『童貞地獄』感想:童貞とは魂だ!意志あるB級ラブコメ

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作・小菊路よう。

タイトルが強烈過ぎる1巻完結のラブコメ。表紙の子は微妙に角が生えてる。やから鬼やねん。セーラー服着とるけどな。

童貞という一大テーマを掲げ、見どころはヒロインの可愛さとそれに感化された主人公の頑張りであるが、その見どころ故にB級でもある。

ところでコミック版は落ち着いた表紙をしているが、Kindle版は商売っけのあるドギツイ表紙となっているようだ。コミック版のほうが雰囲気がよいので、ここではコミック版を掲載。

以下感想。

童貞は地獄に行く資格すらねぇよ?

童貞は性根がクソなので地獄に行くことも許さない。"童貞地獄"で魂を一人前に磨き上げてこい!というぶっ飛んだ設定。そんな世界で、童貞のまま死んだ主人公が、超絶可愛いヒロイン・オニコのために一皮剥けるまでを描いた話。男なら誰しもが直面する(かもしれない)童貞論と、ヒロインの可愛さが見どころ

童貞とは魂の問題であるとする、作中で語られる童貞論は面白かったんだけれど、ヒロインの可愛さについては痛し痒しな印象。このヒロイン、無茶苦茶いい子でとにかくストレートに可愛い。童貞地獄には鬼しかいないという設定であるものの、見た目は人間の美少女に角生やしただけなので何の問題もない。

オニコの裏表のないストレートな可愛さが漫画的には見どころであることは間違いない。しかし、いかにも童貞が好きそうなヒロインなので、このヒロインのために発奮するというのが、なんとも堂々巡りな感じがするのも事実。

とはいえ、肝心なことは、主人公が「オニコの気持ちはわからない」としたうえで、オニコに何かをしてあげたいと心から思い、行動したことなので、ヒロインの可愛さがファンタジーであることは本質的ではないかもしれない。しかし、童貞を肉体ではなく魂の問題とする見るべきテーマ性の重みはやはりどうしても薄れる。

そんなこんなで、総合的には、テーマ性を持った意志あるB級であるなーという感想。この漫画の童貞論は面白いし、さくっと読めるのがいいところ。

コミック版と電子版の表紙が違う件

ところで、コミック版と電子版で笑えるくらい表紙が違うようなので、2つ並べてみた(いずれもAmazonアソシエイト・プログラムより)。

コミック版
Kindle版

素人目にも、電子版のほうが売れそうな気がする。

コミック版は雰囲気こそ良いが、遠目から見て目を引くものはない。キャッチフレーズにしてタイトル、「童貞地獄」がパッと見でわからない。タイトルと絵のギャップがいいのだろうが、目を引かない。

一方、電子版はこの漫画は何がウリかが人目でわかる。強烈なタイトルと、可愛いヒロイン。いかにもな地獄。

ただあまりにもドギツイので、部屋には飾りたくない気がする。でも電子版なら飾る本棚もないし、電子版のほうが探しやすいだろうな。

雰囲気はコミック版のほうが良いし、あまりドギツイのを並べるのも嫌だったので、コミック版表紙を記事冒頭に掲げたが、電子版のほうが飾らないB級っぽくていいかなーと思う。

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