『魔王様ちょっとそれとって!!』8巻(最終巻)感想:侍女の執念時空を超える、そして家族へ…?

春野友矢, 魔王様ちょっとそれとって!! 8, 2018

今回で最終巻。ディーふらぐ!より先に終わったか……(ってかディーふらぐ!は終わらないでほしいけれども)。

侍女の執念の物語であった。侍女すごいわ。あの侍女に子孫がいたという、作中最大の謎もしれっと解ける。

そんで最後は魔王様と魔法使いのラブコメチックな感じなわけだけれど、もっと早くからサービスしてほしかった感は正直ある。カバー裏のベタベタなラブコメ展開的エピローグ漫画普通に面白そうやし。

割と家族愛的な話だったと思ったりする。以下8巻、すなわち最終巻感想。あとついでにカバー裏の異世界言語も頑張って読んでみた。暇か俺。

スポンサーリンク

侍女の執念よ

うーん、これは侍女。魔王様ラブな侍女の執念の物語であった。侍女のインパクトたるや。特に最後、妊婦ってね。間違いなくこの物語で一番のハイライトやろ。びびったわ。しかもなんか割と行きずりっぽいという。傷心のところで優しくされた酒の勢いって生々しいわ。

そして子々孫々へと受け継がれる魔王様ラブの気持ち。いや、すごいね、時空と性別の壁を超えてやってきた感じがあるね。まぁ魔法使いは侍女と比較すると、性格はだいぶクールなので、侍女から魔法使いに至るまでの間には、まぁ色々とあったのだろうが、しかし本質的な執念深さは変わらないようだ。

侍女と魔王様の関係で、ラブコメ目線的に面白いのは、これだけ深い仲で、また特に侍女→魔王様の目線はそうとうアレであるにも関わらず、まったく同性愛的なものを感じさせないところだろう。では二人の間にあったのは友情だったのかというと、それもなにか違う。まぁ強いて言うならば、家族愛という言葉一番しっくりくるかもしれない。

まー行きずりとはいえ、子供作るくらいだから、侍女は性的にはストレートだったのだろう。それは魔王様も同じ……っていうか魔王様はありとあらゆる面で癖がなさそう。同性愛とかもまったく理解できなさそう。

そして時を経て魔王様の元にやってきた魔法使いは年頃の男。で、この魔法使いと魔王様は、恋愛的な意味で親しくなるわけだ。魔法使いもなんだかんだいって魔王様ラブだから、まぁそのうちくっつくんだろう。そして本当の家族になる。侍女の執念極まれり、と思うのはまぁ間違いでもないだろう。大好きな魔王様に居場所を与えて、ついでに本当に家族にもなっちゃう、という侍女の執念の物語

エピローグが面白そうなんだけど

ということで、色々な謎も解けて、魔王様と魔法使いは二人別世界へ飛ばされたわけだが、最終話最後やカバー裏で繰り広げられているっぽいベタベタなラブコメが普通に面白そうであったという。ディーふらぐ!読んでいても思うんだけれど、ギャグベースなんだが面白いのはラブコメ部分なんだよなぁ、と。もっとラブコメ的なサービスを本編でもしてほしかったなぁ、という気持ちは正直ある。でも、作者さん的にはあんまりあざとい展開にはしたくなかったのかもしれない?うーん、ままならない。

ところでベタベタなラブコメしているカバー裏の鬼っ娘(?)と魔法使いのやりとりを翻訳してみた。

「うちにこい もっとおいしい ごはんあるから
 よいねどこも あるぞ ここよりよいぞ」
「しょもつ たくさんあるならぜひ」

だと思う。多分。ただ「うちにこい」の「に」が表と違う気がする。でも文脈的にも「に」だと思うんだが……。魔王様が持っているのは「あいう かきく」だから五十音表と思われる。

魔法使いモテて焦っている魔王様可愛い。ベタベタでもこういう話読みたかったなぁと思う。

スポンサーリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です