『きゅーは吸血鬼のきゅー』感想:同性の血を吸わない吸血鬼との同居日常もの

G3井田, きゅーは吸血鬼のきゅー 1, 2017

かぐや様は語りたいの人の作者買いシリーズ。2018年全2巻にて完結。

日常ものやラブコメで、吸血鬼は時々出現する。やはり血を吸う、というエロティックな行為が前提の種族なので、色のある話が作りやすいからじゃなかろうか……と思うのだが、この話はなんと吸血鬼が同性。メインの人間キャラに男と女、両方いるのだが、どちらにも同性の吸血鬼がつく。マジか。

ということで、吸血鬼ものであるにも関わらず、まったく色っぽくないという特徴があり、それは珍しい反面、「吸血鬼の意味ある?」とも思ってしまう。

なのでまぁ正直、吸血鬼ものとしては微妙。ちょっとラブあり日常もの。でも友情ベースやね。以下感想。

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吸血鬼もの……だが

割と特殊な人外キャラでも、吸血鬼は比較的出現率が高い気がする。まぁメジャーなのもあるけれど、なんつっても、「血を吸う」っていうのが、漫画的にはおいしすぎる特性だからだと思うんだよね。だからフッツーの日常ものでも吸血鬼が出たりってのは他作品でも見たことがある。

しかし、本作は吸血鬼が登場するにも関わらず、吸血する相手が同性。というか、吸わない。吸ってもまったくもって色っぽくない。

これは……確かに珍しいと言えば珍しいんだが……なぜ吸血鬼にしたんだろう、という根本的な疑問ががが。いやほんと、なぜに。

話は同性の友情メインで(多少男性向けっぽいサービスも扉絵とかではないでもなかったが)、ちょいとラブありの王道ほっこり日常系。まぁ多分、描きたかったのはそういう日常的なところなんだろうとは思う。吸血鬼・きゅーと不健康な女子高生・英の日常。おまけにちょっとラブコメ。ほんとにおまけ。なにげに幼馴染ものなんだが、慶喜がなんで英のこと好きなのか、最後まで全然わからなかったのはつらい。。。

どうにもこうにも

まーなんも期待しないで読んだらこんなもんかなーって思ったかもしれないんだが(特に意味のない設定なんてこの手のゆるふわ4コマじゃ珍しくもないし)、なにしろ「かぐや様が語りたい」があまりにも素晴らしかったので、ちょっと期待してしまっていたわけだ。だから作者さんの過去作「f人魚」「思春期サァカス」そして本作も読んだわけだ。そして、正直言うとどうにも微妙感があるわけだ。。。

友情ベースの日常系が描きたい人なのかしら、とも思ったのだが、一番真っ当にラブコメしていた思春期サァカスが一番面白かったんだよなぁ(これもラブコメが盛り上がるのは中盤以降で、スロースターターではあった)。そして、パーフェクトなラブコメ舞台設定の用意されたかぐや様を語りたいについては、飛び抜けて面白かった。

変に奇をてらわずストレートにラブコメ描かせたらすごい作品描いてくれそうなんだけれど、作者さん自身にその気がないのかもなー。うむー……。

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