。

なのだが、実際読んでみると、1巻終わり時点ではラブコメなのかどうか微妙なところだなぁ、と思った。一応それっぽい感じにはなっているんだけれど、やっつけ感がある。

設定的にはラブコメっぽい。なにしろ主人公・漆葉さららは万年モテ期。告られ過ぎて色々拗らせてしまい、友達もおらず、心に闇を抱えて呪詛を吐く日々。そんなさららの本性を知り、かつさららに"魅了"されない男の子・心石くんとの出会い……とまぁ、ここだけ見ると完全にボーイ・ミーツ・ガール(ならぬガール・ミーツ・ボーイ?)なのだが、この二人の関係がそんなに進まない。

一応、さらら的には気になる男の子であるらしい、のだが、それよりも心石くんの姉とのほうと親しくなる。さららは友達に飢えていたし、同性のほうが色々と気安いところがあるだろう、とは言うものの、もう少し進展あってもいいんでなかろうか、とも思う。

また、さららは養子である、などという重ためな設定、万年モテ期の呪いもそこらへんに起因している、とあって、家族ものの様相も呈しており、なんというか、色恋どころの話ではない。

なんといっても、作者さんのあとがきがなぁ……。ラブコメを描こうとしているわけでもなさそうで、というか場合によっては心石くんの姉のほうと百合百合してもいいよと思っているそうで、そうするとまぁ自分的には全然楽しめない作品ということになってしまうから、正直次巻を読むかどうか悩み中。担当さんが百合方向に難色を示しているから次は心石くんとなんかあるんじゃないですかね、ってちょっとばかり投げやり過ぎやしませんか……。

そういうわけだから、巻末でさららと心石くんが急にいい感じになり、「漆葉さららは"まだ"恋などしない」なんて演出されても、「ほんまかいな」と思ってしまう。

実際、この1巻で描かれた二人の関係は、さららにとって魅了されなかった初めての異性(父除く)、以上のものではない。まぁそれだけでもさららにとっては大きかったようで、意識してしまっているのだが、一方心石くんサイドからいくと、最後触れられて少し魅了されてしまうものの、それくらいしかない。

たとえラブコメになるとしても…

今後の展開次第では十分ラブコメる可能性もあるんだが、あの投げやりなあとがきを見てしまうと、「ウケ狙いなんかなー……」とか「担当さんに言われたからなん……?」とか、まぁそういうことを思ってしまう。まぁそれでもラブコメってくれたら面白く読めてしまうのかもしれないんだが(ゲンキンなもので…)、なんとなくモヤモヤしてしまいそう。

かといってこのまま家族ものっぽいストーリーで進められてもなーと思うし、まして百合百合されても俺にそういう趣味はないし……。

うーん……期待できそうな感じもするんだよなー……でもそれだけに、作者さんの思う方向と俺の好みが違うと、つらいしなー……こればっかりはしゃあないだけになー……次読むかどうか、どうすっかなー……。

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