『少年プリンセス』感想:男の娘…ではなくて女装男子もの

巻末のオマケ漫画がまるで続編があるかのような感じだけれど、多分1巻完結。男の娘がどっかの王国に嫁いで王女になるぶっ飛んだ設定の話で、ギャグでやってるのかシリアスでやってるのかわからんノリだが多分ギャグ。男の娘といったけれど、実際的には女装男子。でもタグは男の娘にしてみる。。

以下ネタバレ感想ー。

男の娘は大きくなる

男の娘は、大きくなる。何がとは言わないが。主人公・ナオはとても愛らしい見た目をしているが、仕草、口調はまんま男のそれ。なので、男の娘というより女装男子という感が強い。男としてのプライドを忘れない↓。

マツリセイシロウ, 少年プリンセス
マツリセイシロウ, 少年プリンセス

やっぱりそうだよね。らんま(超懐かしい)も、女体化して女装しても、下着だけは基本的に(いくつかの例外はあるが)男物を着用していたし。一方で、前に読んだ男の娘ものでは、下着も当然のように女物を身に着けていて、もっこりショーツという特殊なシチュエーションを生み出していた。それと比較すると、ナオは見た目こそ確かに女っぽいのだけれど、心の性はかなり男寄り。

元が男なんだからそりゃそうだ、と思うと同時に、これはやっぱ男の娘じゃなくて女装男子と言うべきなんだな、と思う。男の娘は心の性はだいたいみんな女寄りだし。極めつけは、相手役の王子が男装の麗人、つまり女だったということ。つまり、同性愛ではない。一応、ナオは王子が好きなのは女の子なのでは、と悩んだりしているが、そんなこともないだろうと思う。

というわけで、総合的に考えると、女装男子ものなんだなーと。確かにAmazonの紹介ページを見てみると、あくまで女装男子として宣伝されている。

うーん、自分、女装男子と男の娘をちゃんと区分していなかったかも。ちょっと反省。でも実際のところ、読者層はだいたい被ってるんじゃなかろうか、とも思うのであるが。それに、女装男子と男の娘の境界線自体は、多分非常に曖昧で、明確に線引できるものでもないだろう。この作品に関して言えば、女装男子に色分けされると思うけれど……。

いろいろ、勉強になりました。

当て馬のダサい仮面男子が一番いいキャラしていた

ところで話自体はさして言うべきほどのことはないのだけれど、キャラ的には当て馬的役どころのダサい仮面男子が一番いいキャラしていたなーと思う。生まれも育ちも複雑だしね。それだけに最後はちょっと残念。生きていてほしい。ナオのもっこりを目の当たりにしてショックを受けるところから、立ち直って新たな世界に目覚めて欲しいぞ。

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