『f人魚』3巻(最終巻)感想:ちょっと不完全燃焼

G3井田, f人魚 3, 2014

さて、腐った人魚を中心としたドタバタコメディも今回で最終巻なわけだが……。

うーん……なんというか、不完全燃焼である。さすがにメロの正体は何人かはバレたが……で、メロが人魚であることを皆が皆すんなりと受け入れたわけではないのだが……うーん……そこ、か……?別にこの漫画で、亜人種との共存なんて描こうとしていたわけではなかろ…?でもこういう話をされるとそういう見方をしてしまう……。

多分、ラブコメ周りがきちんと清算されなかったので、自分的にスッキリしないのだと思われる。舞台は整っていたのに……。

終わってみれば、日常系として見るのが一番よいのかもしれない。以下最終巻こと3巻感想。

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なんだかなぁ

うーん、終わってしまった。終わってしまったのが残念かと言われると微妙なところなんだけれど、なんともスッキリしない。不完全燃焼。

というのは、ラブコメ周りがほとんど進展しないままに、さらにメロのBL勘違いさえ正されることないまま、最終回を迎えてしまったからだろう。ハイライト、人間ではないメロを受け入れる澪二たち。澪二はメロを単なる研究サンプルとしてではなく、家族として迎え入れ、七瀬は人外であっても一人の友人として受け入れる。

これはこれで綺麗な終わり方ではあるんだけれど、正直「そこ?」とどうしても思ってしまう。確かに、この物語において必要な描写だったかもしれない。しれないのだが……そこなの?

正されなかった勘違い

いや……だって、この漫画、亜人種との共存とか、家族観とか、そういうテーマってわけじゃあないでしょう。実際、世界観としては全然作り込まれてないけれど(亜人はもうこれ自体一大ジャンル!)、それがメインテーマと思えないから、一読者としても別にツッコミ入れようとは思わなかったわけで。まぁ人魚っていう設定を打ち込んでいる以上、ある程度絡むのは仕方ないにしてもさ。

メロは地上をBLの楽園だと勘違いしている、というのが大元の設定で、どっちかっていうとそっちが本筋なんじゃあなかったんやろか。勘違いするメロ、しかし澪二たちにその気はなく、繰り広げられる恋愛模様。この漫画で面白かったのって、そういうラブコメなところだったわけだし。純粋にギャグとしてはパンチ弱いところあるかもしれんのだけれど、その裏に恋愛模様が見え隠れしていたから面白かった。

にも関わらず、メロが最後までその勘違いを正されなかった、ってのはなぁ。やっぱりスッキリせんなー。そこを正すと、メロのキャラが死ぬ、という判断だったのかなぁ。それは展開次第だと思うのだけどなぁ……。

そして、皆にラブコメの光自体は当たっていたのだが、一人として進展した者がいないのは大いに残念だ。しかも最後までカップリングが不定のまま。辰水は澪二姉以外のほぼ全員とフラグたてていたなぁ。うーん。

まぁでも、ギャグ漫画でもラブコメでもなく、ちょっと変わった日常系として見ると、こういうものなのかなぁと思わなくもない。いや、しかし……それだったらまたちょっと見方も変わって、結局……うーん、うーん。

自分的には、あと一つなにかあればなぁ、という漫画だった。

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