『恋するヤンキーガール』1巻感想:ヒロインより可愛いサブキャラがいるのに漢気を感じる

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ヤンキー彼女もの。そして勘違い恋愛スタートものであり、その流れからカップルものでもある。4コマ形式。

ふむ…という感じで読み始め、うーん、ちょっとこれは…と思ったりしたものの、だんだんちゃんと彼氏彼女らしくなっていく過程がよかった。

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ヤンキー彼女と草食系男子の組み合わせで

おりはらさちこ, 恋するヤンキーガール, 第1巻
おりはらさちこ, 恋するヤンキーガール, 第1巻

←告白とその返事。この「付き合えや」は彼氏彼女の「付き合って下さい」という意味だった。

ということで、ヤンキー(に見える)須藤アヤメに凄まれて「付き合えや」と言われて、思わず「はい」と返事してしまった男・風間ナギの勘違いから始めるラブコメ。

なんだかどこかで聞いたことのあるような設定。このヒロイン・アヤメが強面に見えるけれど実は純情乙女なのもお約束。

お約束なんだが、センスが古風を超えてなんだかオカンっぽく、なんかこう彼女としてときめくかっていうと微妙な感じ。世話焼きなところもオカン臭すごい。私服が隣を歩くのを躊躇うレベルでダサいうえに、本人的にはオシャレしているつもりなのもリアルにつらい。これは反応に困る。また、殺人料理属性持ち。さらに貞操観念が強く、既に結婚を前提にしているという重さ。

告白された自覚がなく、引くに引けなくなった感じで付き合い始めたということもあり、中学生男子にはなかなかキツイシチュエーションである。実際ナギは最初相当嫌がっており、その気持ちもわかる。とはいえ、第三者視点としてはその嫌がり方があからさま過ぎると感じるのも事実で、理解はできるが、というか理解できるだけに、どうかなーと思いながら読んでいた。

が、アヤメのいい子っぷりと、ナギに対する想いの強さがわかるにつれて、ナギもだんだんと惹かれていく。その過程が、なかなかどうしていい。アヤメの内面の魅力が、ちゃんと描かれている。

ヒロインより可愛いサブ

おりはらさちこ, 恋するヤンキーガール, 第1巻
おりはらさちこ, 恋するヤンキーガール, 第1巻

ヒロインより明らかに可愛いサブキャラがいるという、気合いの入った設定。だいたいなんだかんだいっても、ラブコメ、しかもカップルものでは、ヒロインが一番可愛いか、そうでなくても他のヒロインとくらべても好みの問題かな、というレベルだと思うが、ちょっとこれは、サブである友人・ぼたんのほうが明確に可愛い。作中評価においてもぼたんは美人として扱われている。こういうところからも、アヤメの人間性で勝負しようという漢気を感じる

最初はいやいや付き合っていたナギが、本当にアヤメに惹かれていき、アヤメが不当に悪く言われれば怒り、アヤメが他の男と一緒にいると嫉妬もし、すぐ近くにいるより美人なぼたんと比べてもアヤメの魅力を思わず説いてしまうようになる。この一連の流れが、短いながらも丁寧に描かれているので、正直最初は微妙に思いながらページをめくっていたんだが、1巻読み終わった頃には「ええやん」という感じに。

というか、1巻終わる頃にはアヤメよりもむしろナギのほうが目立つ勢いだ。また、ラブコメでよくいる感じの主人公に思えたナギが、随分と魅力的に見える。個人的には、そこがこの漫画のいいところであるように思う。

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