『みつどもえ』といえばやはり矢部ひとなんだが

矢部ひとそれは大正義

我ながら本当にどうでもいいことで悩んでいるなぁと思うが、みつどもえをまた読みなおすかどうかで悩んでいる。既刊16巻、本棚見ると13巻まであるので、だいたい単行本3冊分くらいは遅れがある。

元々ギャグ漫画として読みだしたが、割と早々に萌えの方向に舵を切って、それは功を奏したのは周知の通り。そして、俺にとっては矢部っちとひとはのカップリング、矢部ひとが残った。以下ネタバレ有。

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すれ違いを基調にした王道的なギャグと萌えをうまいこと組み合わさっているのが本作で、それはそれでいいんだが、俺としてはやっぱ本作唯一?ラブコメの波動を発している矢部ひとが目当てなわけで。ただこの二人の話はもうだいぶやり尽くしたのか、勢い落ちていたのは確か。それで、13巻を読み終えた時に、なんかやけに疲れて、もういいかなぁ、なんて思ってそれ以来新刊を買っていない。

だいたいこの二人は小学生の女子生徒と新米教師というたいへん危なかっしい組み合わせで、正直その距離感は難しいところがある。というか作中の距離感が絶妙としか言いようが無い。その距離感を保ったまま話を続けるのはかなり難しかろうとも思う。矢部っちはロリコンじゃないし、ひとはの気持ちにしてもとても明確に恋愛感情などと言えるようなものではなかろう。

だがその曖昧なところが面白くもある。というかこのカップリングが好きな人でも、本編でガチでくっついたら引くわ、という人は多かろうな。数年後になんやかんやあってくっつきました、という展開なら歓迎されると思うが。でもそうすると矢部っち30近くまで童貞に。今時珍しくもないかね。

なんにしても、教師と教え子にしてはやけに近いな?くらいの距離感が良いのである。冷静に考えたら、ペット目当てとはいえ合鍵作って毎週休日の朝っぱらから部屋に女子生徒が上がり込むっていうのは普通にまずい。それについては、小学生ということでギリギリセーフだろうか、という感じだが、恋愛的に考えてみると小学生だからこそまずいのがこの二人である。

ひとはが小学生である故に、セーフである面とアウトである面の両方があるところが、この二人の面白く絶妙な関係だと思う。あとは、あくまでギャグの演出だが、別角度から見るとラブコメになるという本作ならではの小憎い見せ方が実に良い。↓なんかそのいい例だな。

桜井のりお, みつどもえ, 第1巻
桜井のりお, みつどもえ, 第1巻

↑もちろんひとはの行動に矢部っちを追い詰める以外の他意はない。が、それはそれとして、この後の二人の関係などを考えると、どうしてもラブコメ的な見方をしてしまうんだ。また、こういう事情があるにせよ、女子生徒が教師の部屋に毎週来るのを許すのは、やはり小学生だからセーフなのだし、同時に小学生だからアウトなのだ。この多重性が矢部ひとの魅力であると思う

そんな二人の関係が1話でも読めるんなら続きも読むんだが、この13巻時点で、もう老夫婦のごとく安定しまっているというか、関係の空気化が見て取れて、うーんなんだかときめかん、と思って読まなくなった。

が、最近話を聞いてると、なんだか映画館デートしたとかそんな話も聞く。そういう話が読めるんならまた読もうかな、という気持ちの反面、でもなんかしんどかったんだよなぁ、という記憶もある。他に積読状態の本もたくさんあるし、ここのところ、なんだかずっとモヤモヤしている。

でもこうして記事を書いた以上、そのうち読む気がする。どっかで折を見て読むか…。

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