『ギリギリアウト』ヒロインが失禁するとか関係なく面白いラブコメ

ソウマトウ, ギリギリアウト, 第1巻
ソウマトウ, ギリギリアウト, 第1巻

↑自分の膀胱を信じるんだ!どんな形であれ支え合う男女は美しい。支えあってはいないか。

尿意が我慢できない呪いをかけられたヒロインと、その尿意を鎮めることができる(とヒロインから信じられている)男主人公の、失禁系ボーイ・ミーツ・ガールなラブコメ。というと変態っぽいが、実はフェチ要素はそれほど強くない。それよりも、この漫画は純粋にラブコメとして面白い!久々に良いラブコメ見つけられて嬉しいわー。

基本情報

Webコミック | 月刊コミック電撃大王公式サイト

ソウマトウブログ

2016年4月2日現在第3巻まで。作者のソウマトウは原作と作画の二人組らしい。電撃っぽい設定。

だいたいこんな感じ

才色兼備だけど尿意が我慢できず、特に緊張すると失禁してしまうという呪いをかけられた(と本人は強く思っている)ヒロイン宮ヶ瀬花と、触れるとその尿意を鎮めることができる(とハナに信じられている)男の子徳山大宇宙(ソラと呼ぶ)のラブコメ。

ギリギリアウトの名の通り、ソラがいないとハナはだいたい失禁する。もうよく今まで生きてこれたなというレベルで失禁する。この漫画のコンセプトの一つが、失禁する女の子、というシチュエーションであることは間違いないし、多分そういう売り文句で売られているんじゃなかろうかと思う。

確かに失禁描写は多い。失禁女子に魅力を感じるというと変態っぽいが、よくよく考えてみると、失禁萌えにはだいたい3段階くらいあると思う。大きく分けてこんな感じ。

  1. 尿意を我慢する女の子が好き
  2. 公衆の面前で失禁する女の子が好き
  3. 女の子の尿が好き

この漫画で描かれるのは主に1,2。3の要素はなくもないが、極めて薄い。何が言いたいかというと、いわゆるスカトロの領域には入っていない、ということ。入っているとしても、本当に片足がちょんと指先だけ触れてるくらいのもんだと思う。

だから、フェチとしては実はそこまで濃くないと思う。別にソラくんが女の子尿に興奮する変態である必要はないけれど、作品から尿そのものに対する拘りみたいなものは一切感じられないので、実際そこは求めちゃいけないところなんだろうし、考えてみるとそこを求める人はあまりいないか。そういう意味じゃ、案外幅広く受け入れられる漫画だと思う。

というか、フェチ漫画というより、純粋にラブコメとして面白いよこの漫画。ソラとハナの距離感がラブコメとして素晴らしい距離感。尿意を鎮めるという協力関係がこの二人の絆だが、そこはそれ、思春期の男女なので、お互い異性として意識している様が見て取れてニヤニヤ。そんでもって、そこにライバルヒロイン黒部汐莉が絡むと、ハナがジェラってその姿にまたニヤニヤ。そうこれはニヤニヤ漫画。ニヤニヤこそラブコメの真髄。ラブコメとしての価値は、ニヤニヤできるかどうか。であれば、この漫画はよいラブコメ。

それというのも、ヒロインが可愛いのはもちろんだけれど、男主人公のソラくんがいいキャラしているのがでかい。最初のほうは、作者も言うようにちょっとモブ顔だけどね。だんだん作られてきた。三白眼男子いいな。しっかりとヒロインを助けに行く姿はなかなかカッコイイ。

ソウマトウ, ギリギリアウト
ソウマトウ, ギリギリアウト

↑無駄な迫力。真剣なんだけどギャグっぽい。この真剣さが肝で、真面目にやればやるほどアホらしくていい感じだし、またあまり真剣なので変態っぽさも薄れている(同時に濃くなってもいる。変態道は奥が深い)。実際ハナからするとソラは救世主以外の何者でもない。ヒロインの顔が可愛いだけの漫画にラブコメのラベルが貼られていることが多い昨今、この漫画はちゃんと男女の関係性をもってニヤニヤさせてくれる

ところでソラくんはそっくりのお姉さん永遠がいるが、なかなかの美人さんなので、ソラくんも実はけっこうイケメンなんではなかろうか。というかキャラ単体では永遠が一番好き。三白眼姉弟ええなぁ。なかなか絵になる二人。っていうか徳山家半端ない。背景設定の良さもあって、この漫画はちゃんと面白い。

総評

変態とかじゃなく、ラブコメとしてオススメしたい漫画!