『古見さんはコミュ症です』1巻感想:ギャグ寄り。ラブコメ的には微妙

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作・オダトモヒト。古見は"こみ"と読むらしい。

ギャグ寄りのラブコメ。口下手不器用系ヒロイン黒タイツ。美人なので高嶺の花的扱いになっている。だが主人公だけはその本当の姿を知るタイプのアレ。

主人公がヒロイン作りを手伝うストーリーなのだが、主人公自体が友達いないのでまずお前が頑張れとか、そもそも周囲のやつらが嫌なやつらばかりなので無理してつるまんでええやろとか、そんなことを思う。正直微妙な感じ。

古見さんが可愛いと思えるかどうかなんだろう。ってかこの子はコミュ症ってより吃音症なんじゃないかな。以下1巻感想。

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コミュ症というよりは

話自体は、挨拶すらできないレベルのコミュ症(コミュ障とは書けなかったか)・古見(こみ)さんの友達作りを、主人公・只野が助ける話。古見さんは最初の一音が出ない感じで、コミュ症というよりまず吃音症に思える。結果としてコミュ症にもなったという感じ。只野とは気安い関係になれたのに、なお筆談でしかまともに話せないのは、やはり病気の可能性を疑って、一度病院に行ったほうがいい。

などとマジレスしても仕方ないのであるが、そのような重度なコミュ症であるものの、どうやら超絶な美人さんであるらしい。美人さんならコミュ症もクールビューティーということになるのか、周囲から勝手に神格化され、崇め奉られている。

只野と古見さんの共通点

主人公・只野はそんな古見さんの隣の席になったことで周囲から疎んじられる。だがそれをきっかけにして、古見さんが実はコミュ症であることを知り、親しくなるのである…が、そのことでさらなる嫉妬を買い、幼馴染の友人・なじみを例外として、ほぼ孤立。

クラスメートの只野に対する扱いはひどいもので、無視や暴言、嫌な役職を押し付けるなど、その剥き出しのスクールカーストっぷりは笑えるというより痛ましく、只野以外全員頭おかしいんじゃないの?と思うが、これは基本が只野視点だからというのもあるだろう。

只野は「軽んじてもいい」というポジションをクラス共通の認識としてもたれてしまっている。なので、自分の嫌な面、汚い面を、皆只野相手には平気で見せてくる。それにしてもやり過ぎな面はあるので、クラスメートも嫌なやつが揃っている。とはいえきっかけを作った一因は古見さんにもあるので(古見さんも被害者なのだが…)、いくら美人でも俺なら嫌になるが、そこはやはり惚れた弱みなのだろう。もっとも、只野自身慣れているのかどうなのか、そういうことはサラッと流せる性格なのもある。

一方で、クラスメートの古見さんに対する扱いは只野対する真逆で、神格化、姫扱いなのであるけれど、皮肉なことに「距離を置く」という点においては、只野に対する扱いと変わっていない。また、役職を押し付けられたことも変わらない。結果として、只野と古見さんは扱いが似る不思議。

ただし、客観的に見れば、只野と違い古見さんは皆に敬われている。が、古見さん自身はそう感じていない。疎まれていると思っている。でも古見さんの視点も、本質的にはあながち間違いとも言い切れないのかもしれない。只野以外、誰も古見さんの本当のところを見ていないのだから。

バランスが難しい

そんな二人が共に協力して一つの目標を達成しようというのは、ラブコメ的にはおいしい設定で、一見いかにも俺好みっぽい。最初の黒板トークは良かった。あれはいいな。

でも、全体的には微妙なんだ。まず周囲の人間が好きになれないのと、二人が頑張っているというより、只野がただただ一方的に頑張っているだけのように見えるから。そりゃあ古見さんも頑張ってはいるだろうけれど、古見さん自身のことだしねぇ。おいしくない。

結局、この漫画はあくまでヒロインを愛でるギャグ漫画であって、そのラブコメ分は設定の割に薄い。だから俺の好みからは外れる。そしてギャグ漫画として面白いかと言われると、うーん。主人公がクラスメートから暴言吐かれるだけのネタとか、俺は面白いというよりは痛ましいと思う。単純に可哀想だなって思った。そういうのが多い。ギャグはバランスが難しい。

今後の展開次第では化けるのかもしれないとは思うものの、2巻買うかと言われると、どうするか実に微妙なところ。

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