『ダストボックス2.5』2巻感想:変人ってか変態しかいない

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作・高津カリノ。2018年2巻。

よくこのお人のラブコメは変人しかいない、などと表現されることがあるが、この漫画については「変態しかいない」感じ。大丈夫か。

皆さんの好きの形がなかなか特殊なので、落ち着かせるのはたいへんそうだ。

なんだかんだ仕事はしている。例の公務員たちよりしているかもしれない。まぁね、働いただけ金につながるしね。

まだちょっと、人間関係で化学反応が起きていない感じ。も少し時間がかかりそうかしら。以下2巻感想。

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フェティッシュなカップルは難しいよね

いつもの。おわり。

……でいいのかもしれないが、あえてあれこれ言うと、変人というより変態的なので、カップルとして落ち着けるのかどうか若干心配な感はある。特に一応看板カップルになるだろう神君とヒカリ、ヒカリが変態娘過ぎて、これは難物だなぁと。

考えてみれば声はその人の一部で、声だって立派なセックスアピールの一つなのだから、声が好き、はちゃんと好きの理由になると思う、ものの、あまりに声フェチ過ぎてアレである。その人の一部とはいえ、一部に過ぎないとも言えるうえに、声は他の身体的パーツに比べると、普通の価値基準からいけば、"一部"の中でも割合低めな感じがするので、いくらヒカリにとってそうではないとはいえ、なんともなんとも。

神君は神君で、WORKING!!猫組足立くんに通じる、静かなサイコを感じる。ってか既に実力行使(物理)に出ている分、より重症かもしれん。大丈夫かこの人たち。

まぁいつものことではある。

ラブコメの迷宮へ

まーでもなー、単なる声オタで終わっちゃうとね、やっぱ厳しいよね。それだとネットにぞろぞろいるのと何が違うの?ってなっちゃうし。ラブコメ的な浪漫がない。きっかけは変態でも、その人の人格・人生、すべてに食い込んでいく勢いがないとな、やっぱり。

その意味で、ダストボックス社長と叔母さんの絡みはとても好き。この迷宮から脱出しようとしているがやっていることは迷宮の奥深く、どちらともなくエスコートしていく感じ好き。

勇羽なんかもいい感じで迷宮入りしているのだが、早乙女のすべてを達観した感じはなかなか難しい。勇羽を完全にいなすことができてしまっているのが、ラブコメ的には微妙である。それだと、勇羽は可愛いなぁと思うけれど、それで終わっちゃうからなー……。

一人ひとりの個性が独立していて、まだ化学反応を起こすところまでは行っていないカップルが多い感じだ。今後に期待だなー。

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